カウンセリング理論と、「許しなさい」という考え方
よろしくお願いします。
ある人生相談を見ていて、不自然というか疑問に思ったことがあるので質問したいと思います。
ある相談者が、許せないという思いを抱いていました。彼は両親に対して怒りを感じています。彼が怒りを感じるのは、彼が語るところを素直に聞く限り、私個人としては、もっとなことのように感じます。ですが、誇張かもしれませんし、抱かない人もいるのかもしれません。しかし、彼はそういう家族とも接しなくてはいけないので苦しんでいます。離れる選択は、部分的には可能ですが、まったく離れるというわけにもいかない・・・。
こういう状況があるとします。
この場合に、家族と接するのが苦しいのは、彼の怒りによるものだから、彼が両親を許し、育ててもらったことに感謝することによって、彼自身が救われる、気持ちが軽くなるというアドバイスがなされています。そしてそのことによって、相手も変わるとも。
理屈としてはわかるのですが、このような人生訓は、カウンセリングとしてはどうなのか?というのが感想です。相談する人にすら受け入れてもらえないわけですよね? こういう厳しい言い方に、本当の愛がこもってると彼らは言ってますし、中にはこういうのが必要なことだってあるのかもしれませんが、杓子定規にこういうことを言う人がたくさんおられます。カウンセリングの勉強したことがあるそうです。
私はカウンセリングの勉強はしたことがないです。しかし、カウンセリングの基本概念とは、ぶつかりそうだという印象を持っています。
実際の所、カウンセリングに、このように許せ、許さないことによって自分が苦しむという理論はあるのでしょうか?
念のためですが、あくまでも個人的な疑問として聞いていますので、ここで、このやり方を否定にしろ賛成にしろ、回答をもらったからと言って、何もアクションはしません。