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急に現実感がなくなる・・
最近はないのですが多分小学生から高校生のころまでずっとあった症状?なのですが、ふとした瞬間に現実感がなくなって視覚的にも何かへんな感じ、(と言っても変な色に見えたりだとか景色がゆらいだりするような感じではなく、何となく違和感のある感じ)がして「これは夢なんじゃないか?」と思って、自分が何をしだすかわからないと不安になってしまうということがありました。その感覚を味わうと、暫くはそれが後を引き、友人と一緒にいても「何かおかしなことでもしてしまったらどうしよう」と不安になっていました。 その当時は貧血で目がくらんでそういう感覚になるんだと思っていたのですが、最近、髪を抜くという癖が、本当にただの癖な場合と、精神病の一種であることもあると知り、 そういえば昔、急に現実感がなくなることもあったな・・と思いだし、疑問に思ったのですが、「現実感を失う」というのは何かの病気だったのでしょうか?
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病気というより、思春期には多かれ少なかれ誰にでもある事だと思いますよ。 子供時代を抜け出して大人になっていく過程では、心は「彼我」、つまり自分と、自分を取り巻く世界の境目を、体験と学習によって自分の中のどこに落ち着けるかを定めようとします。 しかし、ここで実際に体で体験する事の種類が少なかったり、自分と他の世界の違いに戸惑った時に、良いアドバイスを選択できるほど幅広く得られないと、思春期のホルモンバランスの乱れなども手伝って「今ここにこういう自分がいる」という自分自身をきちんと認識できなくなる事があります。 それまで体験してきた事の記憶と瞬間的にごっちゃになってデジャ・ヴュ感や夢の中にいるかのような気分になる、些細なことで不安や怒りを突然感じるなどが典型的な現れ方です。 年齢につれ環境が変わるなど様々な体験をし、自分で判断して進む経験を重ねていくと、このような非現実感や意味のない不安感は少なくなっていきます。 周囲や社会の環境によってはそういう心の成長ができずに、考え方や性格の一環として残り引きこもりなどに発展してしまうケースもありますが、現在相談者さんご自身が特に対人面などで大きく問題を感じていないなら、普通の経験だったと考えても良いのでないでしょうか。
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- acorn_001
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『離人症』と言う神経症があります。 体と心の一体感が薄くなり、自分を他人の視点から眺めているように感じたり、 見えている物や聞こえている音が、まるでテレビでも見ているように、傍観者になってしまって、”自分はココにいる”感覚がなくなるような症状です。