- ベストアンサー
ピッチャーはなぜ振りかぶるのか?
ピッチャーは 両手を頭の上にあげて、おなかに持ってきて、足をあげて・・・という順序で投げますが、最初の動作に意味はあるのでしょうか。 振りかぶる動作が無意味だと思いますが。 どなたか野球経験者の方、教えてください。
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
私は8年間野球をし、ずっとピッチャーをやっているものです。 振りかぶる動作ですが、勢いをつけるためと言うのが一番分かりやすいのですが、実際にはあまり変わりありません。 以前私は振りかぶっていたのですが、ある先輩に「疲れない?」と言われ、それ以降振りかぶらず投げています。 実際振りかぶったところで球速が5km/hとか上がるわけでなく、何が良くなると言う訳でもないと思います。 振りかぶった所でそう目に見える効果があるわけでないのにその動作で疲れてしまっても仕方がないですしね。 振りかぶる動作はその投手が一番投げやすい「リズム」「フォーム」と言ったものなのだと思います。 速球派投手で振りかぶっていると言えば松坂投手がまず思い浮かぶでしょうか。 松坂投手が振りかぶらなかったからと言って勢いが無くなって球威が下がるわけではないはずです。 もし振りかぶる事で勢いをつけていたとしても、足をゆっくり上げているのでそこでその勢いは絶たれるからです。 つまり、松坂投手は足を上げながら腕を上から胸の前に持ってくる動作が一番投げやすい腕の位置なんだと思います。 その「投げやすい位置」と言う点から見れば振りかぶらなかったら球威が落ちるかもしれませんが・・・ ちなみに#2さんの仰るような1,2,3のリズムと言うのはあまり感じません。 どこが1で2で3なの?と思ってしまいます。実際にそんなリズムならバッターは労せず打てるはずです。 バッターも一緒です。仮にバッターが1,2,3ならピッチャーは1,2ー(にぃー),3とでもすれば絶対打てませんしね。 確かに投手、打者ともにリズムは存在すると思いますが、「1,2,3」で一括りにするのはおかしいと思います。 それこそ白黒で放送されるような昔の投手を見ていれば1,2,3で投げていると言えるかもしれません。 言葉での表現は難しいですが、振りかぶって足を上げて一気に投げている感じがよく分かります。 あのように一気に投げれば勢いをつける動作と言えるでしょうが、今日の一般的な投手は一気に投げる人が少ないです。 唯一中日の朝倉投手が以前していた「すり足投法」がそれに近いと思います。振りかぶってその勢いで投げていました。 今日の投手のフォームは「安定感」を重視していると思います。逆に言えば足を下ろすまでの勢いを殺しているのですが。 ちなみに#2さんの仰る「2、足を上げつつ腕をうしろへ。「勢い、力を溜める」」の動作ですが、 腕を後ろへ下ろすのは「足を下げつつ」です。足を上げる時は腕は胸かお腹の辺りです。(一般的な話ですが。。。) 後気になったのですが、#1さんが仰る動作はここで言う振りかぶる動作ではないと思います。 野茂投手の場合一度腕を頭の上に上げ(これが振りかぶる動作)一旦胸まで下ろして足を上げつつ体をひねります。 普通の右投手が3塁方向に足を上げる動作を2塁方向にしているのがトルネード投法です。あれは振りかぶる動作ではありません。 テニスではサービスの時に「振りかぶる」と言う表現をしなくもないですが、野球の投球動作で言えば腕を回して投げる事です。 またゴルフの「振り上げる」動作も腕を回して投げる行為に当てはまると思います。アンダースローだと思えば・・・ ゴルフも「振りかぶっている」なら野球の打者も「振りかぶっている」事になります。そんな表現はしませんよね。 また野手が振りかぶる事は絶対ありません。そんな事してたら即刻交代させされます(笑 #1さんの仰るのは所謂テイクバックの動作の事です。腕を下ろしてそこから大きく上げてくる動作です。 外野手は投げる距離が長いので勢いをつけて遠くまで投げる為にテイクバックをとりますね。 内野手は素早く投げる為にテイクバックを省略して所謂スナップスローをします。 内外野ともここで言う振りかぶる動作はとりません。無論野茂投手の2塁方向にひねる行為も振りかぶる動作ではありません。 長々と語ってしまいましたが、振りかぶる動作は投手の投げやすいリズム、フォームを作るためと言うのが一番で、 勢いをつける効果もある、と言ったところです。こんな長文・乱文ですが参考になれば幸いです。
その他の回答 (7)
- nogaki2006
- ベストアンサー率8% (2/23)
Q & Aコーナーって面白そうですね。
- 参考URL:
- http://www.npb.or.jp/cl/
- nogaki2006
- ベストアンサー率8% (2/23)
プロ選手だからって正しいことをやっているかといえばそうでも無いですね。正しくやろうと心得ているかどうかは別問題で、確かに無意味に見える行為ですが、その行為を特定リーグの特定の試合に許されることがあるそうですよ。 http://www.jhbf.or.jp/ http://www.young-league.com/ 何の気なしにつめを噛む癖、ベンチで貧乏ほろ気、(地方言正式にはなんていうんでしょうわざとわかりにくくしておきます。)、チック 覚えはありませんか? 無意識に出るものだと思いますよ~。 先日女の子のソフトボール試合を見ましたが女の子もなかなか根性あるプレイをするものだと感心しました。 ごく普通のプロでもアマでも男の子より女の子の方がまめな点がが大いに関心しますよ、劣るのは体力と体格だけで、人間は“なれるよりなれろ”ですからね、 大いに遊んで大いに感動してください。 ちなみに私はプロでもアマでも無いフリーです。
- kenchang
- ベストアンサー率33% (46/137)
ワインドアップは、ひねり動作です。投球は、手先、または肩より先でボールを投げるのではありません。ひねった身体全身を、前方へ出すことでボールを投げます。そのためのエネルーギーをためる動作です。 因みに、ノーワインドアップと呼ばれる方法では、単純に身体重心を後方へ引き、前方への重心移動でボールを投げます。 ノーワインドアップでは、当然、ワインドアップ時より、投球威力は落ちます。ただ、ひねり動作が少ない分、コントロールといった面では有利に働く人もいます。 ちなみに、ランナーがいる場合のクイック投球動作でも、小さく、そしてすばやくワインドアップしてます。
「ただ、なんとなく」 という人が多いと思います。 スポーツは何でもそうですが、 感覚を鋭くするのが重要なものだと思います。
- 4by4-ko
- ベストアンサー率45% (86/190)
#2です。お詫びと訂正です。 野球暦は中学までの部活動とたまにの草野球程度です。 #3さんの言うとおり、「足を下げつつ」です。テイクバックと書けば良かった、恥ずかしいです。 リズムついては一応は客観的ではなく投げる側の感覚リズム(等間隔ではなく)を書いたつもりでしたが、所詮ただの私の感覚でした。 打者の説明も同じで、「1、構え」「2、テイクバック」「3、スイング」という私の感覚でした。 また、#2の回答で勢い、力を溜めると書きましたが、あまり力を込めたり球をギュっと握ることはありません。これも、ただの私の感覚ととってください。 質問者さんに回答できる程の経験も知識も足りませんでした。申し訳ございませんでした。
- 4by4-ko
- ベストアンサー率45% (86/190)
ワインドアップですね。 速球派の多いフォームですが、山本昌(D)のような技巧派?も使用している、一般的な投球フォームの1つです。 確かに、上げて下ろしては無駄な動作に見えます。しかし、その動作には意味はあります。 それは、リズムです。 投手の投球フォームは、サイドであれアンダーであれ大抵は1、2、3のリズム(一定の間隔ではなく)で投げています。恐らくは、投げやすいリズムの1つなんでしょう。(禁止された2段モーションは1、2、の、3) 1、振りかぶる。「投げる為の予備動作」 2、足を上げつつ腕をうしろへ。「勢い、力を溜める」 3、投げる。 また、集中力高める為に(コントロールを意識したり等)間とる動作でもあるのでしょう。 2、3は必要動作ですが、1は予備動作ですので一番個性(癖)が出やすい動作かもしれません。 たまに、セットポジションになると投球が不安定になる投手がいますが、あれはリズムが1、2になった事や集中する間が短くなった事が原因だと私は思います。(当然、ランナーが気になるのも理由ですが) 野手の場合は捕球までの動作を1としますが、遠投やコントロール重視の場合は助走やステップを1とします。 ちなみに、個性豊かな打撃フォームの打者達も1、2、3のリズムで振ってます。
- ok2inaba
- ベストアンサー率38% (47/122)
振りかぶることに意味があるのではなく、振りかぶった位置に意味があるのです。野球のピッチングに限らず、テニスやゴルフも基本的に同じです。 これらはいずれも、腰のひねりという回転力と、けり足から踏み込み足への体重移動を組み合わせて大きな力を生み出します。腕の筋力などは、腰を動かす筋肉や足の筋肉から比べれば非力です。だからこそ、足腰の筋肉の使い方が重要になりますし、ピッチャーは足腰を鍛えるわけです。(腕を鍛えるよりも足腰を鍛えた方が効果が高い) 回転する弾み車(おもり)にひもを付けて、ひもの先に玉をつけることをイメージしてください。回転する弾み車が足腰、ひもが腕、玉がボールです。(テニスならひもが腕とラケット、ゴルフならひもは腕とクラブということになります) 腕は回転して体重移動する足腰にひきずられて回転するしなるムチです。(腕は、腰の回転にタイミングを合わせてうまくしなることが重要) 回転運動や体重移動を利用するわけですから、セットアップ(投球動作の開始位置)は、なるべく体重を後方にし、なるべくからだをひねっておけば、強い体重移動と回転運動を生み出せます。「なるべく体重を後方にして、からだをひねっておく」という状態にするための動作が、「ふりかぶる」動作なのです。(極端なのが野茂英雄投手ですね。あまりにひねるので、トルネード(竜巻)投法と呼ばれます) ゼンマイで言えば、ゼンマイの力を発揮するために「ねじをまく」ところです。 野手も振りかぶらないわけではありません。ただ、ピッチャーのように自分の好きなタイミングで投げられるわけではないので、時間的余裕のなさから、振りかぶる動作がコンパクトで小さくなっているにすぎません。野手であっても、自分の好きなタイミングで最高速(あるいは最遠距離)を投げるなら、やっぱりピッチャーのように大きく振りかぶる必要があります。イチロー選手の「レーザービーム」(ホームへ指すの直球)などでは、さすがに大きく振りかぶりますね。でないと、さすがのイチローもホームまでボールがとどきません。
補足
>。「なるべく体重を後方にして、からだをひねっておく」という状態にするための動作が、「ふりかぶる」動作なのです。 私の言う「振りかぶる」はこんな意味なんですが。 両手を頭上に上げる動作。 違ってますか? http://members2.jcom.home.ne.jp/kuratateo/nakamura%202.jpg