化学系の研究室ならMerkIndexとかあると思いますが、ウェブ上でもCAS No.=358-23-6 で情報は記述してありますので参考にして下さい。
強酸の無水物ですので皮膚刺激性があり、ゴム手袋の使用が推奨されてます。また、保存法はNo.1で回答されているrei00 さんのおっしゃる通りで、湿気と激しく反応して分解して強酸を生成しますので、あとは加速度的に分解します。
私も良くやってしまいますが、また封管するのが面倒でパラフィルムくらいで密栓したつもりで冷蔵庫保管するのですが、これは駄目でしょうね。あと、冷蔵庫から取り出してすぐに蓋を開けようとする人がいますが、あれでは瓶の中で露結して下さい、と言わんばかりのやり方ですので、その後の試薬の寿命は当然短くなります。
姑息な手ですが、バイアルに詰めてゴム付きの口栓をかしめて蓋をして、後はシリンジで抜いて使う、という手は如何でしょう。これも長期には保管しないことが前提ですが・・・
ちなみにトリフルオロ酢酸無水物の場合は毎回トリフルオロ酢酸と五酸化リンで無水化して使う量だけ作ってました。沸点が40度で保管が大変なのと、買うと高かった(学生時代のこと)のが理由でしたが。実験結果をうまく出したいのなら、もったいないようですが、使い切りの使用が正しいと思います。
お礼
ありがとうございます。MerkIndexは研究室あいにくありませんし、CASもWEBで検索できるということのようですが、方法教えていただけると幸いです。 さて、試薬のことについてですが、やはり使い切りが一番よさそうですね。10gといえども、密度は1.320で7.5mlしか入ってませんので・・・。類似の化合物も同時にトリフラートにしようと思ってますので、一回でやはり使い切るのが無難ですね。(まだこの試薬を用いて合成法が確立できるわけではありませんので・・・。) ところで、トリフルオロメタンスルホン酸無水もこの方法で作ることできるんでしょうか。(参考文献ご存知でしたら、酢酸の方でもいいです。よろしくお願いします。)