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TBO(公開買い付け)をわかりやすく

 TBO(公開買い付け)というのがわかりません。  例として、村上ファンドの阪神株ですが、なぜここで阪急が出てくるでしょうか?  そもそも TBO(公開買い付け)の意味がわかりません。  素人にもわかるようにわかりやすく教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • merlionXX
  • ベストアンサー率48% (1930/4007)
回答No.1

さまざまな思惑が絡む、村上ファンドや阪急HDのことはさておき、TOBとはTake Over Bidの略で、M&A対象企業の株式の公開買い付けを行うことだというところまではおわかりですね? このように企業買収を目指す投資家が、買取の株式数や期間、価格などを公に発表して、不特定多数の株主から市場を通さずに売買の募集を行うことで、証券取引法に定められた制度です。 株式市場を通しての通常の株式購入では、一般的に大量の買い注文につられて株価が上昇するリスクがありますが、TOBでは一定の価格を設定することで短期間に大量の株式を購入できるメリットがあります。

taiyo7
質問者

お礼

 早速のご回答感謝申し上げます。  メリットはわかりました。  わからないのは「阪急がなぜ公開買い付けをするのか?」ということです。  阪急も阪神がほしいのでしょうか?  あるいは、阪神に頼まれたのでしょうか?

その他の回答 (3)

  • merlionXX
  • ベストアンサー率48% (1930/4007)
回答No.4

> すると、村上ファンドも阪急も、どちらも阪神の経営に手を入れようとしているわけです。 違います。 村上ファンド(に限らず投資ファンド)の目的は、投資家から集めた資金(ファンド)をいかに効率よく運用するか、つまり、いくら売買益を得るかです。投資ファンドが経営権を握ってもあまりうまみはありません。だから阪急のような買い手を探し、高く売りたいのです。両者の秘められた思惑まではわかりませんが、これは間違いありません。

taiyo7
質問者

お礼

 何度もすみません。  わかりました。  ありがとうございます。  阪急は経営権を手中に収めるチャンスだとみているわけですね。  

  • merlionXX
  • ベストアンサー率48% (1930/4007)
回答No.3

No1です。 >「阪急がなぜ公開買い付けをするのか?」ということです。 > 阪急も阪神がほしいのでしょうか? 欲しくなければ買わないでしょう? 少なくとも 2006年4月13日 新聞各紙に、阪急ホールディングスが阪神電鉄株の買い取り検討しているとの情報が漏れて報道される。 2006年4月24日 阪急ホールディングスの取締役会が阪神電鉄株をTOBによる買い取りを承認。 2006年4月28日 阪急ホールディングスと阪神電鉄が経営統合することで基本合意。 と報道されています。 部外者にわかるのはこれだけです。

taiyo7
質問者

お礼

 再度のごていねいな説明ありがとうございます。  すると、村上ファンドも阪急も、どちらも阪神の経営に手を入れようとしているわけです。  そのとき、村上ファンドだけがきらわれて、阪急が「救い主」のように思われるのは、間違った理解ですよね。  どちらも、ここをチャンスと、株価の上昇による利益、または、経営権の取得に動いているわけですから。  どちらも同じですよね。 (悪いといっているわけではなく、どちらも同じ経営戦略だといっているわけです。)

  • ajyu7
  • ベストアンサー率55% (142/254)
回答No.2

制度の概要はNO1さんの仰るとおりです。 日本と海外では少し制度が異なります。海外では、基本的にTOBは投資家保護のための制度です。 例えば、今回の阪神を例にしますと、阪急は大株主の村上ファンドから株を買えればほぼ阪神の経営権を取得できます。しかし、今回の例のように市場で決まった値段ではなく、今回は市場価格より安く設定しましたが、阪急が村上ファンドから市場価格より高く買ったとすると、その他の株主は大損をします。阪急は勝手に経営権を取得するわ、自分の株を高値で売る機会すらないわでさんざんです。市場内で売買されていれば、好きなときに売れますが、相対で取引されればうれないということは、投資家の権利を侵害するため、TOBをさせ、応募してきた人には募集価格で買うという意思表示をまずさせるわけです。英国ではTOBの際は全量買取義務があり、応募者全員の株を買わないといけません。(日本では目標とする株数が公開されていますので、全量買取義務はありません。) ライブドアが時間外取引で売買したときも、「偶然売りたいという人と、かいたいという人が、同じ値段で注文を出していた」というなら問題ではないのですが、「売りたい人と買いたい人が話し合って市場外で値段を決めて取引した」とすると、TOBの考え方のように「他の投資家の権利を侵害した」ことになるため、大問題になったわけです。(その後の粉飾等は事実とすれば論外ですので省略します)。

taiyo7
質問者

お礼

 すばらしいご回答感謝申し上げます。  だいぶわかってきました。  「阪急が、今をチャンスとみて、阪神の経営権を手中にしようとしている」と見ていいわけですね?

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