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早期痴呆(認知症)の合宿治療について
82歳の父が1年前自ら「頭がボーッとしている」といって脳神経内科に受診しました。脳シンチグラム・脳の血流測定などの結果から認知症と診断されアリセプトも服用しています。介護認定も受け(要介護1)デイケアも週1~2回通所しましたが1年経ってゆるやかに進行しているようです。 「認知症は治る」という本に出会い今の父の状態が良くなればと希望を持ちました。静岡にあるそのクリニックでは半年間生活改善のプログラムを中心に少人数グループで散歩・ゲーム等をこなすことにより前頭前野の働きを良くすることで認知症を治療するらしいのです。 そこで治療を受けられた方、もしくは関連情報お持ちの方回答お待ちしております。
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誤字だらけで申し訳ありませんでした。 実習で1日だけ、認知症対応型のデイサービスを経験させていただいたのですが、「家に帰りたい」と時間夕方頃になるとどなたもおっしゃっておりました。 デイサービスが終わり間際になると、帰りたいをなだめるのに終始していました。 実施しているところがあまりにも少ないですよね。それだけ対応が困難であることも否めないのが事実です。 グループホームでは、帰りたいばかりに本人さんも必死です。杖を振り回されたり、コップを割られたりされます。 それでも施設の体裁上、落ち着いて居られますと述べざるを得ない環境に介護員はあるのが辛いです。 家族に心配をさせないとの配慮もあるのですが、これを本人が「あきらめる」まで続けるのは、大変です。裏話になってしまいましたが、実体です。 今までの住み慣れた環境が本人にとって安寧の場であることは間違いがないようです。 介護員も家族さんの対応には何年経ってもかないません。それほどに家族というのは切っても切れない関係であることを切に感じております。 一般のデイサービスでも、本人さんが楽しまれているのであれば、意味はあると思います。高齢期にになると、知人などの同年代の方と死別して孤独になるのが一番堪えるようです。そこで「生き甲斐」が重要になってきています。 デイサービスが活用できるのであれば、社会に出て交流が出来ると言うことで、メリットがありますよ。 出来るだけ明るい毎日を過ごしていただきたいですよね。
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- cwswcm
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通常、入院入所や引っ越し等は認知症の悪化要因となる、とされています。改善プログラムによって環境変化以上の効果が得られるかどうかで判断されるといいかと思います。 そのクリニックでの実践内容自体は目新しいものではないと思われますが、実施する担当者の力量によっては大きな効果が上がる可能性もあるかとは思いますが、私自身なら、出来るだけ自宅近くでいい実践を積み重ねているデイサービスなどを活用すると思います。 もし可能であるならばクリニックに出向いて見学させてもらい、利用している方がどんな表情をされているか、ご近所のデイサービスと比較なさるとよろしいかと思います。
お礼
ご回答ありがとうございました。 >改善プログラムによって環境変化以上の効果が得られるかどうかで判断されるといいかと・・・ 合宿治療を取り入れて2年程のようですのでやってみなければ成果は わからないといったところでしょうか。ただごく初期症状の(一定の要件を満たす)方のみに限られているので恐らくワン・チャンスなのだろうとも思います。本人が病気に対する自覚をまだ持てる状態ですので、本人の気持ちに添っていきたいと思います。 御自分の立場にたってのご回答感謝致します。
- sinkyou
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認知症については、まだまだ医療・臨床では研究段階であるといえます。 私は、認知症対応型のグループホームで勤めております。 入居者さんの受診の付き添いで説明を聞いていますと、内服薬は認知症の進行をあくまで遅くする効果しか望めないようです。 よく、20才から脳細胞は徐々に減っていくと言われていますが、人間の脳の必然的流れなのかもしれません。 私も身内の介護に関わり、薬のことや情報をホームページで調べましたが、根治させる情報は得られませんでした。 だた、脳を活性化させることで、進行をくい止めることは出来ると言った情報はあります。 それは、対象者である認知症の方が、自発的に物事を考えるというものです。考えることで脳は自然と使っています。 薬服用以外に方法は脳を使うことしか今はないようです。 以下のURLでも、質問者さんと同じような治療を行っている医療機関は存在します。やはり、長期の入院というような形を取っていますね。 わたしは、脳が活性化するというCD付きの本を買い聞いてみたのですが、あとからその本に関連するホームページをみると、プログラムを売る目的の本だったのです(経験者は大勢いらっしゃいます)。 質問者さんの読まれた本も、クリニックのプログラムを受けにくるのが本来の目的の著書かもしれないので要人が必要かと思います。 介護の仕事と課程での身内の介護で何とか出来ないかと私も情報収集に当たりましたが、生活環境を帰ると認知症が進行する可能性を介護の本で何度も読んでおりますので、半年間生活環境を代えて果たして進行せずにおられるかは疑問ですね。 介護の経験上、本人の立場に立つと、私の意見では「危険な賭け」は避けます。 作業療法的な折り紙をしたり、色を塗ってもらうようなことをしてもらったり、お米をとぐのを見守りながら手伝ってもらったり、洗濯干しを見守りつつ、改装法である昔のことを聞き出して、脳に刺激のある思い出してもらうことに力を入れております。 入所されたばかりの方は、家族のことをしきりと聞かれます。中には、家族に見放されたと号泣される方もいらっしゃいます。仕事とは言え辛い思いをしております。 やはり、身内の介護では、住み慣れた家庭での介護を出来る限りやりたいと思っております。 長々と意見を書いてしまいました。介護という仕事をしていて、認知症という症状に日々携わっている身内として意見を述べさせていただきました。 介護をするのは家族が一番理想であるということを仕事を通じて痛感しております。 もし、預けられて、棄てられたという妄想を本人さんが持たれて、プログラムを終えて帰ってきたとすると、家族同士で、荒そう羽目になる可能性もあります。 亡くなった身内がそうでした。最後の最後まで悪く思われ、なにをしても否定的な会話で、恨まれていた誤解を解くために説得しても全く誤解は解けないままでした(少し攻撃的な人だったため)。 ご自身の意見がまだ言える状況でしたら、本人承諾のもとでプログラムに参加されるのでしたら、一度じっくりと話をして納得されないと誤解を生むことも知って置かれると良いかもしれません。体験上辛い思いをしましたものですから…。 どうかご尊父様を大切になさってください。
お礼
専門家のお立場から、またご経験から貴重なご意見ありがとうございました。本人は自分の病のことは良く理解しているのですが、老夫婦二人暮しのため身近な母が父の病状をなかなか受け入れられず症状を進めてしまう様にも感じています。今は月に5日ほど私の元へきてもらい様子を見ている状況です。大家族のもと一家団欒があればこの程度なら家族でカバーできる・・そんなお年よりが多いのでしょうね。 デイサービスもたくさんできていますが、軽度の認知症に合わせたプログラムが少なくなかなか父が満足できるところがありません。 >質問者さんの読まれた本も、クリニックのプログラムを受けにくるのが本来の目的の著書かもしれないので要人が必要かと思います。 そういうことがありうると思います。 積極策をと思い合宿を視野に入れましたが、もう少し考えてみます。 ありがとうございました。
お礼
何度も回答ありがとうございます。 参考URL拝見しました。同じような取り組みをしている所があるのですね。金額的にも同じような状況でした。 > 施設の体裁上、落ち着いて居られますと述べざるを得ない環境 > 本人が「あきらめる」まで続けるのは、大変です。 なるほど、大変な実情がよく伝わってきます。ましてや介護される本人の心情もよくわかります。ここへ行き着くまでの手当てが本当の介護のニーズだと思うのですが介護保険制度が変わってもこのあたりの対策が後手にまわっているようですね。 どうしたら認知症の進行を遅らせる事ができるのか、学習しますね。 NO,1の御回答にアドバイス頂いているので参考にしたいです。補足アドバイスがありましたらよろしくお願いします。 ありがとうございました。