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地上170mの風速って?

私は、建設業に従事している者ですが、ご質問があります。 大抵の建設現場での作業は、地上での風速を吹流しの角度で目視確認し、当日の高所での作業が可能かどうか判断します。 私が今、作業をしているのが、地上170mの煙突(福岡県大牟田市の海沿い)での作業になるので、地上での風速測定で高所作業が本当に可能かどうか、判断が迷います。 一歩間違うと事故につながるので、誰かこの件に詳しい方、お教えください。

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  • GTAC
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回答No.2

建設現場の安全管理上、風速測定をどこでやるのかというご質問だと思います。答えは、「風速の測定は義務ではない、災害が起きないようにリスクを低減するために行うものである。だから災害を未然に防止するために必要ならそれなりの測定を行う」ということです。 煙突の建設の場合、クレーンの先端か、建設中の上空の足場に風速計を設置し、常時監視できれば問題ないでしょう。 塗装等の保守・点検の場合で足場も無く、(らせん階段を使用して)の1,2日仕事であれば、地上で測定したデータでもやむを得ません。ただし、これは昇降とか小物の運搬などであれば地上と上空の風速に差があったとしてもそれほど影響が無いだろうという前提に立っています。 もし170m上空でシートを広げるとかの風による影響が著しい作業を行うのであれば、個別に作業のリスクを検討しなければなりません。 地上ではOKという判断で作業に着手したが、上空は思ったより強かったというのであれば、上空で作業指揮者の方に再度測定して判断してもらうしかないでしょう。(所長がいちいち登れないのであれば、登る人の中から指揮者を決めて教育訓練し、安全上の責任を任せるということです) また、風速測定は作業着手前だけでなく、適宜測定する必要があります。適宜とは、台風接近時や春一番、雷雲の接近など時々刻々変わる場合は、測定間隔を短くするということです。出来れば測定記録を残しておくことが身を守ることにつながります。 繰り返しますが、 個別にリスクを判断する 現場は時間とともに変わることを念頭に置く がポイントです。ごあんぜんに

ryuty1969
質問者

お礼

大変参考になりました。ありがとうございました。 新米の作業指揮者の私ですが、少しずつ経験を積んで行きたいと思います。 あまり詳しいことは言えませんが、私の従事している作業は煙突解体前の除染作業です。 複合的な作業になるので、また質問しちゃうかもしれません。

その他の回答 (1)

  • ultraCS
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回答No.1

保安の立場からではなく、気象観測に携わった経験から 風速に関しては、高度が上がれば地上より大きくなる傾向はあります。これは、東京タワーなどでの鉛直方向の観測によって裏付けられています。 これに地上だと接地層での摩擦や地形による擾乱が加わります。 風速の鉛直分布について、東京タワーと都内任意地点での観測から求めた以下の論文を見つけました。 http://www.env.go.jp/air/report/h17-02/04-2.pdf このなかで、示されている式 高さNmでの風速=過剰減衰比×東京タワー250mの風速×(N/250)^0.15 で、海沿いということで過剰減衰比は1、高さ170mと5m(吹き流しの高さ)を代入すると、5m地点と170m地点の風速比は1.69になります、この論文が地面粗度の大きい東京地区を対象としているので、大牟田地区の沿岸部であれば、もう少し比率は小さくなると思いますが、参考にしてください。 なお、170mであれば、地上に比べて風向や風速の変動は小さくなり、割と一定の風になります(作業してりゃわかりますよね)。

ryuty1969
質問者

お礼

すっごい難しいですね。でも本当にありがとうございます、他人の自分にあなたが時間を割いてくれたことに感謝します。 ちゃんと研究して、自信持って答えられるようにしたいと思います。