お礼のメッセージ有難うございました。
>>温度差が大きいと川面からの蒸発量が増えます。
>ここがちょっと難しいです。
この部分について回答してみます。
温度差が大きい媒体(この場合は相対的に温度が高い川の水と、放射冷却で温度が下がった地表面の空気)が接しています。
温度とは(一番単純な表現を用いますと)媒体を構成している物質の分子運動の激しさを表現した数値です。その温度を絶対温度といい、T(K:ケルビン)で表し、セルシウス温度目盛の℃の値に273(正確には273.15)を加えた値です。ー273(℃)はT=(-273)+273=0となります。その温度を絶対温度0度(K)といい、この状態は分子運動が全く停止することを意味しています。
逆に0℃(=273(K))や-10℃の温度では、それなりに分子運動が盛んであることを意味しています。
そこで、温度差があるということは、水の分子運動の激しさが、地表面の空気の分子運動より大変激しいことになります。
その激しさの差が大きいほど、水分子と空気分子(主に窒素分子と酸素分子をさす)が衝突した際、分子運動の激しさが一様になるように、激しい水から穏やかな空気へと伝わってゆきます。
それは運動の激しい水分子が、温度差が大きいほど多量に、水蒸気になって蒸発し、運動の激しさを平均化するように作用します。
そのときには水から分子が蒸発熱としてエネルギーをもらって水蒸気になり、空気中に入ります。でも最初に述べたように冷気(窒素や酸素分子)に触れて熱を奪われ、集まって水滴になります。
水蒸気がエネルギーを奪われ限度に達すると、水蒸気としては存在できず、水蒸気同士がくっつきあって集まります。これが凝縮と言って液化すること、すなわち水滴となることを意味しています。
お礼
なるほど。少し難しかったですが大体理解できました。 自然はすごいですね。目に見えないミクロの世界で凄いことが、凄い勢いで起きているんだと感動しました。ありがとうございました。