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神経症(恐怖症)は前時代的な症状でしょうか
私は今、神経症になっています。潔癖恐怖などが主です。 なぜ、こんなことになったかはっきりきっかけはわかりませんが、漠然と「万全を期さないと何か体に悪影響があるのではないか」と言う心配が生じてきてしまったからです。不必要な清潔主義にこだわっています。 これを少し考えてみると、昔の宗教心みたいなものに近いのではないかと思えてきました。神社仏閣におまいりして、厄をはらおうとしたり、願掛けをしたり、あるいはタブーを恐れたりする。それらをやらないと「理屈はわからないが、もしかしたら祟りがあるのではないか」「理屈はわからないが、願いを聞いてくださるのではないか」という希望から、非科学的な習慣が続いてきたのでしょう。実際には、無病息災を願うなら、願掛けよりも実際上の生活の改善、健康生活を続けることが重要なはずです。でも、さらにお参りをしないと気がすまない。 今の症状もまさにこれに近くて、動機を同じくして、神社仏閣の変わりに自宅で洗浄儀式をやっているわけです。 ですので、原始帰りが恐怖症の一側面といえなくもない気がしますが、こういう考え方は妥当でないでしょうか。
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- altosax
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こんにちわ 私も精神と宗教的信仰の関係に興味を持っている者です。 よく「神経症の時代」といわれるように、神経症は古代というよりは現代病 として位置付けられていると思うのですが、「人間の三欲」にすべてが支配 されていた古代と、「高度な」現代社会と何が違っているかなあ?と考えだ すと、どうもあんまり違わないようにも思えてしまいます。 (これは人それぞれの受け止め次第になってしまいそうですが…) 人間は精神的に高度だからゆえに宗教(哲学)が生まれ育ったと考えると、 古代宗教の時代から現代の新興宗教まで、実は何も変っていない、古代から 人間の頭の中は変っていないんだろうなあ、と妙に納得したりもします。 神経症は、おおざっぱに言い換えると「不安へのこだわり」とも言えますの で、古代の不安というと「死ぬか生きるか」という原始人の不安からはじま って、中世になると「天国へ行けるのか地獄に落ちるのか」という宗教的な 不安が大きくなってきて、現代になると「汚いからとにかく石鹸で手を洗わ なければ!この石鹸は殺菌力が弱いからもっと強力な石鹸に買い替えなけれ ば!」などといった科学技術的な知識があるからゆえの新たな新型の不安が 生まれてしまうんだと思います。 ・・・そういう意味では「行き届いた教育によるいろんな知識ゆえの不安に 感じる要素」は現代のほうがたくさん「不安の選択肢がある」状態なので、 現代は神経症の時代、と言われるんだろうなあ、と私は理解してみました。 私もいろいろこだわりがちなので悩むんですが、なんだか「どうぞ、よりど りみどり、お好きな不安をどうぞ」とメニューを目の前に見せられながら生 きているのが現代社会のような気がして、これは結構おぞましいですよね。 そういう意味では「無頓着」だったり「精神的に原始的」(こういう言い方 はよくないとは思うんですが…)、な人ならば神経症にはならずに済む、と いうことになると思います。
- hakkushon
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強迫神経症や躁鬱症は依然として現代病であると思います。 何かのきっかけでいつでも、誰でもなりうる病気と考えてよいと言われます。特に、ストレスの多い現代は、かかる率が増していると、考えて宜しいと思います。そのようにまず肩の力を抜いて、リラックスしてください。強迫神経症になる方は、心が誠実で真面目な方が多いと聞いています。その意味からも、これを脱却できたときは、他人様を助けるなど、社会にとって、貴重な働きをする可能性を秘めた方と考えられます。 神経症が発症したときは、何もやる気がしない、あるいはなかなか起きる事が出来ない、などといった症状が出て、病気をご存じない方からは怠け者視されたりして、大変苦しいことと思います。 でも、治ります。特に自分で意識しておられるなら、あまり重症ではないと考えられます。 一つお勧めいたします。 東京慈恵医科大森田療法室をお訪ねになってみてください。 私の良く知っている方が、二回の入院治療で完治し、現在は三児の母で 社会人として立派に活躍しております。 森田療法室はご自分で訪ねないと応対してくれません。機会があったら一度アドバイスを受けてみてください。大変親切に応対してくださり、話を良く聞いてくださいます。
お礼
なかなか思うように改善されません。森田療法は以前やっていましたが、性に合わなかったようです。確かにおっしゃるような傾向はあったのですが、解決の糸口となると難しいです。 それで、いま私は宗教性の問題について質問したわけなんですが。
お礼
ほんとにそのとおりだと思います。情報が多いと不安も比例して増大します。それらが現代人のおおきなストレスとなっているのは事実です。うまく処理していける人ならいいのですが、神経症体質のものには、過酷な時代とも言えそうです。