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シアヌーク元国王の北朝鮮訪問。

シアヌーク氏はなぜ北朝鮮を訪問したのでしょうか??北朝鮮は独自の路線を貫く社会主義国家ですよね?そこでカンボジア内戦のときに社会主義者のポルポトと戦ったシアヌーク氏が北朝鮮を訪れるというのは何か深い意味があるのでしょうか?ただのバカンスとも思えないですし。。 どなたか明るい方、ご教授願います。

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  • k99
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回答No.1

 北朝鮮は社会主義国家と言うより「金氏朝鮮」(c)いしいひさいち とでも言った方が良いと思いますが・・・。 さて、共産系国家と言っても実は一枚岩ではなく、冷戦下ですらそれぞれいがみあっていました。 #ま、国内の共産系セクトが革命で共闘できず、凄惨な内ゲバにうつつを抜かしているのと同じ様なものです。  中国とソ連は仲が悪く、中国とベトナムも仲が悪い。中国と北朝鮮、ソ連とベトナムは比較的良好な関係です。 で、カンボジア内戦史をザッと辿ると(かっこ内は背後国家) シアヌーク国王→  ロン・ノル(アメリカ)→   ポル・ポト(タイ・中国)→    ヘン・サムリン(ベトナム)→     内戦終結 と辿っています。  で、シアヌークは途中まではポルポト派-毛沢東主義に影響を受けた-と共闘していたのです(途中で余りのファナティックさに離脱しますが)。亡命先も中国でした。  この際に中国がカンボジア国内のシアヌークの身辺警護などに使ったのが北朝鮮兵でした(カンボジアで元々対華僑感情が悪い上、ポルポト支援で更に感情が悪化し、直接介入を避けた)。  このため、シアヌークと中国・北朝鮮は強いつながりがあるのです。  また、この期間中に金日成と個人的な友誼を持ち、現在でも金ちゃん専用の超高級医療スタッフによる治療を受けたりしているようです。

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  • cse_ri2
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回答No.2

No.1の方の回答と重複しますが、ロン・ノル将軍のクーデターで国を追われたシアヌーク元国王は流浪の身の上となるのですが、その元国王を迎え入れたのが中国と北朝鮮でした。 特に北朝鮮は熱烈に歓待したらしく、シアヌーク元国王は故郷のようにも感じているとのことです。 参考:『日本財団』-『ざいだん模様』-『カンボジア「国民の父」?シアヌーク国王の孤独感』  http://nippon.zaidan.info/kinenkan/moyo/0001228/moyo_item.html ついでながら、小ネタを。 シアヌーク元国王が北朝鮮に滞在していたとき、映画好きの元国王は自らが監督・脚本・主演の映画を撮影しました。 その映画の内容が何と、  >大東亜戦争中、カンボジアに入場し白人の植民地支配を打破した  >帝國陸軍の長谷川大佐の物語。 だそうです。(笑) エキストラは全て北朝鮮の軍人とのこと。いやはや、この映画を一度でいいから見てみたいものです。 参考: 『かおすカンボジア』  http://www.remus.dti.ne.jp/~raizou/0504.htm#29 『sub462 日米開戦前後』  http://www1.toptower.ne.jp/~katumata/sub462.html

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