こんにちは。
普通の生活では、摩擦や抵抗などがあり、物体に力を加え続けないと
その運動はいつかは止まってしまいますよね。
でも、地球は特に力を加え続けなくても、ほとんど同じ勢いで回っています。
回りが真空の宇宙空間なので、最初に回り始めた勢い(慣性ともいいます)で
回り続けることができるのです。
他の惑星でも同じです。
なぜ、最初に回っているのか。
それはおそらく、最初に原始太陽系星雲から私達の太陽系が形成されるときに
そのガス全体に回転運動の成分があったからではないでしょうか。
また、その後の隕石の衝突などにより、自転の速さが増したり減ったりしたことも
あったでしょう。
でも、実は地球の自転は、ホンの少しずつですが、遅くなっています。
主な原因は、潮汐というか、海水と陸地との摩擦です。
潮の満ち引きは月や太陽の引力と地球の自転により起きる現象ですが、
例えば、鳴門のうずしおなど、陸上にいる私達から見れば
すごく早く海水が運動する(当然海底との摩擦がある)ところもありますよね。
これは、地球の自転を遅くする方向にはたらく力で、
このようなことにより、地球の自転はすこしずつ遅くなっているのです。
大きな惑星(木星や土星など)では、もともとの慣性が大きいので、
(その惑星ができたときの自転周期がもともと短かったのかも知れませんが)
なかなか自転が遅くならず、現在でも自転周期は10時間くらいです。
参考URLもご覧下さい。
では。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 慣性の法則で回り続けているのだろうくらいのことしか分からなかったもので・・最初の回転の力を知りたかったのです。 原始太陽系星雲の形成の時というご説明と、参考URLで分かりました。また、地球の自転が少しづつ遅れていくことのご説明ありがとうございます。地球は自らの力でブレ-キ(摩擦)をかけてるんですね。