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アイヌ語について
このGWに初めて北海道に行ってきました。 今まで海外ばかりに目が行っており、恥ずかしながら国内の文化にはあまり興味を持っていなかったのですが…1週間たっぷりと北海道を堪能したことで、この大地はかつて本当にアイヌ民族のものだったのだという思いが沸々とわいてきました。今更ながら、アイヌ文化を勉強したく本を探したりサイトを見たりしている次第です。 ところで、旭川にある「川村カ子トアイヌ記念舘」を見て廻っていたところ、売店のおばさん達が小鳥の囀る様な言葉で会話を交わしていました。私が近づくと知らぬ間に標準語に切り替えて私に話しかけてきました。展示物のある建物の中でも、見て廻っているカップルや夫婦が、売店の方と同じ様な言葉で話していたりしました。ところどころ私の分かる言葉になったりもするのです。彼らはそれぞれ個人でこの記念館に来ている様だったのですが、アイヌ語を話していたのでしょうか? 展示資料では、純粋なアイヌ語を話せる人は殆どいない様に書かれてあったので、とても不思議な気持ちがしたのですが…それともこれは、私が「そうあってほしい。アイヌ語が生きていて欲しい」という希望がそう聞こえさせただけのものなのでしょうか? 今もあの、乾いた埃っぽい部屋に小さく聞こえていた、音楽的な響きが忘れられません…。
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アイヌ語について無知な北海道民です。 おそらくですが、それは単なる「北海道弁」ではないかと思います(笑 アイヌの血をひいた友人なども身近におりますが、アイヌ語は数十の単語くらいしかわからないようです。彼女の亡き祖母は外見も和人とはかなり異なっており(彫りのふかいお顔)、学生時代にアイヌの伝承なども聞かせてもらいましたが、その方でもアイヌ語の「会話」はできないようでした。 ましてや若いカップルが話せるのはものすごく珍しいケースではないかと思うのです。 いわゆる北海道弁(方言)は地域によっては聞き取れないくらい速くて独特のリズムがあるので、今回はそれだったのではないかと思いますが。。
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- north073
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北海道出身者です。 私も、#1のご回答にあるとおり、アイヌ語ではなく、日本語を土地のイントネーションで話していただけだと思います。 私も、国内を旅行すると、特に西日本に行くと、その土地の方々が話している言葉が、違う言語のように聞こえることがあります。(北海道では、西日本系の言葉を聞く機会がほとんどなかったので) ぜひ他のところにもいらして、その土地ごとの言葉の「音楽的な響き」を確かめてみてください。 ちなみに、アイヌ語については、参考URLのような講座もあります。アイヌの伝承については、知里幸恵『アイヌ神謡集』(岩波文庫)が有名ですね。他にもいろいろな本が出ています。
お礼
お返事が遅くなって申し訳ありません。 やはりアイヌ語ではなかったのですね…。北海道弁というのは標準語に近いイメージがあったので、まさかあんなに聞き取れないものだとは思いませんでした。また、私は西日本在住ですが、自分達の言葉がそんなに特殊なものだと意識したことは、正直今までありませんでした…。 色々と資料なども教えて下さってありがとうございます。もっとアイヌの文化が日本の先住民族の文化として大切に保護されればと思う次第です。 ご丁寧なお返事をありがとうございました。
お礼
お返事が遅くなって申し訳ありません。 やはり私の希望でしかなかったのですね…^^; 北海道弁というのは標準語に近いイメージがあったので、まさかあんなに聞き取れないものだとは思いませんでした。 アイヌの血筋の方かなぁ、と思われる方が数人、スタッフとしていらっしゃったのですが、まじまじと見つめるのも失礼かと思いしっかり確認できませんでした。 資料館の展示物の状態もあまりよくなかったので、もっとアイヌの文化が日本の先住民族の文化として大切に保護されればと思う次第です。 ご丁寧なお返事をありがとうございました。