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必死の定義について
玉方に受けがまったくない状態(どう受けても必ず次に詰む)を必死というと思うのですが、必死問題集に載っている局面そのものも必死に近い性質があるように思います。単なる二手すきではなくて、受けないと確実に必死の局面に追い込まれる状態だからです。ただ、この状態は一応は二手すきだから、相手方に詰めろをかける手があればまだ負けではないです。とりあえず、受けないと王手または詰めろの連続で必死に追い込まれる局面を準必死と呼ぶことにしてみます。そうすると王手または詰めろまたは準必死の連続で玉方を必死に追い込むことが出来る、というより高度な問題が出来るように思います。準必死は詰めろでない以上、相手に詰めろをかける手が存在するばあまり意味をなさないですが、ここではあまり実戦的なことは考えないことにします。 準必死も絡めての攻めであれば、王手か詰めろだけの攻めよりもより広い攻撃方法であって、かつ相手は防戦一方の戦いになります。そこで準必死or詰めろor王手の連続で必死に追い込める局面を準々必死と呼んでみることにします。すると理論上は、準々必死の局面は三手すきであるにも関わらず受けなければ負けです(もちろん相手側に二手すきがかけれるなら話は別だが、それは考えないことにする)するとまたまたより高度な受けなければ負けてしまう三手すきor二手すきor詰めろor王手の連続で相手を必死に追い込める、というような局面が考えられます(あくまで理論上)。 ボナンザが必死を理解すると聞いたので、コンピュータならこういう攻めも出来るのかなと思いました。何をいいたいのか自分でも分からなくなってしまいましたが、関連する話で何かご存知であれば教えていただけると幸いです。
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- hawkwind
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ボナンザ、すなわち電子計算機のプログラムが理解するのは 計算ができる(アルゴリズムが確立している)からです。 詰将棋もそうですが、解があるものを解かせればコンピュータにはかないません。 円周率を求めるとき人間はその人の生涯をかけて500桁まで到達しますが、 コンピュータは10分ほどで10万桁までいってしまいます。 さて、コンピュータの威力の説明をしたところで、話を戻してまして、 必死を理解するのと、必死を探すのでは意味が違います。 必死を理解するプログラムは必死を探すプログラムの中に含まれます。 (人間の思考も必死を探していて、必死をみつけますね) あなたの考えていることは可能ですが、 2手すき、3手すきと情報量が増えるにしたがって、 その情報量をどう処理していくのかは、 はっきり言って開発者の腕の見せ所、プログラム次第となります。
お礼
ありがとうございます。確かに必死探索のプログラムだけでもものすごい大変なものになるのですね。コンピュータ将棋プログラムの記事を読んでそのことを納得しました。王手がかからないという仮定のもとで必死に至る状態を弱必死として定義しているようで、それならまだ実行可能な範疇にあるように思いました。これを二手すきに拡張するぐらないならありえそうな気もしなくもないですね。完全に読みきらなくても、このような方法で終盤のプログラムをすれば、真の意味で「終盤は駒の損得よりも速度」が実現できるように思いました。自玉と敵玉の安全度がほぼ完璧な形で計算できるわけですから。ただ詰めろ逃れの詰めろが入るだけで難しいのですから、二手すき逃れの二手すきぐらいはものすごいたくさんありそうな気もするので、現実には大変そうですね。むしろプロやアマトップクラスの人はこういう攻防手の発見、選択に長けているのじゃないかな、という気もしました。