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アメリカの金利が高いわけ
年率5%という日本では考えられないほど 金利が高いのですが なぜそんな高い金利を 銀行が払うことができるのでしょうか? 金利が高いと言うことはアメリカの景気がいいからでしょうか?
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それはアメリカが基軸通貨国だからです。アメリカの国家財政は日本よりも危機的だそうですが、調べてもけしてわからないようになっているそうです。(by副島隆彦氏) なので、大量の赤字を埋めるために債券を発行しますが、その利率を高くしないと垂れ流される赤字を埋めることができません。そうやって世界中から資金を集めているのです。もちろん、その返還は輪転機を回してドルをすり散らかせばよいのです。基軸通貨国だからこそできることですね。 もっとも、どこまでそれが通用するか…。アメリカの中東政策に反感を持つオイルダラーが基軸通貨をユーロにする(決済をユーロでする)方向に転換していますし、経済発展の著しいロシアも中国もドルの準備高を下げる政策を発表しています。 なのにアメリカ追従の日本だけはババつかみでいつ暴落するかわからないドルをつかまされています。また、アメリカ国債もけして解約は許されないので事実上日本のお金はアメリカに吸い上げられているのと同じです。 日本とアメリカは財政的にはどっちもどっちで日本が先に破綻するかアメリカが先かわかりません。先に破産が表面化したほうが通貨を暴落させるでしょう。(軍事力と政治力でアメリカは世界一なのでやはり日本かな? 副島氏は1ドル60円もありえるといっていますが) とくに、ユーロに対して日本はここ数年間で4割も下落しているのに対し、ドルに対してはそうひどい下落でないことも世界の中における両国の経済的な立場と財政的な事情をよく反映していると思われます。 勉強するうちに、株は安くなったら買い向かい、多少の暴落は気に留めないで長期に持つことによって外資から日本の富を守り自分の資産も守れると思うようになりました。 なお、政府は財政破綻を回避すべく、奮闘中です。回避できないという人もいれば、いや、増税によってなんとかなるという人もいます。どっちかわかりませんが、けしてアメリカ国債の返還によって財政の赤字の穴埋めをすると言い出せない弱い国です。つまり、表面上、お金の数字だけは増えていくというまさしくペーパーマネー、ペーパー金利です。 もっとも、これは日本から見たアメリカの金利です。国内的には住宅バブルの沈静化などいろいろ事情があるのでしょうね。
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- nebel
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経済の仕組み的な話しは他の方がされているので。 国民の気質も関係があります。 アメリカでは、欲しいものがあれば、借金をしてでも買います。 日本では資産になるようなもの、土地・建物、車などそのようにするものは限られていますが、アメリカではもっと普通にそうします。 そのため、借りる金利も高いのです。 消費者(預金者)からすると、貸す金利つまり預金金利も高いのですが、それと同じように借りる金利も高いわけです。 つまりお金を借りることへの敷居が日本とはかなりことなるのです。 また、個人でも株式をはじめ運用しています。 そのための資金を借りるということもありますし、運用のほうが利回りがよいのであれば、銀行に預けてくれる預金者が日本よりも簡単に減ってしまいます。 アメリカでは、銀行に預金するのも基本的には投資なのです。 そのために、銀行の窓口には、その銀行の財務表などが自由に閲覧できるようにおいてあったりします。 (まぁ別の理由もあるのですが) 日本では、企業の収益や設備投資などが盛り返すと景気が良くなったといわれます(今がまさにそうですね)。 逆にアメリカでは景気を引っ張っているのは個人消費なのです。 そのように個人の経済が異なりますので、異なる金利ということでもあります。
単純に考えれば金利が高いって事は、住宅バブルに代表されるようなお金の価値の実質的な下落(インフレ)です。 米国の2月の消費者物価上昇率は前年比3.6%上昇ですから、これ以上に金利を高くしなければ投資や借り入れをした方が得になるのです。 ここ数ヶ月で4%前後のインフレですから、その位の金利にしないとインフレを加速させて、さらなるバブルを呼び寄せると考えられます。 インフレが年1%にも満たない日本と違って、米国はインフレなので少し位高い金利でも企業や個人はお金を借りてくれるのです。 要はインフレで実質的な借金を目減りできますから。 だから、預金金利だってその位の金利を付けなければ、インフレで預金が目減りするので、預金をしてくれません。