他の回答者の意見と重ならない部分を補足的に回答します。
ISOは企業イメージなどのアピール効果も重要ですが、根幹は経費削減です。
ISO9000シリーズの場合は#3のnazekunさんの言っているように「品質管理」のシステムを確立する、ISO14000シリーズの場合は「環境保全」のシステムを確立しますが、これらは合理化と将来のリスク回避の方法をシステム化するのです。
簡単に言えばマニュアルを作って誰でも間違えずに出来る方法を記載するのです。この記載と言うのが重要で記述したものがないとそのシステムは「無い」ものとみなされます。
デメリットとしてしいてあげるなら、認証が取り消されたときの企業イメージのダウンでしょう。ISOは取得するより維持することの方がはるかに難しいからです。なぜ難しいかと言うと、いい加減に作ったシステムはすぐに老朽化するということです。その場しのぎに作ったシステムはすぐに破綻するからです。維持管理することを念頭においたシステムを構築する必要があるのです。
あとは私の私見ですが、ISOは将来的には取得したことのアピール効果はなくなるでしょう。そういうシステムが確立しているのは当たり前とみなされる時代が来るからです。そうなると差別化を図るにはシステムの「内容」になるのです。いい例がISOより厳しい規格を設定したトヨタだと思います。取得しているしていないは重要ではなくなります。
以上、ISO14000シリーズ元構築担当者からでした。
お礼
はじめてこれを利用したんですが、いろんな方の 意見が聞けていろいろ勉強になりました。 皆さんどうもありがとうございました。