まず、言語は英語であるとします。すると、基本英和大辞典が必要です。専門分野に必要な辞典があるのですが、これは別とします。
大英和辞典は、三種類あると思います
1)ランダムハウス英和大辞典
2)研究社英和大辞典
3)研究社リーダーズ英和辞典
この三つが代表的で、どれか一つか、二つ揃えるのがよいと思います。ランダムハウス英和辞典は、語彙数を誇っていますが、非常に大きく嵩張りひきにくいです。2)の研究社英和大辞典は、ランダムハウスほどではありませんが、かなり、これも大きいです。しかし、これぐらいの大きさは必要な大きさです。3)のリーダーズ英和辞典は、有名な辞典で、知っている翻訳家などはこれを使っていると言っていますし、文筆業関係で、これを推薦する人が大勢います。コンパクトで小さい割りに語彙が豊富で、説明も現代的で、翻訳には役立つと言うのが、一般というか、翻訳家や文筆業の人の(ただし、わたしの知り合いのです)意見です。(どれを、というなら、まず、3)で、そして次は3)+「1)または2)」がよいと思います。1)か2)は、使用する「あなたの使いやすさ」の問題で、書店で、同じ単語をたくさん引き比べて、語釈や語彙を見て、貴方が判断するしかありません)。
これは英和の基本大辞典です。後、中型辞典が一冊あると良いです。翻訳の実際のシーンで使い分けるのです。これは、研究社の上の大辞典とは別ですが、研究社に中辞典がありますが、これは、少し小さくて訳に立ちません。中辞典は、補助辞典なので、自分の好みに合った引きやすい、相応の大きさのあるものを選びます。この場合、大辞典とは、別出版社のものがよいです。語釈が違っていることがあて、参考になります。
それと、Webster の英英辞典というものが、あるレヴェル以上になると必要になります。ウェブスターの辞典は、何百というのは大げさですが、一杯ありますが、これは、その中の最大の辞典のことで、代表的なアメリカの英英辞典です。4万円前後するはずで、無茶苦茶に大きい本ですが、本格的に翻訳をというなら、揃える必要があります。(本当は、お金があれば、OEDを買うべきなのですが。これは、1セット50万円とかいうもので、大百科事典のようなものです。無論、一冊でなく、20冊かそれ以上に分冊になっています。OEDとは、Oxford English Dictionary のことで、英国が世界に誇る英英辞典の最高峰です。これは、語源詳細その他関連情報が一杯あって、これを持っていて活用すると、古今東西の知識に通じている人だと錯覚されるそうです……わたしは欲しいですが、持っていません。……これは、相当高度なレヴェルでないと必要ありません。こういうものがあるという紹介です)。
あと、次の辞典は、色々な意味で役に立つ辞典で、必携だとわたしは思います:
>「ジャンル別 トレンド日米表現辞典」
>岩津 圭介 (著) 単行本 (1989/11/01) 小学館
>価格: ¥2,620
上の本は、Amazon.co.jp では、「在庫切れ」となっていて、下の本が出ています。同じ名前なのですが、著者が違います。上の本は非常にいい本なのですが、下の本はどうか、確認できていません。書店で、調べてみてください。無論、上が少し古いとはいえ、たいへん便利な本なのです。
>「ジャンル別 トレンド日米表現辞典」
>根岸 裕 (著), その他 単行本 (1998/10/01) 小学館
>価格: ¥2,800
お礼
ありがとうございます。とても詳細に教えてくださって、感謝しています。 いずれ翻訳を仕事にしたいと思って勉強を始めるところです。 紹介していただいたもの、全て書店で探してみます。