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「車両の癖」とは何ですか?
昨年の福知山線事故の時も話題になった事がありましたが、「この車両には癖があってブレーキがききにくい」とか、「この車両とあの車両(いずれも同一系列どうし)を連結すると運転しづらい」などという話があるようです。配線時の半田付けによるものなのか? などと仮定してもみましたが、よく考えると電車の精密部分の配線にあんな原始的なものを使うとはやはり思えません。どなたかご存知の方、いらっしゃいましたらご教示ください。
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「かぶりつき」(運転室の後ろで前方の景色を見る)をした事がありますでしょうか? 何回も同じ区間をかぶりつきしてみると、運転士によって運転方法がまったく異なります。例えば、A運転士はあるビルの手前から緩いブレーキをかける。しかし、B運転士は、あるビルを通過後にきつめのブレーキをかける。みたいなことです。 同じ形式でもブレーキの利き具合が微妙に違ったり、天候が悪く、雨や雪が降りスリップしてしまいやすいときなどはブレーキを強めたり。 僕はいつも、同じ形式に乗っているときはブレーキ開始点で車両の癖などを考えたりしています。
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まずブレーキは. 車両のタイヤの部分に鉄片を押し付けてとめるタイプのブレーキ と タイヤの間に回転する円盤があって.この円盤に鉄片を押し付けてとめるタイプのブレーキ があります。この「鉄片」の削りくずが鉄道沿線に鉄さび被害を作っています。大体版としか1年で新品にかわります。 鉄片の削れ具わいの違いと.押し付ける力の度合い(たしか.空気圧のシリンターを使っているはず。)がシリンターによって多少ことなります。これがブレーキの利きの違い。 このブレーキの違いによって.複数車両のどの車両がブレーキが利いて.どの車両が利かないという違いがあります。 すると.簡単な例では.先頭車両が強烈にブレーキが利いて他がまったく利かない場合と.その逆が発生するわけで止まり方がまったく異なります。 ハンダはシリンターヘットの本体(鉄の塊)と表面の材質が異なります。この異なる2つの金属を接続する部分にハンダが使われています。ただ.電子用のSu-Pbハンダなどではないです。Zn-何か忘却。シリンターヘットの表面の状態によって.動きが変化します。 ブレーキ関係のハンダというと.シリンターヘットのハンダ か 先の「鉄片」を固定している(溶接とも言う)溶接に使われるハンダ(材質忘却, JISの溶接棒の規格参照) があります。 ただ私の鉄道に関する知識は.省線博物館で遊んでいた頃の知識なのでかなり変化しているかと思います。
お礼
ブレーキの違いによってだいぶ止まり方が違うのですね。丁寧にご教示頂きありがとうございました。
- grindcore
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鉄道には詳しくないですが、「個体差」ではないでしょうか。 車でも、クラッチの遊びが少ないとか、ブレーキの反応が悪いとかありますよね。 同じように、同じブレーキレベル(例えばちょうど真ん中とか)なのにブレーキの強さに差が出ることはあるんではないでしょうか。 半田の話ですが、PCのあの小さなチップですら半田付けですよ。もちろん、機械ですが。 髪の毛よりも細いような半田を使っています。 逆に、大きな部品は半田は使ってないんじゃないですかね? 大きければコネクタなども作れますし、あんまり大きいと半田も上手くのらなさそうですし。
お礼
半田付けが鉄道車両にも使われていたとは驚きです。丁寧にご教示頂きありがとうございました。
- junra
- ベストアンサー率19% (569/2863)
車両ごとの使用条件で運転しやすいとか、しづらい等はでます。 精密部品というより消耗部品の塊です、足回り、パンダグラフ、車両にしても路線による微妙なゆがみ、整備の精度による個体差等。 車にたとえるなら、運転する人の癖や、整備の仕方、メンテナンスの状況等同じ車でも違いは出ます、機械物ですから100%同じ状態というのはありえないです。 配線の半田については、圧着や端子接続ができないものは半田接続はありえます。精密機器はほとんど半田で接続されてますけど
お礼
なるほど。いろいろな要因で個体差が出てくるのですね。丁寧に教示頂きありがとうございました。
お礼
確かに、山手線に乗ってかぶりつきをしていると、ワンハンドルマスコンのブレーキを解除して発車する際、Nの位置で一旦止めている人はスッと加速するのですが、一気にフルノッチに入れてしまう人はまるで抵抗制御のような前後動があります。丁寧にご教示頂きありがとうございました。