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医者の世界って

今日、医龍を見ていて思ったのですが、医者の世界ってほんとにあんなんなんですか? 助かる見込みのない患者を手術しなかったり、部下を引き連れて大名行列をしたり。 白い巨塔もそうですが派閥だったり医局間の確執ってほんとにあるんでしょうか? 演出されてる部分も多いかと思いますが火の気のないところに煙はたたないっていいますよね?

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  • myachide
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回答No.4

最近あの手のドラマが多いようですが、あのドラマはちょっと演出が強いように思いました。「白い巨塔」はもともとは昭和後半の関西圏のある大学病院をモデルにしたと聞いていますので、そのころの雰囲気が強いと思います(もちろん、最近の医療問題をうまく取り入れてありましたが)。最近はあそこまでしているところは少ないのではないでしょうか。 >助かる見込みのない患者を手術しなかったり これは他の方が書き込まれているように、治療行為とリスクの釣り合いが取れない場合には治療できないことも多々あります。問題はそうなった患者さんをどう扱うかです。白い巨塔でもそうでしたがドラマでは「退院」と言うシナリオになります。以前はベッドが満床であればあるほど儲かるわけですから、実際に満床である場合を除いて、早期退院させるメリットはなく、患者さんの希望に沿うことがある程度可能でした。しかし、最近はドラマのような傾向にあるのが現状です。その理由のひとつは「長期入院患者には保険診療からは入院費を出さない」と言うふうに国が決めたことがあります。「長期入院する人は長期入院を専門に扱う病院に入院してください」と言うのが国の方針です。いま、大学病院や救急病院に国が求めている一人当たりの平均入院期間は20日程度です。これを上回るような病院は急性期病院として認定しない、と言うことです。20日と言えば手術して、少しリハビリすれば即退院です。場合によっては抜糸してすぐです。これを重症患者や大手術を行う病院で実現しろと言われれば、対応策はひとつです。長期入院になる患者さんには早期に退院・転院をしてもらうことしかないのです。これは病院の機能分類と言う名目のものとで行われています。要は手術する病院は手術ばっかり、リハビリはリハビリばっかりの病院で、と言うわけです。病院がつぶれる今の時代、利益優先の経営が堂々と行われるようになり、このような事態をさらに悪化させています。最近では多くの病院が、経営を医療のことを知らない経営屋に任せているところも多くあります。これがどのような事態を招くか、恐ろしいことですが。 ただ、こういうことを国が決めた背景としては、医療費の高騰が原因です。ちなみに医師の給与は医療費高騰が叫ばれる以前と変わっていません。むしろ低下しています。病院の経営も苦しくなっています。ではなぜ医療費が高騰したのでしょうか。 それは、入院の必要のない人が入院していると言う実態があります。これは病院が入院させている場合もあれば、患者さんが生命保険の関係とかで長めに入院する場合などがあります。他に、ドクターショッピングなども医療費高騰の一因です。 >部下を引き連れて大名行列をしたり これは総回診といわれるものです。なぜ行うか、は、その当該科の長が入院患者を把握するためです。医者が多いほど、その必要性が出ます。なぜなら、大学病院に限らず、あのような高度機能病院でそれぞれの医者がそれぞれ勝手な治療を行うほど問題となる行為はないからです。これは会社の社長が自分の会社で何が行われているかを把握していないのと同じです。 20年ほど前までは教授の力も絶大でしたが、最近ではそれほど強いものではありませんので、あれほどきっちりとした行列はなく、もうちょっと統制が取れていないと思います。今もあのような形で回診している病院はよほど教授の力が強いのでしょう。 >派閥だったり医局間の確執ってほんとにあるんでしょうか? 権力のあるポストの周りにはそれを狙う人たちが群がり、争う、と言う構図は、医者の世界にかかわらず、普通の会社でも行われていることではないでしょうか。次期社長の座を狙っている人が、ライバルである副社長のスキャンダルを暴露するとか、派閥争いがあるとか。大学教授と言う特殊性がドラマチックにさせるのではないでしょうか。医者の世界といっても、勤務医はサラリーマンですから同じですよ。

popo219
質問者

お礼

確かに、医者という人を救うべき人々が地位に固執している姿は話題性に抜群ですよね。医者である前に一人の人間だっていうのもわからなくはないのですが、やはり地位うんぬんでなく少しでも多くの人を救ってもらいたいと思いました。 大病にかかったことがなく、大きな病院にいったことがないので総回診とか知りませんでした。経験者ということで詳しい回答ありがとうございました。とても勉強になりました。

その他の回答 (3)

回答No.3

>部下を引き連れて大名行列 まだまだやってますよ。(数年前のことですが・・・)あんなに整然と並んで物々しく歩くまでは無いですが、やはり教授・助教授・講師・助手・・・・という順序で暗黙の立ち位置が決まっているようです(笑) >派閥だったり医局間の確執 すごいです。(*_*) 医局内でも教授を引きずりおろそうとしている人はいっぱいいます。私がいた医局では助教授が新聞に内部告発して、かなりぐちゃぐちゃでした。(こちらも**年前の経験ですが)当時は”医者じゃなくて本当に良かった”と傍観していました。

popo219
質問者

お礼

医局内でも争いがあるのですか! ん~、なんでみんなそんなに教授の席にこだわるのですかね?医学部の教授ってそこまで権力がすごいのでしょうか? 僕は普通の理系学部ですけど研究室の教授とか助教授はたとえ人間的に好き嫌いがあったとしてもそんなどろどろしてないですし。 なにが彼らをそこまでさせるのかって感じです。。。 回答ありがとうございました。

  • timeup
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回答No.2

>助かる見込みのない患者を手術しなかったり、 ⇒日本に居ないので、テレビ番組見ていないが、これは当たり前です。 ギリギリで生きている人にメスいれたら、その瞬間に死んでしまいますよ。(^_^;) 私自身は、駄目だと思ったら、して欲しくないし、スパゲッティ・シンドロームはごめんです。 >部下を引き連れて大名行列をしたり ⇒私が医大時代は大学病院では有りましたね。いまはどうなのかな? 結局人事権を教授が持っているから気に入られたくてそうなるんですけど、学閥が少しずつなくなってきているし、研修制度も変わってきて、やりにくくはなっているでしょうね。  社会でも会社でもワンマン企業ならそうなるでしょう?

popo219
質問者

お礼

やはりそのようなことはあったんですね。現代はどうなんですかね? 気に入られたから昇進するのでなく、実績をあげて評価されるのでなければ部下の人たちのモチベーションも下がりますよね。いらないとこに気をつかってしまって。 専門家ということで、的確な回答ありがとうございました。

noname#21649
noname#21649
回答No.1

>助かる見込みのない患者を手術しなかったり これは高裁判決が出ていたはず。 95%以上の確率て回復する治療法を取る義務が医師に課せられています。つまり.回復率がこれを下回る場合の治療をすることを禁止されています。 >部下を引き連れて大名行列をしたり。 これは197?年ごろの日本経済新の文化欄に乗っていたはず。日本人団体で数名が来なかった原因は「教授が便秘気味」だったので他の人間は出てくるのをまつ。 同じような話題は相撲業界でもあります。巡業中兄弟子が宿に入らないと宿に入れないのです。 相撲を「日本の古き良き伝統」とするのであれば.この内容も「日本の古き良き伝統」となります。

popo219
質問者

お礼

助かる見込みのない患者を手術しない。これは言われればそうですよね。安楽死とか尊厳死とか難しい話ですよね。 ん~、これは日本の古き悪しき伝統ですよね。でもそうそう直らないのかな。だいぶ根深そうだ。 回答ありがとうございました。

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