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南米の左派政権って本当に左派?

TVでやってましたが最近南米では相次いで左派政権が誕生しているそうです。 私のなかで「左派」という単語は辞書通り革新的、急進派で織田信長のような人物という理解なのですが TVでは「米国と距離をとる」「資源ナショナリズム」 がこういった政権に共通していると言っておりました。 上の2項はむしろ右派のような気がするのですが(ナショナリズム=右派のイメージもあります)違うのでしょうか? また具体的にどのあたりが左派なのでしょうか?

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  • EFA15EL
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回答No.1

いえいえ、右派左派の意味というのはいろいろとありまして、根本では通じているのですが正確に掴むのは意外と難しいのです。 で、この場合の左派は恐らく共産主義、社会主義という意味合いが強いのでしょう。 ※そもそも共産主義は急進的な思想でした。 一方、先進的と看做される米国は伝統的に保守の強い国であり、右派の筆頭とも言える国なのです。 (2大政党がどちらも保守でしょ?) 資源ナショナリズムの定義が今ひとつピンと来ませんが、輸入を制限し、国内だけで完結させようとする様な意味合いであれば、それはやはり共産主義的であり、自由貿易を標榜する米国とは相反すると言えますよね。 こんな感じで理解出来ますか?

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その他の回答 (1)

noname#118466
noname#118466
回答No.2

南米に生まれている政権はもう少し時間が経たなければ本当の姿は見えてこないと思います。現在はキューバ以外は明確に左派政権とはいえないでしょう。 日本ではアメリカ発の論評がすべてですから反米政権は即左派といわれます。実態は民族主義であり、民主国家連合である米州機構のメンバーに留まりつつも、モンロー主義以来の米国の対中南米政策(平等互恵主義ではない)に反発しているに過ぎません。中南米では反米的発言は庶民に受けるので、すべての新しい 政権は似たような発言をします。しかし、米国に頼らざるを得ない(輸出や金融支援、無償援助など)面もあり多くの新政権は国民は反米、政府は親米となっていきます。 最近、特にマスコミが取り上げるようになったのは昨年11月アルゼンチンで開催された第4回米州会議(カナダ、北米と中南米の首脳会談)でブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイ(4カ国は南米諸国共同体のメンバー)にベネズエラが同調して 米国主導の米州自由貿易地域構想の強引な推進に反対 して何ら合意に至らなかったためです。その後、ボリビアにも初の原住民出身大統領が誕生し、ペルーでも 同じような大統領が生まれそうになり、マスコミは 「米国は長年自由にしてきた裏庭を失った」とか「米国は中南米を失った」とはやし立てている面があります。 1959年、若い医学生だったカストロが米国の意のままになっていた政権を倒したとき、米国が冷静に対応していれば現在のようなキューバは生まれていなかったという歴史の「if」が語られますが、当時は米国 の資本家がキューバ経済を支配し、米国人は目の前に横たわるキューバを別荘地、観光地(ギャンブルを含め)視していたため、カストロを許すことは出来なく ひたすら締め上げる政策を取りました。その結果が今日のキューバです。

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