文系博士後期在学中の者です。専門は比較文化論(歴史寄り)なので、質問者様と比較的近いと思います。
大学院に進学する心構えについては#1さんと全く同意見です。普通の就職はあきらめることになります。それでも進学希望であるとの前提で少しアドバイスさせていただきます。
まず、費用についてですが、当然ながらまず必要なものは学費です。これは大学によってもかなりの差がありますし、初年度ですと入学金なども必要になります。
一般的に初年度納入金は、国公立では80万円前後、私立だと80~180万円というのが平均です。特に私立の場合、大学によってかなりの差があるので、早急に調べることをお勧めします。
それから、もし仕事をやめて大学院に進学されるのなら、生活費も必要です。基本的に2年で修士を出ようと思えば、アルバイトをやっている余裕はあまりありません。自宅から通うのであればまだしも、一人暮らしをするならば、その費用も準備しておく必要があるでしょう。家賃・生活費で月10万としても、×24で240万は最低必要です。
トータルで最低限必要な額(自宅外通学)としては、修士2年間で400万~500万位です。その他、研究に必要な費用(書籍代等)は別にかかります。
また、院卒後の進路ですが、修士卒で文系ですと、研究職につくのはまず無理と考えて差し支えありません。普通に就職するにしても、修士号を持っている人はかなり多いので、特に持っていたからといってメリットはありません。
大学等では博士号を取らないと助手にさえなれなくなってきているので、もし研究者を目指すなら、博士後期に進学することになります。ただ、博士課程に進学しても、続けていくのはかなり難しいです。やはり一番のネックは金銭的な面です。
私は現在博士後期で、普通の就職が難しい年齢(27)になってしまいました。修士、博士を通じて旧育英会の奨学金を受けつつ、外国語の非常勤講師を週3コマやって何とか食いつないでいますが、研究との兼ね合いも難しく、将来も不透明で、借りた奨学金を返せるかどうかという不安もあります。それでも研究が好きなので後悔はしていないのですが、普通に就職していたらどうなっていたか、と考えることはたまにあります。
ですから、もし安定した将来を目指すのであれば、進学は考え直すべきです。何をしてでも研究を続けたいという気持ちがあれば、やっていけると思います。何だか取り留めのないアドバイスですみません。
お礼
回答ありがとうございます。 お金は今貯めているところです。 文系はいくらぐらいあれば安心ですかね?? また質問で、すいません。