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産婦人科医の報酬
少し前ですが、とあるニュース番組でのことです。 「産婦人科医がいない町で、産婦人科医を常駐させるために 町が来てくれた医師に5000万円の報酬を出す。」 という内容のものがありました。 その番組のキャスターは5000万円という報酬に対し「法外な」と いう表現をしていました。 確かに5000万円という報酬は多いものだと思います。 しかし、産婦人科はただでさえなり手が少なく、一方、お産などは 昼夜を問わずやってきて、とても忙しい科です。そんな状況を 考えても5000万円は「法外な」ものなのでしょうか？ みなさんはどう思いますか？意見をお願いします。
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- erimaruchan
- ベストアンサー率71% (10/14)
産科の医師不足はこの自治体に限らずとっても深刻な問題なんです。地方でなくても医師不足で大学病院が医師派遣を撤退したりして、都会でも「出産する場所がない」状態になってきています。 医療介入しない「自然なお産」が注目されていますが、自然なお産＝生まれる時間を選ばないですから… 産科医師はよっぽどお産が好きで理解がないとやっていけないと思います。 国は少子化対策でいろんな対策をしていますが、「産む場所がない！」なんて現状をどう思っているのかと言いたいです。 なので、値段ではないと思います。 その地域の人々が必要としているのですから。 そしてこの件に限らず、最近の報道は伝え方が偏っているような気がします。
再度No8です。 No8でも書きましたが、結果的に一般の方がそのように思うということは医師の方が十分に現状について説明出来ていない、あるいはそこまで踏み込んで説明すること自体をしてこなかったということだと思います。 人間というのは現実にそういう世界があったとして、きちんと説明されないと何がどう大変なのかわからないのです。 オープンにどの科によっての勤務の違い、開業医と勤務医の差などを全て公開して話さなければ話を進まないと思います。十分に状況を知ると一般人は高いと感じるものもあれば安いと感じるものあるでしょう。 個人的には推測ですが、医師がこのことについて十分に説明しない、あるいは説明出来ていない理由として医師会の影響で開業医と勤務医に差が出ているのであって医師会は現在政権与党の重要支持基盤として医師側の要望を実現するために動いてきましたから全てをオープンに話すとこれらの開業医や勤務医などについても問題となり医師会の圧力団体としての政治への影響力などへの影響を考えているのではないかと思います。 それと確かに医師は採算性より必要性となりますが、だからといってNo.4のお礼で言ってるいるようなタレントのギャラが法外とは需要と供給＝早い話が市場原理から見ればないでしょう。それと医療も必要性の部分もありますが一方では都市部では採算性の部分も関係してくるでしょうし一概には言えないでしょう、むしろ年間何億円もの収益を上げることが出来る人が収入が少なかったから経済が活性化しませんし、スポーツ選手なんかはちょっと活躍すればとのことですがそのちょっとの裏にはプロでやるための相当の苦労、努力があると思いますしプロスポーツ選手は体を酷使しますから寿命を縮ませて得ている収入だと思います。
お礼
ご意見ありがとうございます。 仕事内容の現状が十分説明され、一般の人に理解されている職業と いうものがあるのでしょか。 また、どんな職業でもその仕事に就くまで、また就いてからも 努力しています。プロスポーツ選手に限ったことではないと思います。
- tommyw
- ベストアンサー率50% (6/12)
私の知っている20-30歳代の若手の産科医は、みな口を揃えて、「もう産科はしたくない、まして1人医長なんて年収3億円でも絶対にやらない。」と言っています。 現在、産婦人科の激減が大きな問題になっていますが、現役の産婦人科医の殆どが、近い将来、産科はやめて、婦人科、不妊のみを専門医にしていきたいと考えています。 ですから実際にお産を扱う医師の減少はさらに激しいものがあると思います。 この傾向は、例の福島県産婦人科医不当逮捕事件以来、ますます拍車がかかっています。 もう産科医療は崩壊が始まっています。 近い将来、現在は世界でトップクラスの成績である周産期死亡率は確実に悪化し、下手をすれば発展途上国なみになるょう。 1年365日、24時間拘束され、しかもミスがなくても訴えられたり、逮捕される職種なんて、世界中を見てもおそらく日本の産婦人科医だけでしょう。 変な話ですが、あまりに過酷で家族と過ごす時間もない生活のため、私のまわりでは離婚率100%です。 このような状況の中、年収5000万円で産科医が来てくれたというのは本当にラッキーだったと思います。 これからは、本当に年収1億でも、僻地で一人医長をする産婦人科医はいなくなります、確実に。
お礼
ご意見ありがとうございます。 報道で伝えてもらいたいのはこういった現状だと思います。
医師の給料が安いかということですが、開業医の皮膚科などはリスクが少ないし、逆にリスクが高い科もあるでしょうし開業医と勤務医ではかなり収入に差がありますので純粋に需要と供給と比較できないのではないかと思います。ちなみにその産婦人科は確か三重の地方でしたよね、そこの市長の５倍高い金です。 しかし現実問題としては一般人の間では医師の収入（開業医に対する）に対して高いという不満があることは事実だと思いますし、キャスターはそれを代弁したのだと思います。マスコミというのはマスコミ自身がというより一般人の間で問題意識が上がって来ているからそのように取り上げるのです。もちろん実態はさきほど書いたように科よっても開業医か勤務医かによっても全然変わってきますし物によっては見合っているという医師の方もいるのでしょうが、結果的に一般の方がそのように思うということは医師の方が十分に現状について説明出来ていない、あるいはそこまで踏み込んで説明すること自体をしてこなかったということだと思います。実際に一般人の多くは医師の勤務や収入に関しては詳しく知りませんん。いずれにしてもこの種の問題は今までほとんどオープンに議論されること自体がなかったので制度を変えるなりする際にはよく議論して一般人も納得する形でないとならないと思います。 なぜなら医療制度を変える政治家や官僚たちは一般人によって信任されるものですし、その医療を受ける医療消費者とも言えるのは一般人だからです。 もし医師が医者の給料が安すぎると言うなら一般人の考えとズレすぎていますし、ズレたままやっても医療制度を作るのは医師ではなく間接的には一般人なのでうまくはいかないでしょう。十分にどういう状況か知ってもらった上でどう一般人が判断するかはもちろんわかりませんし、ものによってはやはり高いと思うかもしれないですし逆に勤務医などは安いと感じるかもしれませんね。 ただ今回の五千万は他の多数の産婦人科はそれより低い報酬で働いているわけですし、その中でその産婦人科だけ五千万ですから一般人は高いと感じているのでしょうし、だからキャスターもそのような意見を取り入れてそう言ったのだと思います。 ちなみに需要と供給と考えるならタレントもスポーツ選手も集客力などでそれに見合うだけのお金を集めることが出来るので需要と供給が一致してるので高いとは言わないとなるでしょうね。
お礼
ご意見ありがとうございます。 ＞現実問題としては一般人の間では医師の収入（開業医に対する）に対して高いという不満があることは事実だと思いますし、キャスターはそれを代弁したのだと思います。 キャスターの発言の意味がそういうことなら、悲しいですね。 このニュースで問題なのは、医療資源の偏りにより、医師の過疎化が 進んでいるところがあるということだと思うからです。 問題点の重点を報酬の多さにおいて内容を伝えていたように私は 思いました。 ＞もし医師が医者の給料が安すぎると言うなら一般人の考えとズレすぎています 確かに医師は一般人と感覚がずれていて世間知らずなところが あるとは思います。 しかし、土日も祝日も夜も関係なく病院から呼び出しの電話が かかってくる可能性があり、常に拘束されているという状態を 体験したことはありますか？医師はこんな中働いているのです。 医師だけが忙しいとは思いませんが、そんな状態で働いていると いうことも理解していただきたいです。 ＞ただ今回の五千万は他の多数の産婦人科はそれより低い報酬で働いているわけですし、その中でその産婦人科だけ五千万ですから一般人は高いと感じているのでしょうし、だからキャスターもそのような意見を取り入れてそう言ったのだと思います。 同じ仕事をして5000万円もらうわけではなく、産婦人科医が 自分ひとりしかいない環境で働いて5000万円をもらうわけです。 No1のnarijunさんが書いているように、産婦人科医もたとえ 報酬が5000万円でも行きたくないと言う訳です。 それぐらい一人で産婦人科をするのは大変なのではないでしょうか。 ＞ちなみに需要と供給と考えるならタレントもスポーツ選手も集客力などでそれに見合うだけのお金を集めることが出来るので需要と供給が一致してるので高いとは言わないとなるでしょうね 医師の場合、お金を集めることが目的ではないのではないで しょうか。採算性より、必要性が重視されるべきだと思います。
- Schneider2000
- ベストアンサー率31% (24/76)
需要と供給がそこで合致したんですから、それは別に法外とは言わないでしょう。 そもそも医師の給料が今まで安すぎたんですよ。妥当な金額を払わなければ医師はいなくなる。ようやく当たり前の世の中になってきたんです。
お礼
ご意見ありがとうございます。 私も忙しい、需要が高い、リスクが高いなどの科には それに比例した金額が払われるようになって欲しいと思います。
- anonymous0
- ベストアンサー率0% (0/0)
総合病院の産科の仕事は通常、一人でできるものではありません。生まれてくる赤ちゃんは時間を選びませんからね。そうすると、この産科医師は、いつ病院から呼び出されるかわからないという極度の緊張状態を24時間365日強いられるのです。 しかも最近では、産科に限りませんが、医師たちが医療訴訟に巻き込まれるリスクが増加しています。更には、同じように田舎の病院の産科を一人で支えてきた医師が、難しい手術で患者さんが亡くなったという理由で逮捕される事態にまでなっています（下記URL参照）。どれだけ医学が発達しても救えない命があるのをわかっていながら、結果だけで医師に民事のみならず刑事の責任まで負わせるおかしな世の中になってしまっています（こんなのは先進国でも日本だけだそうです）。 専門性の高い仕事をしながら、しかも、これだけのリスクを背負うのですから、5000万円は安いくらいだと思います。テレビでいい加減なことを言っても許されるような芸能人の中で、5000万円以上の年収がある人などいくらでもいますよ。
お礼
ご意見ありがとうございます。 リスクと忙しさを考えると適当な報酬なのかもしれませんね。 プロ野球選手はちょっと活躍すると数千万の年俸を貰ってますよね。 それに対して「法外な」と言うキャスターは一人も見たことないですが。 上記の参考ＵＲＬのニュース読ませていただきました。 帝王切開で死亡したとしか書いてないので詳細はわかりませんが これだけ読むと、医者はみんな逮捕されてしまいそうですよね。
- eteled
- ベストアンサー率34% (36/103)
例えば都心などで勤務医で部長以上の医師や開業されていて一応、町で患者数も多かった病院をたたんで住んだこともない田舎へ越して来て１から開業するというのは簡単なことではないと思います。 利用する側としてはやはり地域に産婦人科医が１人もいないというのは女性にとっては厳しい話です。 来てくれる医師に対しそれなりの好条件というのも必要かと思います。 一般の医師の年俸に比べて高いからイコール税金泥棒というのはおかしいと思います。安い年俸で腕の悪い医師では 何にもならないのです。子供の命と女性の命を診てもうらのですから医師不足問題のある地域は少し高い年俸であっても「良い医師」を呼んでくることは少しも間違っていないのではないかと思います。もちろん、本当に腕のいい医師が大前提ですが。 どこの地域でも無駄な税金の不要な使い方をしているものはもっとたくさんありますよね。それに比べたらこの場合は絶対必要なのだし、そういう本当に無駄なものを無くせばぜんぜん高い金額ではなくなると思います。
お礼
ご意見ありがとうございます。 私もこの税金の使い方は間違っていないと思います。 高いとは思いますが、法外ではないと思いました。
- kitakanjin
- ベストアンサー率35% (215/612)
先日医師のクラス会がありました。 ５０代半ばの医師が２０人程集まりました。 その中に３人の産婦人科医がいました。 開業医１名。公立病院勤務医２名でした。 開業医「お産の扱いを止めました」→楽に成った。 勤務医A「退職して、産科を辞めました」 勤務医B「内の病院では産科自体を閉鎖しました」 この２０名の中で、３人も産科医が居なくなりました。 この様に産科を閉鎖したり辞める産科医が多い。 理由は１）不採算部門である。２）勤務がきつく、訴訟にも巻き込まれやすい。 昔から、「お産は女の大厄」と言われる程、母児共に危険の伴うもので、異常出産は有る程度の確率で不可避に起こります。 しかし、産む側にとっては常に安全・安産であるべきと思っています。このギャップが常に産科医を悩ませます。訴訟にも巻き込まれます。 それで産科医で有る事を回避する傾向が出てきます。 特に最近の若い医者は、面倒でつらい事は避けます。 と言う事で、今や自治体病院の産科は報酬が高いとか安いとかより、維持するか閉鎖するかの観点で考えなければならなく成りました。 町に消防が要るか、警察が要るかと同じ問題でしょう。 財政が厳しいから、金が掛かるから、消防を廃止しますか？警察が要りませんか？ ましてや、この医師は自分の開業を辞めて来ているそうです。法外だとか、よそ者が批判して。「それなら辞めます」とこの医師が辞めたら被害者は誰でしょう？ その言ったキャスターが後任を連れてきますか？ その町のある種、苦渋の決断と思われます。 テレビ局が時給２００万とか３００万とかをタレントに ギャラを払うのは法外ではないのか？ 比較すべきものではないかも知れないが、どちらが大切か、人の為になるかを考えない、キャスターの発言には 困ったものだ。自分はＴＶ局から金を貰っているから、こちらの事は言えないだろうが。
お礼
ご意見ありがとうございます。 このニュースを見て引っかかったのは、「法外な」というキャスターの 発言でした。 kitakanjinさんの仰るとおり、タレントのギャラは法外ではないのか？ プロ野球選手の年俸を報じる時なぜ法外と言わないのか？ などなど思いました。 ニュースで伝えたかったのが産婦人科医の現状・これからの問題 であると思いたいです。
経産婦ですが、次の子を妊娠したら行こうと思っている近隣の産婦人科では、「何月までは、分娩の予約がいっぱい」と張り紙がしてありました。 ということは、せっかく近所でお産できるのに遠方まで通わないといけないの?と疑問に思ってしまいました。 ５０００万が法外かどうかはわかりませんが、利用する立場からすると、市町村がお金を出してでも、産婦人科の医師に来てもらいたいなと思ってしまいます。 産婦人科とか小児科の医師を求めている患者さんはたくさんいるのに、それでも減少していっているのは、とても辛いです。ますます少子化につながってしまうのではないかなと思います。
お礼
ご意見ありがとうございます。 患者さんの立場から考えれば近くに医者がいるに越したことはない ことは当然ですよね。その需要に答えるためにこの町がとった 方法は致し方ないと思います。確かに5000万円は多いように思い ますが。
- kkenji
- ベストアンサー率55% (47/85)
需要と供給の関係は産科医療では仕方ないでしょう。新規に産科医になる医師はいまや毎年産婦人科医が３００名以下でのなかで、ガンや不妊や研究者以外で１００名いないでしょう！一方、６０歳以上の産科医が４割以上いますから！しかも産科医は２４時間３６５日お産があって、しかも突然救命救急で２名の命を診ないといけないのですよ！帝王切開をしようにも、もう一人の産科医と麻酔科医と小児科医とどれもなり手がいなくなっている科の医師をあつめて手術をするのですよ！日本全国、産科医は疲弊しています！格差社会なのです！危険手当なのです！
お礼
ご意見ありがとうございます。 「危険手当」という表現に納得しました。
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お礼
ご意見ありがとうございます。 現場の声が偏りなく伝えられるといいのですが。