- 締切済み
商品ファンド
商品ファンドを始めてみようと思うのですが、 実際にやってみたことのあるかたは、いませんでしょうか? もしも、いましたら、感想をお聞かせください。 儲けた(損した)話、いいファンドの見分け方、こういう担当者がいたなど、なんでも結構ですので、 ぜひお願いします。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
みんなの回答
- tiuhti
- ベストアンサー率66% (447/668)
>投資を議論する場合においては木を見ることよりも森を見るということの方が遥かに重要だと思います。 という指摘を頂いたので、全くの繰り返しになりますが、質問者の方に向けて、自分なりに整理しておこうと思います。 1. 投資のタイミングについて(言いかえれば、どんな時に商品ファンドは儲かるか、について) 日本商品投資販売業協会は、 ・ 商品ファンドの投資対象である先物取引では、上がる時でも下がる時でも儲けるチャンスはある ・ 商品市況全般の値上がり、値下がりのトレンド(傾向/方向性)がある程度大きいほど商品ファンドの運用成績が向上する、反面、小刻みに変化すると成績が思わしくなくなる、といわれている としています。一方、yohsshiさんは、 >ファンドの投資の前提は背景となる商品を保有して利益が上がるかどうかの判断を行うことが必要です。ファンドは背景の商品と基本的には同じ動きで、うまいファンドマネージャー行ったとしても背景の商品が下落している時はプラスにはなりません。うまいファンドマネージャーが行った時により大きく儲かる、損失が少し少ないという程度のものです。この部分を良く念頭にお入れになられた方が良いと思います。 というお考えです。私は、たった1つですが実際の運用成績を追いかけた経験、及び何回かセールスの人の説明を受けた経験、日本商品投資販売業協会のHPを通じてわかる実際の成績からして、yohsshiさんのような意見は、仮にあったとしても少数派だと思います。でも、実際に投資を考えられている方からみれば、「専門家」の意見は重い(例えば、宣伝文句としては、上げ相場でも下げ相場でも積極的に儲けにいきます、っていいながら、実は、いつも上がる方ばかりに賭けているのかも知れない)ので、どちらかの一方の意見で納得されていないのなら、実際に購入される際は、複数のファンドの運用成績と、商品指数(日経商品指数とかCRB Indexとか、複数の商品を対象としたもの)を比べて見る事をお薦めします。商品投資販売業協会の言う通りなら、一見バラバラだけど、相場のトレンドがハッキリしているときは、どっちかというと、儲かっている例が多くなって、yohsshiさんの言う通りなら、うまいへたはあっても、どのファンドも概ね商品指数の動きと似たような成績を上げているはずです。 日本商品投資販売業協会のような考えと、yohsshiさんの意見とでは、買うか買わないかで正反対の結論がでる事もありますから、やはりこの違いは無視はできません。例えば、明白な下げトレンドだと思ったら、協会の意見だったら「どちらかと言えば買い」だし、yohsshiさんだったら「絶対に買えない」です。また、買う前も重要ですが、買った後は、場合によっては「解約するタイミング」も図る事になるかも知れないので、実際に買われたファンドの成績の傾向は意識しておいた方が良いでしょう。 2. 積極運用型と元本確保型について 円建の場合、元本確保型を買っても、それはファンド購入資金用の大部分を貯金して残りで積極型を買ったのと、買う側にとっては本質的には大きな違いがありませんから、私は好き嫌いで決めて良いと思います。但し、元本確保型でも預金保険の対象ではありませんから、金額を減らして積極型を買って残りは預金にしておく、という選択肢もある事は覚えて置いて下さい。 ドル建の場合は、ご自身が「為替リスクを増やしてでも、ドルベースで元本を確保したい」、そもそも「為替リスクを取りにいきたい」のかどうか、よく考えてください。(yohsshiさんのNo.1での「投資論としては円ベースの投資で外貨ベースで行う場合は元本保証型でない方がリスクが少ないと考えられている」という指摘は重要だと思います。私がNo.2で言っている事も、買う側にとっては全く同じ意味の事だと確信しています。) 尚、積極運用型の場合、商品相場自体が、どこで取引をされていようが、ドルベースで考えられている世界の商品市場に引っ張られている以上、ファンドが円建でもドル建でも、為替リスクの点で決定的な違いはないと、私は考えています。 yohsshiさんの言う「元本保証型」については、格付けを取得していて、「元本保証」とうたって販売できる、という点以外は、説明されていないので、これ以上は何とも言えません。元本がしっかりと保全されている以上、元本確保型に近いリスクとリターンになるざるを得ないと私は思いますが…。もし「元本保証」をうたう商品に遭遇したら、「リターンの点で、元本確保型とどの程度違うものが期待できるのか」という点をご自身で確認して下さい。『もし』、似たようなリターンであれば、預金保険の対象でない以上、元本確保型の変形と考えれば良いと思います。(その場合、格付けの意味は、買う側にとっては、その後で考える二次的な問題でしょう。)つまり、自分が広い意味での「元本確保型」を買いたいと考えて初めて、「確保」でも良いのか「保証」にしようか、過去の運用成績等々も考えて、総合的に判断する、という事です。 勿論、元本確保・保証型だろうが積極運用型だろうが、分散投資をどれくらいきちんとやるか、等によって、リスクとリターンの関係は変ってくるので、この2分類ですべてがわかる訳ではありません。当然の事ながら、そこまで行けばファンド毎の個別の判断・推測です。 以上が、私が「買う側の立場から見た“森”」と考えるポイントです。 これまた繰り返しになりますが、私の知り合いが「騙されかけた」と思ったのは、横で聞いていて知り合いが「元本確保型だと、元本が割れる確率も非常に低いが、積極運用型に比べて、儲かった場合の利益もぐっと小さいだろう」という、ある意味当然の事実に気がついていないのが、会話の端々から明らかにわかるにも関わらず、セールスマンが「元本は確保されている」という点を強調するばかりだったからです。今回、yohsshiさんが「円ベースの投資で外貨ベースで行う場合は元本保証型でない方がリスクが少ない」と指摘されたのと同じ様なセールス姿勢だったら、そんな事は感じなかったはずです。 その意味で、yohsshiさんが、No.3以降「格付けを取得しているからまるで違う」とか(私が「yohsshiさんが法律違反をしていた、と主張する気はない」と書いているのにも関わらず)「元本保証と言っても、法律上問題ないのだ」とかいったDetailばかりに拘って、肝腎の「期待リターンが元本確保型とどう違うのか」について説明されなかったのは、ちょっと残念です。 尚、「円ベースの投資で外貨ベースで行う場合は元本保証型でない方がリスクが少ない」という意味を最初から理解されていて、また、元本確保型が預金+積極型とリターンがあまり変わらなくて当然、と考えておられたのなら、私が「元本確保型」について書いた部分は、まるで無意味でした。回答に対して反応頂いていないので、先にお詫びしておきます。それでは…。
- yohsshi
- ベストアンサー率55% (369/665)
tiuhtiさんへ 法令違反は一切ないと考えています(少なくとも自分達が法令違反だと認識している行為は行っていません)。販売において金融庁に届け出でしており、弁護士からオピニオンも取っています。私どもの商品を見たことがないので、ご自身のご経験から、一部憶測に基づき回答なされているようですが、知らないことについて記載なされない方が良いと思います。他の方の回答が間違っていたとしても必ず指摘されるわけではないからです。また、私は無理に回答を求めている訳ではなく、私自身が正確に伝わっていないと感じた部分を補足しているだけだということを念頭に入れ、今後は質問の主旨と外れた方向に話が拡大することを防いでください。 >例えば『AA格を持つ金融機関が元本を保証していて、それで格付機関もファンド自体にもAA格をつけている』というのであれば、作られたのが海外だろうが国内だろうが、やはり『元本確保型』ファンドです。 販売上において格付けを取得した方が良いと思いますが、日本の商品ファンドで格付けを取得しないのはなぜでしょうか? 答えは高格付け要件を満たせないからです。どのように格付け要件を満たしたかはご理解を越えているでしょうから説明は省きます。(知っている人は私の2度目或いは以下の内容で全体の想像がつくはずです) 日本国債でも元本保証を謳って販売することは禁じられていますので、厳密な意味において元本保証を謳うことはできないということは確かです。但し、元本の返還に対して確実性が高いということでAA格を取得できたのです。格付けを取得すると格付け機関の格付け理由説明に信用リスクを客観的に表記されています。また、英文の内容表記においてguaranteeとの明記があります。 無格付けの公社債も、格付けを取っている公社債もリスクは同じだとお考えならばおっしゃる通りでしょう。それも個人の考え方ですから尊重します。私はそれが全然違うと思っています。何より商品内容を正確に把握することなく、憶測による記載が多いことが気になっています。その商品の内容を把握されていない以上は、その部分の回答なさるべきではないでしょう。もうご指摘いたしませんが、前述の引用文章に明らかな間違いがあります。この回答を必要とした場合、不親切ですがご自分で調べてください。ネットで検索しても出ないと思います。 >No.5の回答について 私は経済情勢のパターンから他の運用商品に対してオーバーパフォーマンスするタイミングの一例を記載したつもりです(他商品が有利ならばこの商品に投資する意味は余りないですから)。ご質問や補足から初心者の方と判断いたしました。このような方に細かいお話をしても混乱を招くだけだと感じています。勿論、ご質問者さまから要求された疑問には時間の許す限り回答する必要はありますし、段階を踏みながら回答すれば良いと思います。 ご質問の主旨からどんどんはずれていきますのでこれ以上の回答は控えますが、投資を議論する場合においては木を見ることよりも森を見るということの方が遥かに重要だと思います。(このたとえがご理解されることを願っております) ご質問者さまへ 商品ファンドに限ったことではありませんが、内容を良く理解した上で投資の是非を決定なさってください。業者に説明する義務があるのは間違いありませんが、当該商品においては書面に記載されていることが全て了解されている誤認して、後のトラブルに発展することが非常に多いと思います(国民生活センターなどの苦情も増えています)。リスクを把握すること、リスクが許容できるかどうか判断することの重要性は私などが申し上げるまでもなく、ご承知のことと思います。 最後に折角のご質問に対して、稚拙で主旨から外れたローカルな話題を中心とした回答を繰り返したことをお詫び申し上げます。こうなってしまっては、ご質問の意図に基づく回答を得ることは難しいと思われます。ご面倒でしょうが、別途ご質問し直して頂いた方が良いと思われます。その際、私は回答を遠慮いたします。申し訳ありませんでした。
- tiuhti
- ベストアンサー率66% (447/668)
言い忘れた。 >ファンドは背景の商品と基本的には同じ動きで、うまいファンドマネージャー行ったとしても背景の商品が下落している時はプラスにはなりません。うまいファンドマネージャーが行った時により大きく儲かる、損失が少し少ないという程度のものです。この部分を良く念頭にお入れになられた方が良いと思います。 これはおかしいね。理由は、yohsshiさんご自身の紹介の、参考URLの「買うタイミングは」「なぜこんなにプラス(マイナス)?」(およびそのリンク先の実際の運用成績)を見て下さい。商品ファンドの、最大の特徴というか魅力は、売りからでも買いからでも入れる、って事だから「商品があがらないと儲からない」って事はありませんね。どっちかというと、「「買うタイミングは」にあるように、明確なトレンドがある時は、上昇相場だろうが下落相場だろうが儲かる、っていうのが正解に近いと思います。 でなきゃ、こんなにバラバラの運用成績にならんでしょ。
- tiuhti
- ベストアンサー率66% (447/668)
私が一般人としては「教えてGoo!に回答してもいいかな」という程度に知っている分野と、No.1とNo.3の回答者であるyohsshiさんが仕事としてやられている分野がダブっているので、こういうパターンが多く、yohsshiさんにはちょっと申し訳無いが…。 まず簡単なところから >従って、タイミングにより元本を確保に行く(ある程度儲かれば元本を確保しながら運用するということだと認識しています)という元本確保型のものとは異なる形式のものです。 元本確保型は、「ある程度儲かれば元本を確保しながら運用する」というものではありません。元本は最初から確保されています。(勿論、ファンドの中の確定利付運用が、相手先の倒産などで予定外の損失を蒙った場合や、投資家が途中で解約した場合は別ですが…。) 私のNo.2の説明で足りなければ、yohsshiさんが紹介された日本商品投資販売業協会の「5.元本確保・積極運用」の項あるいは、下の参考URLをご覧ください。 >私どもの行ったものは海外発行ものですから、日本国内のファンドでは元本保証を言うことのできるものはないのかもしれません。 上にあげた日本商品投資販売業協会の説明や、下の参考URLを読んで頂ければわかると思いますが、元本保証でなく元本確保なのは、「預金における預金保険機構のような公的な保証がないから」という説明が一般的です。(そこまで厳密に言う必要があるのか、個人的には疑問ですが、皆さんそう仰います。) であれば、その精神からすれば、yohsshiさんが売ったファンドは、どこぞの政府なりが元本を保証していれば『元本保証型』といって良いのかもしれないが(まさかそんなねぇ?)、例えば『AA格を持つ金融機関が元本を保証していて、それで格付機関もファンド自体にもAA格をつけている』というのであれば、作られたのが海外だろうが国内だろうが、やはり『元本確保型』ファンドです。 但し、日本の法律が及ばない海外で販売されている商品を、日本の会社が単に取次ぐ場合に、日本の商品ファンド法がどのように適用されるのか、私は知りませんから、yohsshiさんが法律違反をしていた、と主張する気はありません。そんな事よりも、実態としてどう違うのか、の方がずっと肝腎です。 で、その実態ですが、 >発行体が元本の返還に対して100%保証し、利払いに相当する部分のみを商品ファンドの運用により変動するというものです。 ここで言う発行体が、仮にファンド自体であれば、自分で自分の事を保証しているだけだから、それだけでは格付機関がAA格をくれるわけがありません。AA格にふさわしいリスクを抑えた運用が要求されるはずです。当然、リスクを抑えればリターンも減るので、結果的にはNo.2で書いた元本確保型と同様の「損益」になるでしょう。 あるいは、この「発行体」が、日本商品投資販売業協会の「5.元本確保・積極運用」でちょっとふれている、「高格付けの銀行等が発行する信用状により元本を確保する」という例における、信用状の発行体だとします。信用状を発行する立場からすると、「積極運用をするファンドの元本は保証して、運用がまずければ、ファンドの投資家に損失を補填するが、うまくいったら儲けは全部ファンドの投資家のもの」ってな訳には行きません。当然、信用状の発行体も見返りを要求するはずです。で、見返りの原資は、うまく行った時の利益が主になると思います。 その結果は、ファンドの投資家から見たら、「失敗した時には元本は帰ってくるけど、うまく行っても儲けは少ない」訳ですから、やっぱり私が説明したような元本確保型と似たような「損益」になるはずです。因みに投資の世界の基本的な理屈としては、誰もがリスクをとった分だけのリターンを要求するので、信用状の発行体は、元本を100%保証するのなら、反対に上手く行った時の儲けも全部(厳密には確定利付商品の利回りを上回る分全部)を要求する事になっています。(実際には、信用状の発行体が、運用会社にNo.2のような確定利回りの運用も一部要求して、それと、うまく行った場合の儲けを吸い上げるのとのミックスで、リスクに見あった期待リターンにする事も十分考えられます。ひょっとしたら、No.2と全く同じ運用をさせる事もあええますね。) ぐたぐたと書きましたが、投資家にとっての問題としては、「元本保証といえるのかどうか」は二次的なもので、「元本保証なり元本確実なりにする代償は何か」って事がまず最初です。代償として、yohsshiさんが売ったファンドが、私が説明した元本確保型のファンドと似た様なリスクとリターンになるのであれば、私の説明は少しもおかしくなく、yohsshiさんの説明は誤解を生むと思います。(「全く異質」とは言えないから) 反対に「元本確保型よりもリスクは少なくリターンは大きい」という『夢』のようなファンドをyohsshiさんが売ったのであれば、当ったり前の元本確保型と、yohsshiさんが売ったファンドを混同させる説明を、私はしてしまった事になります。いずれにせよ、元本確保か元本保証かは後回しにして、「リスクが少ない代償は何か」という点にまず注目されたほうが良いと思います。その結果、元本保証型ファンドが、例えばドル債+積極運用型のファンドと同じようなリスク&リターンであれば、私がNo.2で述べたように、自分はドル債のリスクをとりたいのかどうか、で判断される事をおすすめします。 尚、私の知っている人を「騙しかけた」のは、「元本確保型だと元本が帰ってくるのは確実」という方ばかり強調して、その代償として「期待利回りはがくっと下がり、積極運用型のファンドを少額買ったのと結果は大差ないだろう」という事を、まったくと言っていいほど説明しなかったセールスマンです。(そういうつもりで、「騙されかけた」と書こうと思ったのですが、全くそうは読めませんね。ゴメンナサイ。)元本確保型で、元本が返って来ないのは、まず、確定利付運用の相手先に何かが起きた場合だけで、そのリスクは少なくともパンフレットには書いてありますから、そういう事が仮に起きても、私も、また「騙されかけた」人も、それを理由に「騙した」とは絶対に言いません。
- yohsshi
- ベストアンサー率55% (369/665)
ご質問者さまに対してのみ記載したものではありません(特に後半部分)。誤解を招く表現がありましたので追加説明も加えさせていただいております。 >商品ファンドの場合、はじめる好機というのは特にないのでしょうか? 今後、タイミングとしては不景気から景気回復の所を狙うことが良いと思います。景気回復で商品需要が高まることに対して、景気回復に確信が持てないことが多いために日銀の金利上昇が遅れ気味になります。このことから、確定利回りものよりも高いパフォーマンスとなる可能性が高いからです。これらは株式への投資タイミングと似ていると言えると思います。 NO.2の方がおっしゃられる元本確保型は、私がNO.1で申し上げた元本保証型とは全く異質のものです。(言葉の意味が違うので勿論判っていらっしゃると思いますが)簡単に説明しますと、私どもが行ったものは格付け機関から格付け(AA格だったと思います)を取り、販売したものです。従って、タイミングにより元本を確保に行く(ある程度儲かれば元本を確保しながら運用するということだと認識しています)という元本確保型のものとは異なる形式のものです。発行体が元本の返還に対して100%保証し、利払いに相当する部分のみを商品ファンドの運用により変動するというものです。償還時は、当然、同期間の日本国債のパフォーマンスを上回りました(そうでなければ評価されません)。 世の中は広いので探せばこのような商品もあるという一例です。 元本確保型は元本保証ではありませんので、ご注意してください。この違いを是非きちんと確認してから元本確保型の投資の是非はご判断ください。 私どもの行ったものは海外発行ものですから、日本国内のファンドでは元本保証を言うことのできるものはないのかもしれません。 元本保証型で償還元本を下回っての償還(発行体が債務不履行になった時は元本割れになることをリスク説明しているとして、それ以外の状況で)ならば、『騙した』ということになると思いますが、元本確保型で償還元本を下回っても『騙した』ことにはならないのではないでしょうか。この辺の違いはきちんと確認しておく必要があると思います。 会社であれ、個人であれ、ファンドの投資の前提は背景となる商品を保有して利益が上がるかどうかの判断を行うことが必要です。ファンドは背景の商品と基本的には同じ動きで、うまいファンドマネージャー行ったとしても背景の商品が下落している時はプラスにはなりません。うまいファンドマネージャーが行った時により大きく儲かる、損失が少し少ないという程度のものです。この部分を良く念頭にお入れになられた方が良いと思います。 商品の善し悪し(リスクの明確な把握ということでしょうか)を判断ができない、或いは投資の失敗を他人(売買担当者や営業担当者)の責任にする方は、投資に不向きだと思われますので、たとえ金利が低くとも預貯金のみで運用なされることが適当だと思います。尚、私の意見は、合理的な考え方に基づきどのような投資が有効かということを問題回答の基本としております。
- tiuhti
- ベストアンサー率66% (447/668)
海外の商品なので、商品ファンドというべきかどうかはわかりませんが、商品先物、為替・金利・株価指数などの金融先物に投資するファンドの運用成績を数年追いかけた時の経験を書きます。(私が持っていたのではなくて、会社です。) ファンドは、ドル建の小口投資家向けのものでした。運用成績は、私が見ている間は、はっきりいってダメでした。3~4年ぐらいの間に、通算で15~20%は損していたような記憶があります。解約があいついで、運用する側も、相当危機感を感じていたようで、ファンドマネージャーを変えたり、バタバタしてましたが、それでも、今一つでした。 でも、ファンド設定以来(12~3年ぐらいだったかな)の利回りは、アメリカ国債の利回りを相当(記憶では4~5%ぐらい)上回っていたので、最初から買っていた人は、さほど怒っておらず、むしろ喜んでいたかもしれない、と想像します。(第三者機関が、この手のファンドの運用成績をまとめて発表している中でも、通算成績は平均よりも上だったと思います。) 過去の運用成績を見ていると、相場に方向性が無い時は、パッとしないかあるいは負け続けだけど、相場に明確なトレンドが出ている時(典型は、きついインフレで、金利は上がる一方、株は下がる一方、商品の相場は上がる一方、という時期)に、ガバガバに儲けて取り返しておつりがくる、という傾向がありました。(損をした時の運用レポートでの「言い訳」でも、相場に方向性が無く難しい市場だったから、なんて書いてありました。)だから、このファンドに関してだけ言えば、始める好機は、インフレが起きそうなとき、という事になるのでしょう。 これが全体を代表していると言う気は毛頭ありません。あくまで、一つの例として聞いて下さい。損益のぶれ方もファンドの運用方針によってかなり変るはずですし。(でも、パンフレットなんかに書いてある運用方針から、素人が具体的なイメージを掴むのって、結構むずかしいような気はします。また、私の経験のように、過去の成績が、その先の成績の予想にほとんど役に立たない場合もありますしね。) No.1の方の「円ベースの投資で外貨ベースで行う場合は元本保証型でない方がリスクが少ない」というのを、余計なお世話かも知れませんが、ちょっとしつこく説明させて下さい。この点をやたら強調して、売り込んでくる人がいて、またそれに「騙されかけた」人も知っているので…。 私が見ていたファンドは、いわゆる「元本確保型」ではありませんが、元本確保型を買う場合には、自分にとって、元本確保型のファンドが良いのか、あるいは投資額をぐっと抑えた元本確保無しのファンドが良いのか、よく考える事をお薦めします。 元本確保型の基本的な仕組みは、「ファンドの大部分を確定利付商品に回して、残りの部分でリスクをとり、リスクを取った部分が仮にパーになっても、満期時には最悪でも確定利付の部分だけでファンドの元本は回復している」という形だと理解しています。一部元本確保型は、確定利付商品への投資の比率を下げます。(但し、すべての元本確保型ファンドがそういう仕組みかどうかは、知りません。) 言いかえれば、貴方の投資額が1万ドル相当の円だとしたら、実質的には8,100ドルの債券と1,900ドルの元本確保無しのファンドを買っているのと同じ事です。(ドルの5年もの金利は4.4%ぐらいですから、8,100ドルを5年間固定金利で運用すれば、5年後には1万ドルになります。) もし貴方が、ドルの債券も投資対象として魅力的だから、為替リスクもとりたい、というのなら1万ドルの元本確保型ファンドで良いでしょう。でも、貴方が為替リスクはできるだけ減らしたい、というのなら1,900ドルの元本確保無しファンドを探すべきです。 元本確保かどうかは「好み」の問題ですから、どちらをとるかは人それぞれですが、「元本確保」の為に、取りたくない為替リスクまで取るのは、無意味というか逆効果です。 後、満期前に解約できるか、その際のコストはどれくらいか、といった点も重要でしょう。特にドル建元本確保型の場合はです。為替の動き次第では、途中で処分したくなる事も十分考えられますから。 尚、円建でも、元本確保型を買う代わりに、投資額をぐっと減らした確保無し型で、実質的なリスクを同じにする事は可能です。だから、円建ファンドでも、元本確保にあまり拘らずに、まずファンドを選び、リスクの調整は投資額の大小でやる、という方法が、「理屈」にはあっていると思います。(後は、個人の考え方次第です。)
- yohsshi
- ベストアンサー率55% (369/665)
http://www.jcfa.or.jp/help/index.html このサイトはお勧めできます。既にご存知のことと思いますが、基本として抑えた方が良いと思いましたので。 商品ファンドは今から5~6年前位に手がけたことがあります。海外で発行された円ベースの元本保証型を投資家に販売する業務に付いていておりました。投資家の方には非常に好評で、償還時には同じようなものを作ってくださいとのことをおっしゃられましたが、金利が低下して同じ物が作れなくなり断念いたしました。(本業は有価証券売買ですので、商品ファンドは業務として少し行ったという程度で一回限りでした) >いいファンドの見分け方 これは非常に難しいですが、過去の実績と運用のポリシーを重視するしかなく、投資してみて始めて判るということが多いと思います。相場環境から考えて異常に好利回りがなっている場合は要注意で、何故これほどパフォーマンスが良かったのかということを良く聞くことが必要だと思います。 >こういう担当者 これは商品ファンドの担当者に限ったことではないですが、 駄目な担当者 1.とにかく自分がよくしゃべり、こちらに質問させる機会をあたえない 2.やたら利回りがいいことだけを協調する 3.成績が大変だから買ってくださいなど懇願型の営業 良い担当者 1.こちらからの質問にきちんと回答して誤魔化さない 2.商品ファンドのリスク部分或いは自社の弱点なども積極的に話す 3.必要だと思われる情報を伝えるだけで、判断は投資家がなさることというスタンス 担当者が最悪でもファンドが最高の場合、担当者が最高でもファンドが最悪の場合もあります。あくまでも主役はファンドがどうかということだとおもいますから、担当者の良い悪いは2次的なものだと思います(勿論、良いに超したことはないですが)。 もし、私がこの種のファンドに投資するとすれば、米ドル建の元本保証型で行うと思います。但し、現在は円安がかなり進んでおり、円資金からの投資は為替リスク(円高になるとマイナス)を考えると、円から米ドルへの転換のタイミングを計る必要はあると思います。 私の考え方ではリスクを限定的にする(為替リスクを既に取っているのでショウヒンファンドのリスクを抑える)というものですが、投資論としては円ベースの投資で外貨ベースで行う場合は元本保証型でない方がリスクが少ないと考えられています。始めの段階はリスクを取ることに慣れることが必要で徐々にこの辺が何故かということをご勉強なされていくことが良いのではないかと思ってのご提案です。
補足
ありがとうございます。 ところで、商品ファンドの場合、はじめる好機というのは特にないのでしょうか?