北朝鮮との国交

質問

小泉政権は、一時期、北朝鮮との国交回復に躍起になっていた時期がありました。
しかし、日韓基本条約において、韓国を朝鮮半島における唯一の国家と規定しています。
つまり、北朝鮮は（条約下では）国家ではないのです。
国家でない組織と、どうやって国交を結ぶのでしょう？
小泉政権は、本気で北朝鮮と国交を結ぼうとしているのでしょうか。

回答No.4

g6200 · ベストアンサー

＃２です。補足させて頂きます。北朝鮮と拉致問題など諸問題を棚上げにしての国交正常化はもちろん言語道断です。しかし国交正常化の「交渉」を継続することは、たとえ進捗が芳しくなくても、メリットは確実にあります。

北朝鮮も日朝ピョンヤン宣言を金正日総書記の偉大なる功績だと評価しています。これを担保にして日本に経済協力を求めているのですが、先方にとってもこのジャパン・マネーの獲得可能性は、そう簡単に手放せるものではありません。

日本も交渉を続けるスタンスを取ることによって、国交の無い国との「パイプ」が築けています。それによって北朝鮮の核開発、ミサイル発射実験、そして工作船等による主権侵害活動を事実上抑止する効果を上げています。そしてパイプがあるのだから、まだ横田めぐみさんはじめ、拉致被害者の救出の可能性を信じ、努力できるのです。

国交正常化交渉は、見ていてもイライラするものですが、だからと言って手放す必要もないものです。北朝鮮もいつ崩壊するか分かりませんが、経済制裁などの圧力をちらつかせつつ、いつでも交渉する用意があるという毅然とした姿勢をみせることが肝心要のことだと私は考えます。

お礼

私としては、核、拉致問題を初めとする諸問題を解決するために
北朝鮮という組織と交渉を続けている、と思っています。
多分、g6200とかなり近いスタンスだとは思います。
なるほど、参考になりました。ありがとうございます。

回答No.3

toshi-tsugu

現在、我が国にとって「拉致問題の解決」を除いて、北朝鮮と国交を結ぶメリット、何かあるでしょうか。
北朝鮮は国連にも加盟しているので、国家ではないという認識はないと思います。国交を結ぶと決意すれば、その方法はいくらでもあるように思います。

拉致問題の解決ですが、現在の軟弱（幼稚）外交では、何年経っても解決しないように思います。原状回復を要求しないで、逆に「手を差し伸べる」姿勢を示すということは、「取られるだけ」という結果が容易に想像できます。これでは、国民は納得しないだろうと思います。国内には、北朝鮮を支援する在日組織や国会議員もいるかと思いますが、解決の糸口は見つからないと思います。そうすると、国民の反対を押し切ってまでして国交回復をするとは思えません。

ご質問の趣旨と外れた箇所については、ご容赦下さい。

お礼

私も、納得してない国民の一人です。
外交という名の戦争に自ら進んで負けにいくようなものです。
これって敗戦行為ですよね？（苦笑）
ありがとうございました。

回答No.2

g6200

吉田内閣におけるサンフランシスコ平和条約。鳩山内閣による日ソ国交正常化。佐藤内閣による日韓基本条約の締結。そして田中・福田内閣による日中国交正常化。外国との外交関係の正常化は、時の政治家の歴史的偉業になります。恐らく小泉総理は歴代自民党指導者のひそみにならい、北朝鮮との国交正常化を最大の外交的功績にしようと狙ったものと思われます。ところが小泉総理の思惑は残念ながら外れてしまいました。

拉致事件の真相が想像以上に過酷なものだったからです…。

もう小泉総理は、北朝鮮との国交正常化の問題も拉致事件の解決も、さじを投げてしまっていると言っていいでしょう。二回のトップ会談の後、小泉総理は完全にショックを受け（誰でもそうだと思いますが）、郵政民営化のほうに関心を振り向けてしまいました。

＞しかし、日韓基本条約において、韓国を朝鮮半島における唯一の国家と規定しています。

韓国の金大中大統領が北朝鮮を訪問し、金正日総書記と歴史的会談をし、両国が平和的な方法で統一問題を解決するという認識で一致したので、それを受けて日本も韓国の理解を受けた上で、朝鮮半島の安定化にも寄与するものだと国際的な支持を得て、国交正常化交渉に踏み切りました。

拉致実行犯の２工作員に対して国際指名手配が行われ、日本政府は彼らの引渡しを求めて対立しています。北朝鮮は特に中国との関係を深めていて、米国もイラン問題で手一杯で北朝鮮に軍事カードを切れませんので、国交正常化も、拉致事件の解決も当分動く気配がありません。

お礼

お礼はNo.4の方で書かせていただきたいと思います。

回答No.1

ipa222

国交を結ぶと言うことは、そうした周辺もあわせて調整するということです。

国交回復は本気でやろうと思っていたでしょうけど、もう時間切れですね。