• 締切済み

自信を持って「これは面白い!」と言い切れる本はありますか?(できればミステリー)

 私は読書が好きで、ほぼ一日に一冊のペースで読んでいます。主に最近の一般的な小説を読んでいます。ジャンルは主にミステリー、SF、ホラーが多いのですが、全般的に受け付けます。  まだ25歳とはいえ、人よりも多くの本を読んできたつもりなのですが、最近ふと思い返してみたところ、本当に心の底から面白かった本が無いということに気が付きました。  参考までに、今月読んだ本を挙げます。 「赤い月照」「葉桜の季節に君を想うということ」「ミステリアス学園」「OZの迷宮」「くらのかみ」「夜市」「硝子のハンマー」「蒲生邸事件」です。 少しでも面白いと思ったのは、「赤い月照」だけでした。今月は「ミステリーの月」と決めているので、ミステリーに偏った選択になりました。  明治から昭和にかけての作品には、文句のつけようの無い作品もあるのですが、できれば現代小説で手放しで面白いと言える作品はないものかと悩んでいます。小さい頃は江戸川乱歩の「少年探偵団」を読んで、大いに満足していたのですが、年を取るとともに大抵の本では感動を味わえなくなってしまいました。  特にミステリーの分野では、失望させられることが多いのです。さきほど挙げた中で「葉桜の季節に君を想うということ」はある雑誌で、多くの批評家から絶賛されていました。しかし読んでみたところ、トリックもチープで登場人物にも魅力がなく、非常に落胆しました。  多くの方が面白いと言っている作品を楽しめない自分に問題があるのでしょうが、どなたかこんな私を救ってください。できれば平成に入ってからの作品で、自信を持って薦められる良書を一冊だけ教えてください。どんなジャンルでも結構です。  人それぞれの好みがあるのは重々承知しております。どんな作品でも必ず読みますので、「読後、数日はその作品のことばかり考えていた」ぐらい感銘を受けた作品をお待ちしております。  

みんなの回答

  • syohji
  • ベストアンサー率32% (10/31)
回答No.11

ミステリ好きなら既に読んだことがあるかもしれませんが、大沢在昌さんの「心では重すぎる」はいかがでしょう? ジャンルはミステリです。著者の有名シリーズの続編となるもので、同シリーズの他の話では20代だった主人公が40代となっており、現在の若者の心を理解できない(理解したくない)主人公からは大人の渋さがにじみ出ています。 あまりミステリ小説を読まない私が、唯一震えるような衝動を感じた作品です。 興味がおありでしたら、是非。

qwer_tyu
質問者

補足

大沢在昌氏の作品は読んだことがありません。 同氏といえばハードボイルドの印象がありますね。ハードボイルド物はあまり読むことがないので、この機会に読んでみます。 ありがとうございます。

noname#30521
noname#30521
回答No.10

好みがあるので、なかなか自信はもてませんが、高村薫の『マークスの山』。 確か5年ほど前に読んだのに、あらすじを覚えているってことは、印象的だったんだと思います。 ただし、トリックの完成度という点では覚えていませんのでその点ではそんなに印象的ではなかったのかも知れません。 映画になっているらしいですが、見ていません。自分の中に描かれた最後のシーンが壊れてしまうのがもったいないからです。 自分の中に出来上がった「映像」が鮮烈だっただけかもしれませんが、よろしければ読んでみてください。

qwer_tyu
質問者

補足

 マークスの山は高校時代に読んだのですが、まったく内容を覚えていません(汗  面白くて最後まで読んだ記憶があるので、再読の価値はありそうですね。ぜひ読んでみます。  ありがとうございました。

  • ka2ma
  • ベストアンサー率30% (4/13)
回答No.9

宮部みゆきの「蒲生邸事件」を読んでるみたいなので他の宮部作品も読まれてるかもしれませんが、「火車」はどうでしょうか。社会問題にもなったカード破産を題材にした重いテーマの話で、読んだあと正直カードを持つのが怖くなりました。そういう意味では読後その作品のことばかり考えていたと言えるかもしれません(笑)あんまりトリック云々って話ではないですけどね。

qwer_tyu
質問者

補足

 宮部氏の作品で読んだことがあるのは、「蒲生邸事件」「レベル7」です。どちらも評価が高いのですが、あまり楽しめませんでした。特に蒲生邸事件のほうは、アラが目立ちすぎて、読んでて不安になるほどでした…。自分には合わない作家なのかもしれません。  しかし、やはり二冊で判断するのもどうかと思いますので、「火車」は読んでみます。ありがとうございます。

noname#19729
noname#19729
回答No.8

条件にあります「1冊だけ」に反してしまいますが申し訳ありません。 小野不由美さん「十二国記」シリーズ 最初の巻から読まなければその世界の仕組みなどが理解できないので、少し大変かもしれませんが中盤あたりの巻(上下に分かれていた巻)が面白くてのめりこんでしまい、翌日出勤なのに睡眠時間3時間しか取れなかったという思い出があります。 ライトノベルでマンガのようなイラストが入っている本なのですが、角川文庫(だったと思います)から普通の文字だけの本としても出ていますので、イラストが入っている本がお嫌いでいたらそちらで読んでみては? また、平成の作品ではないですが 東野圭吾さんの「魔球」は、全て読み終わった後にもいろいろ考えさせられる作品でした。 東野圭吾さんの本は読んだことがないそうですので、他にも「虹を操る少年」「宿命」なんかもオススメです。 「片思い」は人によって評価違うと思いますが(性同一性障害の話なので)、私は読んだ後にもいろいろ考えさせられた本でしたので読んだのはずいぶん前ですが印象に残っています。

qwer_tyu
質問者

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十二国記はアニメ化されたものですよね?NHKで深夜再放送していたのを数話みたことがあります。小説は読んだことがありませんので、一度目を通してみます。 東野さんの作品はどれも読んだことがないのですが、他の人も薦めていらっしゃるので、やはり読む価値がありそうですね。 ありがとうございます。

noname#16403
noname#16403
回答No.7

井上夢人「オルファクトグラム(上・下)」 岡嶋二人「クラインの壺」(ちょっと古いですが) どちらも、個人的にかなり好きな本です。 帚木蓬生「エンブリオ(上・下)」は、子供が欲しいと思っている時に読んだので、 日本の法整備を含めて、不妊治療の在り方を改めて考えさせられました。

qwer_tyu
質問者

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クラインの壷は下の方で他の方も薦めてくださったので、図書館で予約してまいりました。 人気なのか、市内の全ての図書館で在庫がなく、予約待ちとなりました。読むのが非常に楽しみです。 あとの二つの作品は、クライン~を読んだあとに読みたいと思います。 ありがとうございます。

  • 3popo
  • ベストアンサー率33% (2/6)
回答No.6

京極夏彦さんの作品が私は好きです。 手元にあるとおっしゃってた「陰摩羅鬼の瑕」はもう読まれましたか?あの作品は、シリーズものと銘打ってはいますが以前の作品の事件や人物、時には犯人までが次作以降に反映されています。極端な例だと3作目の「狂骨の夢」の冒頭は前作「魍魎の匣」の事件のその後のような感じでかなり衝撃を受けました。(これから読み始めた人はどうするんだ!と^^;) 私自身「陰摩羅鬼の瑕」は未読なのですが、そういうことがないとは限りません。キャラクターもつかみやすいと思うので、京極作品の京極堂シリーズはぜひ1作目の「姑獲鳥の夏」から読み始めることをお薦めします。 京極作品は「巷説百物語」シリーズもとても面白いので、そちらのほうも是非お読みになってみてください^^

qwer_tyu
質問者

お礼

「姑獲鳥の夏」を読了しました。 作品全体に漂う隠微で妖しい雰囲気や、京極堂のウンチクはとても楽しめました。…しかし、やはり密室の答えに納得できませんでした。私はトリックの答えに「幻覚」を用いる作品があまり好きではありません。やはり「なんでもアリ」になってしまうからです。精神的な問題で、関口と姉妹に死体が「見えなかった」というのはやはり卑怯だと思います。たしかに、それに対して色々な布石があったので、一概に批判はできないのですが…。 批判が多くなってしまいましたが、それを除けば良作だと思いました。時間があるときに続編も読んでみます。ありがとうございました。

qwer_tyu
質問者

補足

回答ありがとうございます。 「陰摩羅鬼の瑕」は保留して、図書館で「姑獲鳥の夏」を借りてきました。分厚い本なので、まだ冒頭部分ですが、登場人物が個性的で雰囲気が出ていますね。もし気に入れば、このシリーズを読んでいきたいと思います。

回答No.5

柴田よしきさんの「聖なる黒夜」は、読んだ後にしばらくぼうっとしてしまったことを覚えています。単にミステリーではなく濃密なドラマがあって個人的にはとても好きです。 前半は時間も視点もあちこち動いて少し読みづらかったですが、半分を過ぎたあたりからはノンストップでした。 ただ、内容に同性愛を含むのでそこで引っかかることがあるかとは思うのですが……。 恩田陸さんの「木曜組曲」、綾辻行人さんの「十角館の殺人」、島田荘司さんの「異邦の騎士」なども最近読んでおもしろいなと思いました。

qwer_tyu
質問者

お礼

 「聖なる黒夜」と、綾辻さんの「時計館の殺人」を読みました。「十角館~」がみつからなかったもので…  綾辻さんの作品は、トリックはあまり面白くありませんでしたが、動機付けはかなり旨いと思いました。  聖なる黒夜は面白かったです。ミステリー要素はともかく、登場人物が個性的で良かったと思います。及川の毒にやられました…  聖なる黒夜は間違いなく私が過去に読んだものの中でも上位にランクすると思います。ありがとうございました。

qwer_tyu
質問者

補足

回答ありがとうございます。 「聖なる黒夜」は未読です。アマゾンにて検索にかけたところ、高評価ですね。ぜひ読んでみたいです。  恩田さん、綾辻さん、島田さんは、いくつか作品を読んだことはあるのですが、今回挙げていただいた作品に関しては未読ですので、順次読んでいきます。  感想はまた後ほど…

回答No.4

本について詳しくはないのですが、読むのは好きですので、 本当に私の感想のみで…。 東野圭吾さんの『昔ぼくが死んだ家』が内容は詳しく覚えて いないのですが、(4.5年前に読んだ) 読んでいてドキドキしたって記憶を今でもはっきり覚えています。 もう1度違う本でドキドキを味わいたいな~と 日々本を探していますが、出会っておりません…。悲しい。

qwer_tyu
質問者

補足

回答ありがとうございます。 東野圭吾氏は「白夜行」を読もうと思った時にちょうどドラマが始まり、結局作品に目を通したことがありません。『昔ぼくが死んだ家』というのは初めて聞きました。読んでみます。 >もう1度違う本でドキドキを味わいたいな~と >日々本を探していますが、出会っておりません…。悲しい。 すばらしい本を読んだあとのあのドキドキは病みつきになりますよね。もう何年も味わっていませんが…。 sarada_miさんも良書に出会えることを心から祈らせていただきます。

noname#16692
noname#16692
回答No.3

「葉桜の季節に君を想うということ」は私も同じ状態で読んで肩透かしをくらいました。 ただし、これを全く前評判を知らずに読んだら、もう少しおもしろいと思ったかもしれません。 ということで、ここで「絶対おもしろいです」と挙げられた状態で読んだものは期待値が高い分裏切られることも多いことを念頭に置いて下さいね(笑) 私がミステリーで読んだ後に考えさせられたものは「クラインの壷」でしょうか。岡嶋二人はもう解散したコンビですが、他にも名作は多いです。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101080127/qid%3D1142323096/250-0868643-7659466 下の方が挙げられている森博嗣のシリーズものは私は大好きですし、考えさせられることも多いのですが、好き嫌いがハッキリ分かれるタイプなので、まずはご本人のブログを読んでみるといいかもしれません。 屁理屈な人だなと思うようであれば、やめておいていいかと(^^; ttp://blog.mf-davinci.com/mori_log/index.php (先頭h抜かしました) ただし、「そして二人だけになった」は森博詞苦手な人でも充分楽しめると思いますよ!

qwer_tyu
質問者

お礼

 クラインの壷を読みました。短い話でしたので、1時間ほどで気楽に読むことができました。  内容ですが、やはり古い本ですのでありふれた設定のように感じました。当時読んでいれば新鮮に感じたと思います。残念です。  第一回電撃小説大賞で金賞を受賞した「クリス・クロス」とあまりにも内容が似ていると思ったのですが、調べてみると「クラインの壷」のほうが先に出版されていました…。

qwer_tyu
質問者

補足

回答ありがとうございます。 「葉桜~」に関しては同じような意見をいただいて安心しました。 …が、実は「そして二人だけになった」は同じように肩透かしをくらった作品の一つなんですよ(汗  技術的な話や、人物描写には引き込まれたのですが、肝心のトリックが満足できなかった覚えがあります。  しかし、一冊だけで作者を評価するのもなんですので、他の作品も読んでみます。  「クラインの壷」は聞いたことすらなかったので、調べてみたのですが、面白そうですね。早速明日手に入れてこようと思います。  感想はまた後日…。

noname#26306
noname#26306
回答No.2

私の趣味です。最近お気に入りは有名ですが森博嗣のシリーズ(犀川と萌の)と高田崇史のシリーズ(QED)ものです。また北森鴻のシリーズ(蓮杖那智)も好きです。京極夏彦の作品も好きです。 すごいトリックが!!ってのではないんですが読み応えが・・・。負担に感じる間もなく読み終わっちゃう。 順番に読んでいただきたいので作家の名前だけ挙げておきます。 私も最近昔ほど面白いと感じるものはなくなりました。読むものもなくなってきました。海外の作家にも手を出したんですがエラリーやアガサなど大物は読み尽くしてしまいました。 おもしろい作家さんをただいま私も発掘中です。 ミステリーというには軽いのですが乙一の「暗いところで待ち合わせ」や「平面犬」などいい作品も好きです(薄いから一日かからず読めちゃう)

qwer_tyu
質問者

補足

回答ありがとうございます。 挙げてくださった作品のうち、QEDは「百人一首の呪」を読んだことがあります。残念ながら、それは途中で投げ出してしまいました。というのはあまりも百人一首の説明が長く、飽きてしまったからです。飽きっぽい性格なもので…(汗  京極夏彦の作品は、実はまだ読んだことがありません。今手元に「陰摩羅鬼の瑕」がありますので、まずはこれから読んでみたいと思います。  北森氏の作品は読んだことがないのですが、家の本棚をあさってみると「支那そば館の謎」というのが見つかったので、早速読んでみます。  読んだ感想はあとで回答に書かせていただきます。ありがとうございます。

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