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中東戦争?(イスラエルとパレスチナ)
イスラエルとパレスチナは、なぜ戦争をするのでしょうか? いろいろ調べてみたのですが、釈然としません。 歴史や宗教が複雑に絡み合っているようですが、そこを何とか分かりやすく説明して頂けると、嬉しいです。 よろしくお願い致します。
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簡単に言えば兄弟ゲンカです。 理由は、パレスチナの大半はイスラム教を信仰しているはずです。ユダヤは言うまでもなくユダヤ教。 イスラム教のコーランは、旧約聖書に出てくるアブラハムまでは聖人と見なしています。 で、聖書をひもとけば(かなりはしょっています。詳しいことは聖書に書いてあります)、以前アブラハムには、イサクとイシマエルと言う二人の子どもがいました。 はじめに子どものできなかったアブラハムは、はじめにつかえ女から子どもを得ました。それがイシマエル。 しかし本来の妻も相当後になって子供が産まれました。それがイサク。本命が生まれたんですから、正妻はイシマエルとその母を追い出そうとしました。 しかし、神はその母子を助けて、生きながらえさせました(聖書はここまで)。その子孫がアラブ人・イスラム教であると言われています。 おわかりだとお思いですが、イサクからユダヤ民族が生まれています。 ということで、数千年前に追い出された恨みが、今爆発してるんでしょう。 これが心情的バックボーン。 事情的にはイギリスのいい加減さですね。 要するに、(これもはしょっています)その頃のパレスチナの統治者は大英帝国でした。第2次世界大戦時、豊富な経済力とコネクションを誇るユダヤ民族に、助けを乞おうとしたイギリスは、「必ず約束の地(今のイスラエルです)を与えるから」と言う約束をしたんです。 一方でそこに住んでいるパレスチナ人にも、適当な口約束と言う2枚舌を使ってパレスチナ人を納得させました。 さて、終戦後。約束通り全世界からユダヤ人が集まってきました。最初はイギリスが上手くコントロールしていたんですが、あまりにも多く、また在住のパレスチナ人との衝突も頻発し、ついに、イギリスは匙を投げてしまいました。(責任放棄して本国へ撤兵した) こうして2000年になっても尽きることのないパレスチナ問題が発生したのでした。 詳しいことは高校世界史の資料集にその時の条約など載っているので参考にしてください。
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- emy2001
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ユダヤとアラブがなぜ同じ場所に聖地をもつか? という質問の答えとして 「もともとは同じ宗教だから」と言えると思います。 キリスト教がユダヤ教から「分離独立」したというのは よく知られるところですが、イスラム教も同じなのです。 だから聖地も同じなのです。 実際にはユダヤ、キリスト、イスラムの聖地は微妙に違う建物です。 仲が悪い理由としては、戦後西側諸国がイスラエルを対ソビエトの 防波堤として冷戦時代ずっと肩入れしてきたことにアラブ側に不満があるのでしょう。
- nuts
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sawachanさん以上にはしょった回答をしてみます。 ユーちゃんはある事情で、生まれた家を離れなければなりませんでした。あちこち引っ越しを繰り返しましたが、やっぱり生まれた家が懐かしくて、戻ってきてまた住むことに決めました。でもその家には、もうイッちゃんが住んでいたのです。長い年月が経っていて、イッちゃんもその家で生まれた子です。自分が生まれた家に住みたいという気持ちは同じですから、無理やり母屋に住み込んだユーちゃんと追い出されて庭先の離れに仮住まいしているイッちゃんは、いつもケンカばかりしているのです。
補足
なかなか、面白い説明でした。 ユーちゃんがユダヤ教徒、イッちゃんがイスラム教徒ですね。 ところで、ユーちゃんは、なぜ家を離れたり、引っ越したりしなければならなかったのですか?
補足
丁寧なご説明、ありがとうございます。 実は、私は高校時代日本史専攻で、世界史はほとんど知らず中学レベル、さらに、もともと歴史嫌いということで、世界の宗教史や民族史には、かなり疎いものがあります。 sawachannさんの宗教的・事情的背景のご説明は、よく分かったのですが、更に私が知りたいのは、より詳しい事情的背景です。 ウル覚えで間違ってたらすいませんが、イスラム・ユダヤの聖地が同じところにあるとか、先日もユダヤの大臣?がイスラムの聖地に訪問して問題になったとか、第2時世界大戦中もしくは戦後の処理に問題があったとか、そのあたりについて、なにかご説明をいただけるとうれしいです。 ケンカ両成敗でどちらが悪い訳でもないのかもしれないですし、日本人の多くが宗教的意識が低いことなども、この問題が分かりにくいことなのかもしれませんが、何かご説明頂けると、幸いです。 よろしくお願い致します。