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次没食子酸のネーミング
次没食子酸ってどうしてそういう名前になったのですか?次、没食子、酸と区切ってよろしいですか?それぞれどういう意味があるのでしょうか?(酸いがいをお願いします)
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没食子というのは、ブナ科の植物に生じた「虫コブ」ということのようです。下記のURLをご覧ください。 http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/q34.html http://www.h2.dion.ne.jp/~usako/musikobu1.html なお、没食子というのは生薬でもあるようですので、別に当て字という訳ではないとおもいます。 ちなみに没食子酸というのは、3,4,5-トリヒドロキシ安息香酸のことで、英語ではgallic acidという名称です。 化合物名の頭に「次」がつく場合というのは、次亜塩素酸というのが思いつきますが、その場合には。亜塩素酸に比べて「酸素が1個少ない」という意味になると思いますが、次没食子酸の場合には、それとは違うようです。 用例を拾ってみますと、次没食子酸ビスマスと、次サリチル酸ビスマスがあります。 いずれの場合も、R-COO-B=Oの形になっており、没食子酸およびサリチル酸側に特別な構造上の特徴はありません。 すなわち、Bi3+と没食子酸の塩でありながらも、3個の没食子酸イオンがついているのではなく、1個が結合しているのみであるということが「次」で表されていることになります。 英語名では「次」の部分がsubになっていますので、意味としては「没食子酸が少ない(つまり、3分の1しかない)」というニュアンスになるのだと思います。 いずれにせよ、かなり特殊な名前ですね。
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>次没食子酸 すみません。最近早とちりが多くて。次没食子酸の方を探しておられるのですね。探してみても、デマトールC7H7BiO7、次没食子酸(じもつしよくしさん)ビスマスしか出てきませんね。 市販の試薬カタログでにもない。 しばらく、時間を頂いて調べてみますが、当てになりません。ごめんなさい。 m(_ _)m
没食子はインクの材料です。参照「InkCor プロジェクト:没食子インクで書写された紙媒体資料の安定化」: http://www.hozon.co.jp/hobo/archives/200506/hobo_2004_durability_of_paper_and_writing.htm こんなサイトの下の方にも: http://www.jafservice.co.jp/shoji/mame/2005_07/ 最後にお庭拝見: http://culture-h.jp/hatadake-katsuyo/niwa.html 他のムツカシイサイトの一部分に: 「モッショクシバチ(没食子蜂)[Gallwespe]:ブナ科植物の若芽を刺傷して球状の虫瘤を生じさせる。生じた虫瘤が没食子でタンニンを多く含む。」 だそうです。
補足
親切に回答くださって、感謝します。 没食子ですが、外国語の当て字のような気がしませんか?心当たりはありませんか? 次、ってなんでしょう?本命の没食子酸というものがあるのでしょうか。