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量的緩和解除

量的緩和解除になると為替にどういう影響があるのでしょうか教えてください。

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noname#15809
noname#15809
回答No.2

"量"的緩和とは、量に着目した金融運営に転換したということでした。 金融調節の目標を金利から、金融機関が日銀に保有する当座預金の残高に変更しました。 そして2001年3月の導入当初は、それまで4兆円だった当座預金残高に約1兆円上積み目標とし、5兆円程度となるように金融市場に資金供給を行いました。 近年では、30兆円~35兆円を維持するようにしていました。 日銀は、それだけ残高が増えて、その結果として貸し出し⇒お金の流通が増えることを期待していました。 これが量的緩和です。 今月はじめ日銀副総裁は懇談会で >金融調節の主たる操作目標を日本銀行当座預金残高から短期金利に変更するとともに、 >現在30兆円を超えている日銀当預残高を6兆円程度の所要準備の水準に向けて削減していくと説明した とのことです。 もちろん量的緩和解除後に、将来的には金利誘導にもどると思いますが、解除後にまず"量"の移動が起こり始めます。 短期金利を上げずゼロ%維持のままである状態がしばらくつづくと思いますので、現在の景気上昇が現実であれば物価などを反映したインフレ率が多少ともあがると、日本の実質金利は低くなります。 (実質金利=短期金利-インフレ率) そうなると、具体的に金利を上げる動きが出てくるまでは、景気がよく見えても円の一時的な売り要因とされる可能性もあります。 いずれにせよ、為替市場はニュースで買ったり売ったりしていますので、まずは緩和直後は、どちらにも動く可能性があります。

wtom
質問者

お礼

丁寧な解説でよく理解できました。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • Trane37
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回答No.3

量的緩和に伴い、日銀のバランスシート上、日銀保有の債券の処分が進むと言われています。そうすると長期金利が上昇しだすと考えられます。 また、日銀が量的緩和を迅速に決定したということは、将来のゼロ金利解除が早まるのでないかという観測を生み、円高方向の圧力が生じると思います。

  • masuling21
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回答No.1

金利による景気コントロールが可能になります。日本の金利が上がれば、米国との金利差は縮小します。金利差を目当てにドル高でしたが、この傾向が変わる可能性があります。

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