プラザ合意の責任
プラザ合意のことについて質問します。
1985年ニューヨークのプラザホテルにおいて、当時G5で合意がありました。
当時アメリカは、双子の赤字(財政赤字、貿易赤字)により、日本の円とドイツのマルクに対して
通貨切り上げを要求してきました。当時私は小学生で、連日アメリカのテレビで日本製の家電や車を破壊して、日本の通貨が1ドル当時260円とかなりの円安だったことを非難して、アメリカ人の製造業の空洞化を招いていると報道していました。(かなり過激な映像)
当時の日本の内閣総理大臣は中曽根康弘。アメリカ大統領はロナルドレーガン。
中曽根はプラザ合意を素直に受け入れました。
そこで思ったのですが、今日本の悲惨たる現状の根本的原因はこのアメリカによる円高政策がすべての元凶ではなかったのか?と思えて仕方ないのです。
1ドル100円近辺になると輸出益は全く出ません。輸送コストやら販売コストで大赤字です。
だから東南アジアなどの人件費のくそ安い所へ生産拠点を移し今の日本の産業の空洞化及び雇用不安になっています。
ここで、あれっと思うことが2点。
(1)ほぼ円ドルレートをイコールに近づけたがアメリカは製造に回帰したか?
※金融立国になったのでは
(2)中国の人民元のレートは何故言及しないか?(20年も前からとんでもない通貨安) 1元6.7ドル
※リーマンショック後から文句を言い出した。(アメリカ)
なんか、アメリカってダブルスタンダートじゃないか?
日本政府も、円高で不況になるのが分かってるから、金融緩和策をとって、公定歩合の引き下げやらを行って副作用でバブルが発生したのですよね。
要するに確信犯なわけですよね。
これって、日本国民への背任行為ではないのですか?
国民にとって不利益なことと分かってって同意したのですから。
何故国民は非難をしないのか不思議でなりません。
今更言っても仕方が無いからですか?