- ベストアンサー
木製サッシにカビ
自宅の木製の窓枠にびっしりとカビが生えてしまいました。 今年の寒さで今までなかった結露が原因だと思います。 毎日のように結露を取り除き、 カビも雑巾でふき取ったのですが、 木製の窓枠なのでアルミサッシよりも カビが生えやすいのかと思っています。 (窓枠は、木の色がそのままで、 ニスだけが塗ってあると思います。) どなたか、結露を取る以外で 良い考えがありましたら教えてください。 春になったら、ペンキを塗ってしまおうと考えていますが、それで、多少は防げるでしょうか・・・
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
木製サッシは本来、樹脂製サッシ以上に結露を発生させづらいという利点を持ちます。 これは、木材には優れた調湿機能があるに他なりません。 窓ガラスに結露し、それがサッシに垂れ流れてカビが発生したのではなく、サッシ自体に結露が発生しているとすれば、それは、問題となるお部屋の湿度が高すぎるとしか考えられません。 結露をなるべく防ぐ方法としては室内の湿気を除去することと室内外の温度差を極力小さくすることに尽きます。 前者の対策として、最もコストがかからないのは、短いサイクルでまめに部屋の換気をすることとです。 窓があれば、窓を空け、風が通るよう、部屋のドアも開けて換気をしてください。 何時間も換気をする必要はありません。 例え5分でも、それを1日数回することで、湿気は逃げてくれます。但し、雨の日は逆効果になりますのでご注意を。 ただ、こういった手動換気は人が常に居ないと中々毎日できないものですので、もしそのような状況に無ければ、吸入口を取り付けた第3種換気(排気換気)を行いますと、乾燥した外気を導入できますので、このような結露を解消できると思います。 結露のひどい部屋に小さな吸入口を設け、廊下に抜けるようにスリットなどを取り付け、ホールなどから排気する方法です。 後者の対策については、例えば、室内の温度差を極力減らすことです。 例えば、室温が20度の場合、湿度が80%になると、僅か4度低い16度(露点温度)以下の部分に結露がはじまります。 一方、同じ温度でも湿度が30%の場合、露点温度は2度以下となり、ほとんど結露状態とはなりませんが、このような状態は完全に過乾燥と言って乾きすぎで、ハウスダストが発生しやすくなり、風邪のウィルス菌が繁殖しやすい環境でもあります。 快適湿度は、20度の室温の時、45%前後と言われており、この時、どんなに断熱性の高い窓にでも下部の方には結露が発生します。 室内の生活状態によって室内湿度はダイナミックに上下します。 湿気は低温部分に凝縮されて水滴状態の結露となります。 例え、高断熱の窓ガラスであっても、結露はし難いと言うものの、外部気温と室内湿度の関係で結露が発生します。とにかく、隙間、窓ガラス、断熱材の断点部などの低温部分に湿気が凝縮して結露となります。 よって、低温部分を造らない事、例えば窓の下にヒーターを置くとか、ファンやエアコンで送風するなどの対応があります。 また、寝る前まで暖めて、就寝時に暖房を止めると、急速に窓や天井等、周りに比べ温度の低い部分が急速に冷却されるため、結露が発生しやすい状況となってしまいます。 ですので、本来、暖房器具は、例え最小メモリの運転でも基本的に1日付けっ放しの状態で運転するのが望ましいのです。 特に機密性の高い家(部屋)なら尚更です。 さて、このとき使用する暖房器具については注意が必要です。 例えばガスファンヒーターや石油ファンヒーター、ポット式石油暖房機のような開放型暖房機は、燃料の燃焼に伴い、空気中に水分を放出します。 例えば灯油1リットルの燃焼で室内に水約1リットル強が放出されるといった具合です。 開放式暖房機は速暖性が非常に高く、快適に部屋を暖めることができますが、結露を発生しやすい環境をつくりあげてしまうこととのトレードオフになります。 ですので、暖房器具としてはエアコンやFF式石油ファンヒーター、パネルヒーターを使い、できれば常時暖房することです。 その他の注意点としては、とにかく湿気の発生源を極力取り除くことです。 鉢植えや観葉植物を置いたり洗濯物を干す、水槽を置く等は厳禁です。 結論から言えば、結露の発生しない家などありません。 但し、極力結露を抑える方法は上記のように根本的に湿気を発生させないよう、ライフスタイルや設備を工夫する事です。 今回のように外部的に見える状態のものは早めの対処が可能なのですが、目に見えない内部までは直接対処ができないため、カビや腐食等が加速度的に進行するケースが多いのです。 また、木製サッシへの直接的な対応ですが、木製サッシ本体を樹脂塗膜でコーティングしてしまうことにより、木材への水分の浸入を極力抑えると言う手はありますが、そんなことをすれば何のために調質性が非常に優れている木材と言う素材を導入したのか、全く意味が無くなってしまいます。 また、ガラスの嵌め込み部等、完全にコーティングすることは不可能ですので、カビを100%防ぐことは不可能でしょう。 ペンキも同様なことが言えます。 樹脂塗膜より、素人ですと塗り斑が発生しやすく、また、耐久性が低いので、何か塗るなら、樹脂系のコーティング材のほうがマシといったレベルです。 ともかく、部屋の調湿、温度差に注意して生活することが結露に対する最大の防御策です。
その他の回答 (1)
- walkingdic
- ベストアンサー率47% (4589/9644)
ご質問者がどの位寒い地方にお住いなのかわかりませんし、そのサッシが具体的にどういうものなのかわかりませんのでなんともいえませんが、まず室内の湿度を測定して見てください。 60%以上あるようであれば湿度が高すぎます。この場合はなにをしても結露しますから、それが原因でカビが生えるのは全くおかしくありません。この場合には室内の湿度を下げるということ以外に有効な対策はありません。
お礼
とても詳しく解りやすい回答をありがとうございました。各部屋に排気換気できるロスナイ換気扇を付け様と思います。常時暖房もパネルヒーターで行う事にします。ありがとうございました。