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山の持ち主って誰?
日本は67%ぐらい森林面積があるっていうことと、そのうちの3割は国有林だということを知りましたが、それ以外の森(山)は誰かのものだということでしょうか。その人はどうして山を持っているんでしょうか。
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こんばんは 戦前の山林はかなりの面積が国有林(大蔵省所有+旧宮内省御用林)でした。 ○戦後になって、国の林業経営が赤字に転落したり、各自治体の財政強化のために、大蔵省(現財務省)から各自治体に払い下げになったものが、都道府県有林、そして市町村林です。 ○都道府県有林、市町村林から更に集落や各法人に払い下げられた団体所有林もあります。地方自治体からは食料増産の為開拓希望者にも格安に分け与えられる事もありました。 ○企業が持っている社有林、民間人が持っている「民有林」は国、公共団体から払い下げられるケースは極めて少なく、民間人同士のトレードが殆どで、戦前戦後共にあまり面積に変化が無いはずです。 >その人はどうして山を持っているんでしょうか。 私の場合は先祖代々の相続です。明治の廃藩置県の際、以前治めていた土地を受け継いぎ林業経営をしたのが始まりのようです。 手放せない理由としては、 1、大口の借入金をする場合は、不動産担保が有ったほうが有利 2、売っても査定が安すぎる 3、本家として先祖代々の山林を手放せない 4、地域の建築材料を供給する義務があると言うか、手放した際、地域の木材商が破綻する 5、水源の保全、薪炭資源(燃料資源)を安定供給できるよう、自治体の要請がある 6、自然環境保護の為 ※つまり民有林は個人の財産だけれども、公共性があるていど有るという事になり、素性がしれない人間に勝手に売買できない場合もあります。 確かに木材の切り出しは、木材の売り上げよりも人件費の方が勝るので、今の景気では難しいです。林道沿いは、搬出に費用が掛からないので若干売れる程度。また、広葉樹(ケヤキ、ナラ、クリ等)が家具材として、時々木材商が買いに来ます。また小径木は木炭材、薪、シイタケ原木として地域に小売しています。ですが私の場合も贅沢な生活は出来ません。 税金が安い山林でも、面積が有るとそれなりに「固定資産税」や「相続税」と言うものが今将に私に差し迫っています。私は勤め人なので超節約生活ですよ。
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既に有るないようのほかに 合併前の旧町村有地.「財産区」 昔の入会地(野草をとったり.燃料を取ったり)の植生が変化して雑木山になった場合。「あざ名共有地・財産区」。 場合によっては.明治直後にできた村(廃藩置県でできたもの)営であったが.村長などの権力者の名義になっているもの 旧畑が作付けされなくて雑木林に変化したもの 旧水田が(森林開発で涌き水が枯れて)雑木林に変化したもの
お礼
ありがとうございます。これを元にもう少し自分で勉強してみます。
私も”山”持ってます。 ただし、山 1個持ってるワケじゃないです。 1反2反と細々ですが。 個人ではなく、自治会で保有している場合もありますし、市町村保有の山林もありますよ。 昔は風呂や煮炊きは薪が燃料です。 その為に、雑木や間伐材を切り倒して使用することになります。 また、椎茸などを栽培していたりします。 自分のところで食べる用ですが。 家族が5人10人が普通だったので、作る方も結構な量を作る必要がありますから、面積も必要です。 また、田や畑は荒れ地に石垣を積み上げ、山から落ち葉などを持ち込んで腐葉土として作り上げてきた土で出来ています。 いろいろな作り方は有ろうかと思いますが、自分の所の田畑はそのようにして作ってきたと父親から聞いています。 戦中戦後は農地拡大のため、山を切り開き田畑として開墾もしたそうです。 現在は杉や檜などの建材目的で植林した木々が植わっていますが。 現在、日本の材木はなかなか売れません。 切り出すための費用が販売した費用を上回ってしまうのです。 昨今花粉のため杉が悪者ですが、林業や山林保有者も切り出したいのはやまやまです。 しかしながら、自分のところが自己破産するほど費用を掛けて切り出すことは出来ません。 切り倒してしまうことも出来ますが、保水力の低下のため地滑り、崖崩れの危険性が大きくなります。 手が出せないんですね。 親父が死んで手入れすることもなく、私も実家を離れて仕事をしているので山にはなかなか入れません。荒れ放題な状況です。固定資産税を払っているだけの代物 一度手放すと二度と買うことは出来ませんので、手放したくもありませんけどね。
お礼
ご回答者自身が山の持ち主さんだったのです。回答を読む限り、持っていることのデメリットも多いようで、大変ですね。山をいい状態に保つことは一般の国民にとって利益になるのですから、税金とかで山を守ることにならないもんでしょうか。もしくは行政とボランティアが協力して、山林を維持管理するとか。ともかくご回答ありがとうございました。
- azuminowasabi
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第二次大戦後、GHQ指導下で農地改革が行われ、田畑は地主から政府が強制的に安値で買い上げ(事実上の没収)、小作人に売り渡されました。 しかし山林等は除外されたので国以外の自治体や元の地主か後から手に入れた個人や法人名義です。
お礼
このような回答を待っていました。なるほど、山林は除外されたのですね。その線で調べて、勉強してみます。ありがとうございました。
- budda83
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それは私有林じゃないでしょうか。県有林とか、町有林とかもあるのかもしれませんね。とにかく、公私問わず誰かが持っているものだと思います。 私の地元は山だらけなのですが、町一番の大金持ちの人は、山で儲けているという噂です。具体的に何をしているのかはわかりませんが。 山を持っている人は、やはり木材で儲けたいからではないでしょうか。それか、しいたけとかの栽培などをして卸して儲けようと考えているのかもしれません。 以上、勝手に考えた予測ですがお許しください。
お礼
山の持ち主がお金持ちなら、山の管理はその人がしなければなりませんね。でもその人が単に金儲けとして、開発すると、環境破壊が起こって、それ以外の人が迷惑を受ける訳ですから、どうしたらいいのでしょうか。とりあえずご回答ありがとうございました。
- hiroko771
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>それ以外の森(山)は誰かのものだということでしょうか そうです。 役所で 土地の「登記簿」を調べれば解ります。 >どうして山を持っているんでしょうか ・税金対策(固定資産税が安い) ・資産(山も「土地」に違いない=「不動産」価値) ・資源(木材・特定の植物・水・鉱物など…) 他にも、送電、電波系などの各種「鉄塔」施設…色々理由は有ります。 都市部に近い所は「開発(団地造成や工場建設など)によって 切り崩された際の木材、土砂も「莫大な利益」を生む事になります。 あと珍しい所で言えば「松茸」「竹林」なんて言う 「高級食材」の…って言うのも有りますし...
お礼
いろんな意味で財産な訳ですね。「森を守る」とか「自然を守る」と言っても、持ち主のある私有地であれば、その持ち主がどう考えるかっていう問題になるのですね。ご回答ありがとうございました。
- goncici
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自治体有林や民有林でしょうね。持ち主のいない土地はありませんから。 どうしてかといえば、先祖代々っていうのがほとんどでしょう。
お礼
我が家には代々引き継がれてきた財産というのがないから、ピンときませんが、やはり持っている人が先祖代々持ち続けているのですね。ご回答ありがとうございました。
お礼
こちらも山の持ち主さんからの回答で、ありがとうございます。山を持っているだけでも大変なのですね。詳しく書いてあり、勉強になりました。ありがとうございます。