No.3です。
再度回答をさせて頂きます。
院内処方でも、「処方シール」がお薬手帳に貼るためのシールでしたら当然医療報酬は発生致します。
また、調剤薬局は(認可を受けている所です。認可を受けていないと保険が効きませんので、どこもそうですが)全て公的機関の扱いを受けます。
従って、宣伝等(ティッシュ配りでさえも)はできませんし、当然キャンペーンなども不可です。
市役所とかが、今週だけ住民票の発行手数料タダなんていっているようなものです。
また、医者の近くにある薬局は門前薬局と呼ばれ、酷い所になると完全に癒着してます。医師は近くの薬局を患者さんにそれとなくそこの薬局を紹介し、薬局は処方箋の枚数に応じてインセンティブを支払っているとんでもない薬局もあります。
そもそも薬局の選択は患者さんの完全な自由で、全国どこの調剤薬局でも調剤可能です。その理由で、私は絶対に紹介を受けた所には行きません(まじめに経営されている方には申し訳ないですが)。ジェネリック医薬品というものが最近出回ってますが、それもそうです。医薬品メーカーの営業が医師を散々接待した上で、(ほとんども場合は)医師に薬を採用して貰い、それを処方箋に書きます。特定のジェネリックを常備している薬局は事前に情報を医師から貰っている門前だけなので、患者さんはそこに行くしかありません。
無き寝入りです。そこでますます癒着がひどくなる可能性があります。ジェネリックの副作用は意外なところで発生しているのです。
邪推ですが、貴方からもらう義務のある3割はタダにしてあとの7割はきっちり保険機構から貰っていると思います。
お薬手帳は地元の薬剤師会から一冊80円程度で薬局が買っていますので、3割位ならチャラです。
まとめますと、お薬手帳を貰うという行為は患者さんの「義務」ではなく、「権利」です。
権利は放棄することが出来ます。不要であるのならばいらないものにお金は払いたくないですよね。
ただ悪質な薬局はその事を言わず、ただ医療点数を稼ぐために自動的にお薬手帳を渡します。
最近では「お薬手帳を渡すことは義務なんだ」とさえ思っている薬剤師もいます。
「手帳はいらない」と言ったらやたら待たす薬局もあります。
それが今日の医療に害を与える病巣の一つです。この様な行いが積もり積もって、国の予算を圧迫し、国民の医療負担の増額などに直接影響していると考えます。
「保健所に言いますよ」って言えばほとんどの薬局はバレるのを恐れてるので、これで行きましょう。
しかしながら、これは誹謗中傷ではなく、単に法律違反を起こしている薬局がいかに多いかという事実を言いたかっただけなのです。
上記の事は全ての医療機関が行っている訳ではありません。健全な経営をしている医療機関も当然存在致します。良い機関に貴方が巡り合う事を願って止みません。
長文、乱文、失礼致しました。
お礼
拙い質問の数々に丁寧な回答、誠にありがとうございます。 長々と質問を繰り返しお手をわずらわせてしまいましたが おかげで、最初の質問意図以上の知識を得ることができ、 非常にありがたく思っています。 院外処方という名のもとで、 結局は既得権益が維持され続け、 さらに癒着という形で膨張していく・・。 今まで院外処方のメリットにしか目がいっていなかったことを つくづく痛感いたしました。 新しい視点で医療を見れたような気持ちです。 貴重なお時間を割いて、質問の数々に答えていただき本当にありがとうございました。