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儒教の精神

 韓国のES細胞のニュースで、金銭の授受が報道されてましたが、北朝鮮との首脳会談、半導体の日本からの技術獲得、IOCの元副会長、もっといえば、W杯でのイタリア戦などに見られた誤審などで「お金の力」がちらつきます。こういった事は、儒教の精神に反しないのでしょうか?「年長者を敬う精神」が悪く作用している部分もあるでしょうが、日本人としては違和感を感じます。ご意見をお聞かせください。

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  • ipa222
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回答No.3

韓国は、昔から賄賂社会です。 一人が出世すると一族郎党が便宜を求めて寄ってきます。 だから、汚職を行い身内に配る訳です。 中国も同じですね。 儒教国家だからこそ、そのように汚染されました。 社会的な立場を最優先する儒教がそのような行為を助長したのです。 だから西洋(西洋を真似た日本も含む)の植民地になりましたね。

auntk
質問者

お礼

 大変よく分かりました。浅い知識で儒教のいい面ばかり捉えていて、我々も儒教の影響を受けているので、同様の精神風土と思い込んでいましたが、根本的に違う気がしました。儒教国家だからこそなのですね。有難うございました。

その他の回答 (6)

回答No.7

補足ありがとうございます。 まず、半導体技術の話ですが、金の力で人とノウハウを買ってくるのは、世界中どこでもやっている事です。製造業では日本がかなり進んでいるので、買うよりは買われる方になりますが、例えば金融業なんかでは、日本は買う方になっています。最近でこそ、長引く不景気で日本勢の海外での買収も目立たなくなってきましたが、80年代終わりから90年代半ばぐらいまでは、欧米で日本は「金の力にモノを言わせて、なんでも買い漁っていく」というイメージがありました。買収する日本企業にすれば、儲けようと思ってやっていただけの話なんですがね。 北朝鮮の件は、旧ソ連崩壊等で孤立してしまった北朝鮮が、暫く一人で頑張っては見たものの、完全に取り残されてにっちもさっちも行かなくなってしまった結果、理屈をつけて援助をさせるか、あるいは核疑惑のように自ら危機を作ってそれで相手に妥協を迫るしか方法がなくなったからで、かなり特殊な状況だと思います。国民が飢餓状態であるにも関わらず、援助に対して閉鎖的な態度をとるところ等を考えると、むしろ、表面的には「やせ我慢の国」とも言えませんか?。(実際には、やせがまんにしろ、援助を求めるにしろ、どちらも政権維持という目標が別の面に出てきただけだと思いますが。)それは、ソ連と手を切ってから経済開放政策をとる迄の中国にも言える事です。(自力更生なんてスローガンがありましたっけね。)そういった「やせ我慢」的態度も、儒教云々というより国際情勢のなせる業だと思っています。 >日本ならば、どれだけ英雄的な人物であっても…教授は「悪者」TV局が「正義」となると思うのですが。 偶々前回の回答で私があげたので、そのまま使いますが、田中角栄元首相が文芸春秋でその金権体質を批判されて、首相は辞任しましたが、その後ロッキード事件で起訴されても、10年以上にわたって政界を支配し続けました。確かに、マスコミでは一応は叩かれたかも知れませんが、世間一般には、田中角栄的な「利益誘導政治」を是とする考え方は、極最近まで(例えば、鈴木宗男議員の件)残っていたと思います。(今も、地方レベルの選挙ではかなり残っていると感じます。) ES細胞の件で、私が感じるのは、直ぐに「国」とか「民族」といったレベルでものを考えたがる特性です。韓国に対しても今いる某国に対しても、同じような違和感を感じます。例えば、オリンピックで自国選手が金メダルをとると、それがあたかも国自体の価値を高めるような受け止め方です。ES細胞に関する報道も、それまで英雄だった研究者に対して、海外から批判が出るとそれに激しく反発したり、論文が捏造だったとわかると、まるで国全体として大事件・大ショックみたいな受け止め方をしてみたり…。その点では、1960年代ぐらい迄の日本に近いものを、私は感じます。別の意味かも知れませんが、ES細胞に関して「国益」云々が出てくる事に対しては、私も違和感を感じます。

auntk
質問者

補足

 仰るとおりですね。バブルの頃の日本は、成金丸出しで、さぞ下品に映ったでしょうね。とはいえ、正当な経済活動には違いありません。日本の開発した技術を双方合意で買うのは、何も問題ないと思うのですが、韓国が日本から買ったと認めるでしょうか?自国で開発したと言い張るように思うのですが。東芝の当時の幹部は、理由も聞かされず、とにかく来てほしいといわれ、韓国では、信じられないVIP待遇で、とにかく工場を見学させてほしいといわれ、つい承諾してしまった。結果、工場の重要な設備等を、そっくりまねされてしまったということです。要は、甘かったということでしょうが。  申し訳ありません。首脳会議でいいたかったのは、北朝鮮のことではなく、その結果、韓国にノーベル賞がもたらされということです。援助がなけれは、おそらく会談は行われず、ノーベル賞も無かったでしょう。これは、穿った見方と言われればそれまでですが。  確かに、田中角栄の政治手法が、長らく政界を支配しているのは間違いありません。地縁、血縁、しがらみが残る地方からは、今なお、鈴木宗男を当選させる土壌があります。これも、ある種儒教的ともいえるのかもしれませんね。政界そのものも「年長者を敬う精神」に満ちていますしね。まあ、こういったことも含めて、小泉さんが、ぶっこわして多くの国民が支持したということです。

回答No.6

すみません。他の方との回答の流れから「賄賂」等の事実そのものを、問題にされているのかと思いましたが、早とちりだったようですね。質問者の方が理解しがたいと思った「捏造の発覚の際の一般市民、告発者以外のマスコミの反応」というのがどんなものだったか、宜しければ補足していただけませんでしょうか?また、それと、北朝鮮との首脳会談、半導体の日本からの技術獲得等のつながり方についても、お願いできたら大変ありがたいです。 因みに、私個人の感覚としては、韓国人と日本人はメンタリティも価値観もかなり近いように感じます。海外生活は、今の某国で二回目で、前回はヨーロッパでしたが、前回も今回も韓国人と食事をしたりすると、ものすごくほっとします。海外にいるからかも知れませんが、ここの某国人やヨーロッパ人と普段接していると、ほんとに近さを感じます。だから、質問者が逆の感想を持たれた事にとても興味があるんです。 ES細胞の件に関する、韓国の受け止め方の、私個人の印象は「科学の面で、数少ない(唯一)韓国が最先端を走っていた分野で、その英雄が、倫理的に問題な事をしていた上に、嘘をつき、とうとう論文にも捏造が発覚して、もう大ショック!悲しい!!」 ってな感じです。「部下に当たる研究者からの卵子の提供」については、調査の結論は「周りが止めるのも聞かず、自発的に提供した」という事になっていたと思いますが、これも疑おうと思えば疑えるので、「年長者に対してモノをいい難い」社会が影響していたかも知れませんね。

auntk
質問者

補足

 まず、最初のご質問ですが、最初、報道された際、そのテレビ局へのヒステリックなバッシング。又この期に及んで、まだ擁護している人がいるということ。「告発したテレビ局の勇気は分かるが、国益の為に公表するべきではなかった」とインタビューで答えていた人がいて首をひねりました。嘘をつくことが国益って・・・日本ならば、どれだけ英雄的な人物であっても、疑われた以上、徹底的に調べてその上で判断するという空気になると思いますし、結果が出た以上、教授は「悪者」TV局が「正義」となると思うのですが。  首脳会議の件ですが、その前に、現代から多額の援助があったということです。援助と引き換えに会談に応じるのは、金正日のスタイルですよね。  又、半導体に関しては、バブル崩壊で、あぶれた日本の技術者を破格の待遇で引き抜いて、日本の技術や設備についての知識を得たということです。これは、技術者自身が選択したことですし、日本だって、半導体に限らず、機械工学に関しては、欧米から学んだのだから、同じことかもしれませんが、そこで多額のお金が動くことが「籠絡」させてほしいものを得るという感じで、なんか違うと思ってしまうのです。

回答No.5

論語の述而編に「不義而富且貴、于我如浮云」(不義にして富みかつ貴きは浮雲の如し)とかあるので、賄賂は儒教精神に反するとは思います。但し、ES細胞の話は、卵子提供者との間で金銭の授受があったので、生命倫理に反する、という事で批判されていると思うので、ちと性格の違う話のような気がするのですが、仰られているのは別件でしょうか?IOCの元副会長の話は確かに賄賂がらみだったと記憶していますが、それと「年長者を敬う精神」とどう関係してくるのか、いまひとつぴんと来ません。すみません。 てな話は、これくらいにして、HNでもお分かりのようにアジアの某国に現在居住しており、残念ながら小さな不正行為は、日本に比べれば日常的と言えるぐらいあり、「儒教精神」なんてどこにあるの?って感じはしています。(官憲がらみでは未経験故、コメントしません) で、仕事の関係上、アジア諸国の人とは付き合う事があるのですが、職業倫理(不正行為で金を手に入れようとするかどうか)という点では、比較論では、韓国はかなり日本に近いと、私の周りでは評価されていると思います。私の居住する某国は、かなり差があっていて、結構びっくりさせられますが、それでも、東南アジアの他の国に比べるとずっとましです。(そういう倫理観と、仏教なりイスラム教なりは、基本的に無関係だと思っています。) ただ、もし、国全体の倫理意識の話をするのであれば、「一応警官を信用していいのかどうか」(やるとしても、小さな賄賂ぐらいで済むなら、信用していいといえる)とか、そういうもっと下のレベルで考えた方がよくないでしょうか。有名どころをピックアップするのなら、ごく最近の、国会議員の弁護士法違反ぐらいは軽いとしても、ちょっと遡れば、大規模な詐欺事件(ナンチャラ共済)を仕組んでいた国会議員とか、数億円の脱税目的の資産隠しをしていた政権政党大物とか、なんと言っても強烈なのは、元首相が収賄で逮捕されたとか、日本も相当すごく見えたはずですよ。 昨今のマンションの耐震強度問題は、「日本人は、異常なぐらい生真面目に製品品質を重視する」と信じていた中国人を結構びっくりさせたらしいのですが、中国人が「日本全体がインチキなんだ」と思ったら、それはやっぱり間違いだと思うんですよ。 だから、大きな話題を一般に適用するのは、慎重にした方がいいと思います。一般論ではなく、個別の話であれば、儒教倫理には反するとは思いますが、私にとって、違和感を感じる程のものではありません。 …などと考えました。長々と失礼しました。ずれていたらごめんなさい。

auntk
質問者

お礼

某国にお住まいとの事、大変貴重なご意見ありがとうございました。説明が足らず、上手く伝わらなかったのですが、ES細胞の件は、生命倫理云々ではなく、仰るように、卵子提供者への金銭の授受について、「ここでも金か」と思ってということです。「年長者を敬う精神」を持ち出したのは、部下に当たる女学生からの卵子の提供(弱い立場の人間からの提供は、強要が危惧されるため、ルール違反)やこれは、当然日本でもいえることですが、年長の権威のある人間を批判するのは、難しい社会ということです。結果、教授の意に逆らうことができなかったのではないか。欧米のような合理的な実力主義とは異質な、東洋的な、権威主義を感じたしだいです。  又、日本社会にも当然汚職が蔓延していますが、私が感じる違和感というのは、それに対する世論ということです。捏造の発覚の際の一般市民、告発者以外のマスコミの反応は理解しがたいものでした。  

  • o_tooru
  • ベストアンサー率37% (915/2412)
回答No.4

3番の方に触発されて・・・ 孔子の言った「仁」は「愛」とも説明されますが。孔子の目指した、「周」の時代は「血縁関係」に根ざした社会でした。デスので「仁」と言った内容でも、社会がまとまることが出来たのです。孔子は社会的状況が変わったにもかかわらず、古い社会の復興を目指しました。 一方、孔子の後の世代の、「孟子」では、社会が大きくなり、「仁」だけでは収まりがつかなくなり、社会的規範の面を強く主張するようになり、「義」が付け加わりました。 そこから、「荀子」・「韓非子」と続く法家への流れが始まります。まあこちらは儒教の正統とは言われないのですが。要するに孔子が目指した、「仁」に基づく社会は、血縁関係に根ざした社会であって初めて成立するものだったのです。

auntk
質問者

お礼

丁寧な説明有難うございました。よく分かりました。中国の長い歴史の中で、体制に組み込まれて、変貌していったのですね。こういうものを生みだした中国という国をすごいと思うのと同時に、こんな老獪な国に太刀打ちできるのかしらと、つくづく思いました

  • o_tooru
  • ベストアンサー率37% (915/2412)
回答No.2

こんにちは、疑問はつきませんね。 さてご質問の件ですが、儒教といえば中国が発祥の地ですが。 「克己復礼・修己治人」であった時代というのは、幻想なんじゃないかな?そうでないから、そういうものを大切にしようと考えたのではないでしょうか?要するに為政者のお題目でありますから。

auntk
質問者

補足

「為政者のお題目」なるほど、それはそうかもしれませんね。でも韓流スターのお行儀のよさや、年長者を軽んずる発言をした政治家が土下座して謝っているのを見たりすると、脈々と流れている精神を感じるのですが、嘘や不正に対しては随分、大目に見るんだなと不思議でなりません。

  • sirowan777
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回答No.1

韓国に限らず世界のほとんどの国では、「金持ち=善」です。 特にアメリカと中国では顕著です。 日本では、金持ちだから尊敬されることはありません。 どちらかというと軽蔑されるほうが多いでしょう。 日本人の感覚が特殊なのです。

auntk
質問者

補足

 「金持ち」ではなく、不正に対する考え方に違和感を感じるのです。