- ベストアンサー
憲法9条の廃止
勉強不足で与党がなぜこれを推し進めるのかが、 良くわかりません。 賛成理由、反対理由などを教えていただけたら、 助かります。よろしくお願い致します。
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
建前としては、 1.国を守るのに軍隊が必要だが、現在の憲法では事実上戦争できない 2.そもそも自衛隊そのものが違憲という考えもある(じゃなぜ、今あるのか、はとりあえず棚上げ) 3.近隣諸国との関係上武力で対抗したい 4.国際貢献 というようなことになっています。ただし、建前です。 いままでいわゆる解釈改憲、つまり条文を無理やり解釈して自衛隊を活動させてきたわけです。ただ、これは結局詭弁ないし、力による無理押しでしかなかったので、例えばイラクで戦争するにはもう無理な状況です。(派兵はいいのか、というのと実際に戦闘するのはやはり違うと感じられるであろうから) で、結局戦争できる軍隊を作ろう、ということ。 では何のため、といえば、実のところ#2さんのおっしゃるようにアメリカの要求によるものです。 実際中国や朝鮮方面の脅威を理由に挙げる論者もいますが、政府としてはこれを理由に挙げることはできません。第一アメリカがそれを望んでいませんので、それが主要な理由では実はないわけです。 しかしながら、一方で政府以外のマスコミなどでそういう論調が盛んになっています。これは一種の2重作戦ではないかと思います。実のところ日本の軍事力はアメリカの指揮下にありますから、アメリカがそれを望まない限り中国や朝鮮(韓国を含む)と戦うことは不可能です。一方で日本のともすれば排外的な世論というものは主に朝鮮・中国方面の脅威をあおっています。つまり、この間には本当は矛盾があるのですが、 1.アメリカとしては日本がより使える(もちろんアメリカの指揮下に)軍備をもてばいいので、日本の世論の目論見など関係ない 2.世論を動かそうというマスコミの論調は政府の一部と同調している。少なくとも例えば渡辺恒雄氏と政界のつながり、とか。 3.困ったことにこの点で中国も朝鮮(韓国を含む)も挑発に乗った形になっている。確かにこれらの国も突っ込みどころがたくさんあるため、反××、嫌××、という世論が作りやすい。まあそうでなくとも隣の国、というのは色々あるわけで。 4.「内政干渉」などという論点など新たに作り出されたり考えられた「コピー」 戦争にかかわる問題が内政で済まされるとは論にもならない論だが、「坊主憎けりゃ」である、という話。 ですが、あくまで目的は軍備強化そのものであって、アメリカ主導である点が重要でしょう。要するにもともとアメリカの要求があって、それを実現するためあらゆるものを利用している、ということだと思います。
その他の回答 (7)
- netcatme
- ベストアンサー率20% (76/371)
第9条を廃止することはできません。条文に「永久に」という言葉があること、前文に平和主義を掲げていることから、方法は現憲法の廃止と新憲法の制定以外にはないでしょう。 現在の議論としては既に憲法制定初期から認められてきた自衛権と、問題になっている集団的自衛権を明記したいと言うことでしょう。 自衛権については今は殆どいなくなりましたが、自衛隊が違憲だという論調があるための対応になります。 集団的自衛権については、国連との条約により国連軍に参加しなければならないのですが(安保理以外では事実上義務化されているわけではありませんが)それを解消し大国としての義務(国際秩序を維持する義務は大国にあると昔からされています、小国にはできないことですから)をはたしたい。また安保条約でも対等の義務を果たしたいというところから来ていると思います。 私としては憲法の改正は不要で現状のままで自衛権、集団的自衛権は認められていると考えています。それよりも外交上の調停等で国際秩序の維持の義務を果たすような立場になってもらいたいと思っていますし、そのために現行の第9条を保って貰いたいと思います。非ヨーロッパ系(宗教でも人種でも歴史でも)の唯一の大国であることの優位を利用してほしいのです。日本にしかできないことがあると考えています。
- nakata-san
- ベストアンサー率24% (21/85)
<勉強不足で与党がなぜこれを推し進めるのかが、良くわかりません。> と言う質問ですが… 憲法9条は日本の軍事力をどのように考えていくかと言う事の基本の問題だからです。(決して廃止しようとしているのではありません) あくまでも、これからの日本が、どのような方法で国民の生命や財産を守っていくかと言う事を考えているのです。 改正すると言う人は、現状の憲法が上記の目的を達成するために、そぐわなくなったと考えています。 ですから、現在の自衛隊定義した上で、何ができるのか、できないのかをハッキリさせ、国際社会での貢献を、もっとスムーズに行えるようにしようと考えています。これからの日本の平和は国際協調の上から考えて行かなくては、どんな方法であれ、それを実現するのは難しいからです。単独平和主義はありえません。 改正しなくて良いと言う人は、現状の憲法があったから60年間の平和は守られてきたと考えています。 さらに、現自民党案では国際貢献という理由だとしても、海外に行き、武力衝突に巻き込まれたりすれば、防衛のためとは言え実際に撃ち合いになり、敵国の人を殺す事にもなるわけですから、それは、どんなに理由をつけても戦争のできる国に、日本がなると言う事危惧しています。さらに、過去の戦争すべて自衛のための戦争と定義させていて、ひとたび戦争と言うものが始まれば、自衛という意味がどこまでも拡大解釈されていくと言う懸念を持っています。 その上、日本の現状は、ご存知のように日米安保条約に基づいて、アメリカの核の傘で守られていますから、アメリカ抜きでは、日本の防衛は語ることができません。 ですから、この憲法改正が、アメリカ指導で行われていると言う意見も出てきます。 しかし、一方ではアメリカの影響排除したければ、日本独自に核を持たなければならないと言う意見さえ出てきます。 このように、憲法9条はいろいろな問題を内包する難しい問題です。 ただ言える事は、戦後60年経ち日本人もまた、世界における日本のあり方を真剣に考える時期に来ていると言う事です。 僕が感じるのは憲法改正が、ある特定の好戦的な人が日本を、また戦争をできる国にするために、強引に推し進めようとしているわけではないと言う事です。 むしろ、どのような方法が国際社会の中で信頼を得ることができ、国民の生命と財産を守る事ができるのかを、もう一度真剣に考えてみる良い機会ではないでしょうか。
- ipa222
- ベストアンサー率20% (903/4455)
憲法9条を「廃止」しようとしている国会議員はいないと思いますよ。 憲法に安全保障の条文は必ず必要ですから。 現在の憲法にはいくつかの欠陥があります。 自衛権についての記述が無いことや、私立学校へ税金を支出することの禁止などが有名ですね。 当初憲法をつくったときは、まさかこれほど長期間改正されることが無いことを想定していなかったということでしょうね。 これはアンケート向きの質問?のようですね。
- inuwasi442
- ベストアンサー率0% (0/10)
ちょっと回答ではなくなってしまうんですけど、 憲法改正はかなり前から言っていることだったんですよね?そのころからアメリカ主導だったんですか? あと牛肉の問題もこっちも輸出している中で輸入しないのはね・・・。それがこっちの立場だったらいい気分ではないだろうし なかなか難しいですが「食べないようにする」というのが消費者の選択だと思います。 それに管理体制だと「オーストラリア<アメリカ」というように聞いたような・・・。まぁ中国産は論外ですね。 話は戻って、やはり難しいところです。 うやむやになってる軍隊と自衛をきっちりさせることはやってもらいたいけど、軍隊が使いやすくなったら今まで以上に争い事と関わってくる可能性は十分にあるだろうし そこらへんが政治家の戦略というところなんでしょうけどね。 とりあえず自分は賛成です。「軍隊を出せ」と言われる中できっちり自分の仕事をしていけないような力量なら、結局今後国際社会で生き延びていけないだろうし 再び世界で経済という力を持ってしまったのだから避けられない道でしょう・・・。
- yuhkoh
- ベストアンサー率48% (350/723)
くだらない陰謀論やカビの生えたような「徴兵制が復活する」などのアジを鵜呑みにするのではなく、まず、『改憲草案』の目を通しましょう。 http://www.jimin.jp/jimin/shin_kenpou/shiryou/pdf/051122_a.pdf 9条の廃止なんてひと言も書かれていません。さらにいえば「戦力不保持」を意味する条文は日本国憲法にかかわらず、世界各国の憲法に広く見られる内容です。ここでいう戦力とは「他国を侵略する」という意味です。ただ、日本の場合は「自衛権」までも制限するかのような意味合いに取れることが問題視されるのです。 以下のHPに目を通されてはどうでしょうか。 『軍事板常見問題』 http://mltr.e-city.tv/index02.html 「東亜FAQ」 http://mltr.e-city.tv/faq05.html#law02 憲法第9条関連 http://mltr.e-city.tv/faq05d.html#02165 <本来であれば、まず、日本の安全保障体制をどのようにするか?の議論が先にあり、その結論に基づいて、憲法が支障を来たす存在になっているのであれば変えましょう or 現状、支障がないのでそのままにしておきましょう… といった話になるはずです。 しかし9条に関する改正論議は、主客転倒しているのが現状のようです。 国家安全保障の視点からは、無意味な神学論争に見えてしまいますね> さらにいえば憲法改正は自民党結党当時からの懸案であって、今になって初めて出てきたような事柄でもありません。ただ、いままでは「憲法改正」を議論すること自体をタブー視するような土壌(野党やマスコミの報道)であっただけで、ようやく貧弱ながらも議論するたたき台ができただけでしょう。正確な情報を元に賛否を判断しなければいけないものを、賛成派・反対派共に手前勝手なイデオロギー論争・信仰告白に終始しているのが最大の問題なのであって…
- kaz1916
- ベストアンサー率27% (145/537)
与党の本当の親分は「ブッシュ」ですから、彼の喜ぶ事は何でもやります。 で、彼が今世界を敵に回している状態で「対等の立場ではなくてバシタの立場で一番の飼い犬」が、残念ながらコイズミというわけです。 よく、世界貢献とか訳のわからない屁理屈を述べる人が居ますがこれは本当は「アメリカ貢献」と正しく表現するべきですね。 「牛肉を買え」といわれれば「ハイハイ」と二つ返事で応えるし、「基地をもっと確保しろ、お前の金で」と言われれば「税金を高くして、ご主人様に喜んでもらえるように努力します」なんてね。 イラクよりももっともっと理不尽な事が行われている「アフリカ問題」なんか、(儲からないから)さっさと手を引いてしまったし。 そういう訳で、「国際貢献を理由にする」憲法改定を目論む人たちは、なんか胡散臭いですね。 まあ、あなたも多分若い方だとおもいますが、「胡散臭い人たちのために、戦争に行かなければならなくなる」ような愚かな考え方には気をつけて下さい。 そんな事になったら「自衛隊」の隊員は殆ど辞めちゃうので「徴兵」で集めるしかなくなりますからね。
9条を廃止しようとしてる訳ではありません。 現在の国際社会では紛争を解決するためにある程度の武力を必要とします。 日本も国際社会の一員として、自国の利益だけを考えていては国際社会から孤立してしまい、応分の負担を求められるようになりました。 例えとして川の堤防が崩れそうなときに、近所総出で土嚢を積んで堤防の決壊を防いでいるときに、ある人間が「わが家の決まりで危険な作業には参加できない。その代わり夜食代は自分がもつから帰らしてもらいたい」といって帰ってしまっては、その人間は地域から変わり者とされ村八分にもなりかねません。 現在の憲法では一切の武力行使を禁じているために、国際社会への協力が表立って出来ず、日本の自衛艦が領海外で海賊に襲われてる客船を見ても助けることも出来ないような状況です。 これではいけませんから、9条を見直して、日本はどこまでのことが出来て何が出来ないかをはっきりさせて、国際社会の信頼を得なければならないということです。 9条を廃止して軍事国家になるのではなく、国際紛争を防ぐために国連などから要請があれば物資の運搬などをやり、その過程で略奪にあった場合は反撃してもよいとか、公海で海賊船を見つけたら襲われてるのが外国船でも助けてもよいとか、一定のルールがないと、前線の自衛官も判断に迷いますし、協力する外国人も困るわけです。 一概に憲法の修正を怖がるのではなく、時代に合わせてよりよい物に変えていく必要があると思うし、そのための論議は大いにやるべきです。
お礼
皆様、本当に丁寧なご回答をありがとうございました。 大変勉強になりましたのと同時に、私の認識の浅さが再確認できました。 もう少し勉強してみようと思います。 ありがとうございました!!