- ベストアンサー
SQについて
SQとは、何なんですか? また、これは、株式相場にどのような影響があるのでしょうか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
SQが株式市場に影響を与えるとすれば、主なものは、SQ時に裁定取引のポジションがどうなるか、という事だと思います。 裁定取引がなにかは、ご存知とは思いますが、下に参考URLを念の為入れておきます。 で、SQというのは、先物を現物の寄付価格で精算するという事で、金利コストについては満期だからゼロと考えると、手数料をちょっと忘れて、「その日のうちに現物を売り切れないor買い切れない」というリスクをとりあえず無視すれば、先物=理論価格=現物価格になる日です。だから、現物買い+先物売りのポジションを作っていた人は、現物をSQ当日の寄付で成行で売れば、利喰えるわけです。(先物は自動的に精算されるからそのまま。) その為、SQの日の寄付に、大量の裁定取引解消の現物売買が出てくる可能性があり、それが株式市場全体に影響を及ぼす事も有り得ます。 実際には、 (1) SQ前に、期近の先物を反対売買して、期先で同じポジションを作って置く動きが進む。 (⇒現物+期先の先物の裁定取引に変るので、SQ以降にも持ち越せるようになる。) (2) 現物買い+先物売りの裁定取引と、現物売り+先物買いの裁定取引が、両方ともSQの時に解消されて、現物では売り買いが相殺される。 (3) 例えば、SQの時に大量に売り物が出てきたら、バーゲンハンティングのチャンスなので、買い注文を入れる投資家が出てくる。 といった理由で、そんなにメチャクチャな事にはならないのですが、膨大な額の成行注文が出てきて、それが売り買いのどちらかに大きく偏っていれば、市場全体に影響を及ぼす可能性は、理屈上はあります。 SQの時に、先物やオプションだけのポジションを持っている投資家が、株価操縦(正確には指数操縦か?)をやる事が株式市場に影響を及ぼす事は、勿論ありうると思いますが、一般的に現物投資家がより注目するのは、裁定取引の動向だと思います。何故なら、実際起きてしまったら、現物の裏づけの無い先物・オプションだけの投資家(投機家?)が指数構成銘柄の一部を弄くって、SQの値を有利にするのよりも、影響がずっと大きいからです。 ただし、SQで大量の売り物が出たり、一部の銘柄を操縦してSQ値を歪めにいったとしても、ごく短期的に指数がちょっと変になる、といった程度が普通じゃないかと、個人的には思いますが…。(むしろ、SQを前にした心理的な面の影響が大きいかも知れない…。) という訳で、SQが相場に与える影響として一般的に心配されるのは、それは現物の裏づけのある裁定取引だと思います。
その他の回答 (2)
- moyuruomoi
- ベストアンサー率48% (15/31)
SQとはSpecial Quotationの略。 指数先物や指数オプションの清算(日、指数)の事です。 オプションは毎月、先物は3ヶ月に1回清算します。 米国では、株式オプションも有るので、3,6,9,12月の第3金曜日はトリプルウィッチングと呼ばれます。(日本は第2金曜) 直訳すると3人の魔女ということでしょうか。 何が起こるか分からないという意味かなと思います(^^; 内容と市場への影響に着いては↓ANo#1↓の方の言う通りです。 それからこの日は物凄く出来高が出来るのも特徴です。
お礼
ありがとうございました。
- yohsshi
- ベストアンサー率55% (369/665)
SQとは、取引所上場の指数先物または指数オプションの最終決済価格をSQ当日の寄付値により決定することを表しています。 現物の裏付けがある人間ばかりが参加していれば、特別に価格の変動は発生いたしませんが、現物のポジションを保有することなくこれら指数デリバティブ取引を思惑で行っている場合に、SQの寄り付き価格次第では利益が上がることが可能です。 例えば、指数先物を買い建てにしてSQを迎えた時に、現物株の寄付きで買いを入れることでSQによる決済価格を引き上げようとする行為は可能です。指数構成銘柄全てに買いをいれることは困難だと思いますが、構成比が高い銘柄や市場流通量の少ない株に買いをいれることでより少ない金額でSQ決済価格を高くすれば先物の最終決済利益を拡大することができます。 このような行為は相場操縦と呼ばれ、証券取引法の禁止行為ではありますが、そのような思惑を解説論拠として投資する人々もいます。 また、最終決済時に一度に反対売買がなされることを考慮すれば、少なくとも他の時期と比較して価格変動率が高くなるということは言えると思います。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。