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日本の海外援助のあり方について(アフリカのエイズ対策)
最近、大学の授業で日本のアフリカへの援助について学びました。 その時に、アフリカではエイズの薬が民衆には高すぎて買えず、また、国立病院ですらエイズの薬を置くことができない状況であると知りました。 日本はODAなどが莫大なお金をアフリカに援助しています。 その内、エイズ対策に使われる分もありますが、ほとんどがその「予防」に使われているといいます。 どうして「治療」にそのお金を使わないのでしょうか? どうして薬を買うお金として、援助金を使えないのでしょうか? どなたか知っている方がみえたら教えてください。 参考: http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/pr/pub/pamph/pdfs/toa_2.pdf
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アフリカ諸国の場合、問題が多すぎて、何から手をつけてよいのか分からないのが実態です。 私が思うに、最優先すべき事は、 1.内戦、民族抗争の沈静化 2.食料問題 3.経済的自立、環境改善 4.エイズ問題 といった順番になると思います。 また、エイズ問題に限らず、新薬に関しての、特許問題や、製薬会社のあり方などの議論も、積極的に行う必要があります。 また、アフリカ地区の古い慣習なども、エイズ問題の解決には、必要となるでしょう。 現在の状況では、まだ、エイズ問題を、主たる援助項目にできないのが、実態です。 (まず、食わせる事・紛争の解決が、必要です。)
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- nacam
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2番です。 >「アフリカ地区の古い習慣」とは具体的にはどのようなものなのですか 特に意識したのは、「割礼」と「産褥」の扱いです。 「割礼」自体おかしな習慣だと思いますが、先進国であれば、まだしも、アフリカのような衛生観念の低い国で割礼を行う事は、エイズの蔓延の最大の要因となっていると思います。 割礼で使う道具など、まともに消毒しないで使っているのではないでしょうか。 「産褥」に関しても、その期間、出産女子を不潔なものとみなし、非衛生的環境におく事などが、平気で行われています。 その他、「刺青」などの習慣も、問題あると思います。 刺青をする針などの消毒が行われず、他の人に使用された場合、感染の原因となると思います。
お礼
非衛生的な環境で身体に施術すると、エイズ感染に影響するのですね。 ご回答ありがとうございました。
- jyamamoto
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例えば、介護予算にしても、今までは介護そのものに厚くしていたものを、最近は予防介護の方に厚くするといって、軽度の要介護者の体力維持・回復施策の方に力が入れられています。 要は、「限られた原資をどう使うのが一番効果的か」と言う問題だと思います。 エイズになった人の対策に使うのと、予防に使うのと「どちらの方がより多くの人を救うことができるのか」と言うことだと思います。 そうした時に、予防優先という判断があっているのかどうかは良く分かりませんが・・・・。
お礼
介護の件は知りませんでした。やはり介護にしてもエイズにしても、限られたお金を如何に有効に使うか、すなわち如何に多くの人を救えるように使うかということなのですね。 論理性を重視した対策のようですね。 とてもわかりやすく回答してくださって、ありがとうございました。
お礼
製薬会社に関しては、アフリカには通常の10分の1程度の値段で薬を販売しているらしいのですが、それでもアフリカ市民にはかなりの高額で手が出ないそうです。 また、エイズ感染者が多すぎて、それらの人々に薬を配っていたら国の財政の3分の1はかかると聞きました。 そこで、私は援助金を薬代に当てることはできないかと考えたのですが、nacamさんのおっしゃるとおり、解決すべき問題はエイズのことだけではないのですよね。だから、「エイズ問題を主たる援助項目にできない」のですね。とても参考になりました。ありがとうございました。 エイズ問題の解決に必要な「アフリカ地区の古い習慣」とは具体的にはどのようなものなのですか?教えていただければ幸いです。