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京極夏彦の「姑獲鳥の夏」について
夏に公開された。姑獲鳥の夏、ですが、 原作と比べてどのような感じなのでしょうか? 見たことによって原作のイメージが変わったという方はいらっしゃいますか? 映画のできはどんな感じなのでしょう
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映像製作業者です。 同業者として見るなら、極端に少ない時間とあの予算の中では非常に頑張った作品だと思います。 映画作りや当時の物の知識などがない人の中には、舞台美術を多様した演出や、原作からうける各個人の印象と違う点ばかりに囚われてしまう人も多いようですが、一瞬しか映らないような短い尺の画面中にもかなり緻密なこだわりを投じて作られています。 文章と動画、小説と映画は全く違う基本の上に成り立っている別のものです。 例えるなら、音楽を絵で表し、匂いを色で表すようなもので、見る人の中にある経験と「常識」の違いによって極端に印象は変わります。 「自分が持っている原作の印象にどれだけ近いか」ではなく、「自分とは違う観点を持ったファンが熱意を持って別の分野でフィーチャーした二次製作物」として鑑賞してみる価値はあります。 なおレンタルの方では特典ディスクが付いているかどうか未確認なのですが、メイキングが大変面白いのでぜひ御鑑賞を。
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- sien375
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私は原作を読んで映画も見ましたが、強いて言うなら「別物」と考えた方が良いかもしれません。 これは京極先生自体も言っている事ですが…。 原作の世界が云々という感じではなく、原作を読んだ監督が感じた世界(って、まぁそのまんまなんですが;)でしたね。アクは大分強いです。 私の場合、自分の持っていたイメージとはかなり離れていて、冒頭通り別物意識になってしまったので原作イメージは変わってません(笑) 映画自体は様々な効果を用いて非常にくせがあるもので、好き嫌いはわかれる所だと思います。
お礼
お答え有難うございます 参考になりました!!
- bokomaru
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公開初日に見に行った京極堂ファンの者です。 見終わった直後に友人が 「京極堂とハリーポッターの映画は、信者のお布施のようなもんだね」 と言ったのがとても的を得ていました(笑) 冷静に考えたらあの長さを2時間程度の映画にまとめるなんて 余程の天才脚本家でもかなり難しいかも(^^;) 私としては映画化の話が上がる前から 「榎木津役は阿部寛がいいな~」と思っていたので、 それを見られただけで結構満足でした。 友人は「次回作はビデオでいいや」と言っていましたが、 私は次回作も映画館に行こうと思います。
お礼
みなさんありがとうございます。 やはり、あの長編を2時間にまとめるのは難しいでしょうね^^; 俳優さん方が頑張っているようなので、ビデオで見ようかなと、思います。ありがとうございました! 次回作もあるんですね。。。でも巻を追うごとに長くなるのに・・・・どうなるんでしょうか^^;
- ungaikyou
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俳優さんたちはがんばっていたと思いますが、やはりあの物語を成り立たせるためには、原作のあの情報量が必要不可欠なのだということがよくわかる映画でした。 映画を見ることによって原作の隙のなさがわかったというか。見た後で原作を読み返すと、原作がいかに計算されて成り立っているかわかります。
- bictaka29
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私は観たわけではないのですが、聞くところによると原作をズタズタに 切り刻みすぎて原作を読んでない人には全然分からない、読んだ人には 噴飯ものの作品に仕上がっていたそうです。
お礼
お答え有難うございます。 「自分とは違う観点を持ったファンが熱意を持って別の分野でフィーチャーした二次製作物」として鑑賞してみる」 なるほど。そういう風にみればいいんですね メイキング、ぜひ見てみたいですね^^