相手が元世界王者といっても、所詮は2階級下のチャンピオンですし、現在も1階級下のロートルの世界ランカーです。チャンピオンとして来日して星野選手や新井田選手と戦った頃に比べても衰えていました。それに身体も無理にウェイトを増やした感じで、本来のアウトボクシングもできないほどに動きが重く感じました。身体も締まっていませんでしたし。
もともとパンチ力がある選手でもなく、あの程度の選手なら必要以上に警戒しないで、今までの弱い選手に相手してたようなボクシングもできたでしょうね。
世界戦を誰と戦うかによりますが、WBAのパーラだったら可能性はあると思います。もちろん楽には勝てないことは当たり前ですけどね。もしそこで世界チャンピオンになったとしても、そこから先は現在では悲観的に思います。フライ級にはチャンピオンでなくてもそのクラスの選手は多いです。あらゆる選手に対応できて、長く防衛できるような強さを身につけてから世界挑戦したほうがいいと思います。でも現状では次あたりにタイトルマッチをしそうですね。
少なくともポンサクレックやホルへ・アルセ、或いはリカルド・ロペスと引き分けた実績があるロセンテ・アルバレスなどを始めとする強豪がゾロゾロいる現在のフライ級では、チャンピオンになれたとしても長く防衛できるとはとても思えません。今までのように勝てる相手を選んでも指名試合がすぐに行われるのでチャンピオンになってからが悲観的に思います。マッチメークに成長が追いつかない事態になりつつあると個人的に思います。
お礼
詳しい分析ありがとうございます。 今回の相手に関してはリングに上がった時の体でなんか感じました。 亀田選手自体はガッツもハートも強いようですが、 周りの人たちはどうにかならないですかねー。