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「白夜行」の疑問
遅ればせながら、東野圭吾の白夜行をよみました。ドラマ楽しみです。 切ないお話で読後になんともいえず後をひいています。 ですが、理解しきれていないところがあるので、ご存知の方がいましたらどうかお教えください。 (1)雪穂が高宮と、意図的に離婚した理由は? 無理やり結婚したが、やはりこれ以上高宮からの愛情を受けることは不可能だと思った? だが、もらえるもの(慰謝料)はもらえるだけもらって別れるためにあのような細工をした? (2)そもそも雪穂の生きるスタンスって何なんですか? お金?誰かに愛されたい?上流階級への憧れ? 他人を傷つけることによって自分の過去の辛い傷を何らかの形で癒していた? (3)活き活きと仕事をしていたのは本来の彼女ですか? 上の質問(2)とかぶるかもしれませんが、どういう意図があってあのような描かれ方なのでしょう。 (4)雪穂の株購入のもとでは結局なんでしたっけ? 又、ありえないくらい完璧な売買をして儲けていた、というのはどんな方法を使っていたのでしょうか。 桐原がウラで何かしていた?にしても、そんなことってできるのか。 (このあたりの種あかしは物語中にあったでしょうか?!) こんなことも理解せず読んだといえるのかと思われそうですが…。 とくに雪穂が結局何を目的にしていたのか腑に落ちないのです。。 すみません、分かった上でもう一回読みたいのでどうか宜しくお願い致します。
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読んだのは大分前なので自信はないのですが。 (1)元々愛情ではなくお金(ともしくはコネ)目当てだったと思われる。雪穂は最初から高宮を愛しておらず、また愛される事を望んではいなかった。(多分彼女は純粋な愛情は信じられなかったのでは?) (2)過去の辛い体験からか彼女は最後に「私の人生には太陽はなかった(がそれに代わるものがあった)」という意味の事を言っている。この事から彼女は人生の勝ち組になる為に努力し生きてきた。つまり過去の体験によって自分の人生がいわゆる「負け」になったとは認めない、という思いがあったのではないか。 (3)活発に仕事に励むのは本来の彼女に近いと思われる。成功している自分を感じるには主婦よりも働いている方が適している。あの母を見て育ったので自分の力で働く事を求めた結果、バリバリ働く女性になった。多分過去の体験がなかったとしても自立意識の高い女性になったのではないか。 (4)最初の元手は旦那(高宮)のお金。確か株を買い始める時に高宮に許可を貰っていた箇所があった筈。高宮は快諾したものの後になってかなりの高額と知り驚いていた。 「完璧な売買」というのはちょっと記憶にないです。 私の感想も入っていますがこんな感じの解釈で読んでました。 「白夜行」を読んだのならば次は是非「幻夜」も合わせて読んでみて下さい。面白いですよ。
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(2)だけの回答です。そういうダークな心理というのは、桐野夏生の「OUT」とか馳星周の「不夜城」とかを読んでいる人なら分かるような気がします。 真っ当に生きる気をなくす程、人生に理不尽に痛めつけられた人間の心理というか。 未読であれば薦めたいことは薦めたいですが、「生きるスタンスってなんですか」という質問の求め方が、こういう作品に対する感想としてちょっと違うというかずれている気がします。。。
お礼
ご回答大変ありがとうございました! 御礼が遅れまして大変失礼致しました。
お礼
ご回答大変ありがとうございました! 御礼が遅れまして大変申し訳ありませんでした…