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TVR TUSCAN SPEED6

12/2(土)放送されたカラーグラTVのTVR特集は久しぶりに感動しました。TUSCANについて番組中で言われていた、レスポンス向上の為”ラムダセンサー”"エアーフローメーター"が無いということですがこの2つはどういうものなのでしょうか。

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noname#2748
noname#2748
回答No.1

エアフローメータとはエンジンに吸入される空気の量を測定する機器で、以下の方式が主です。 フラップ式:吸気通路に可動するメジャーリングプレートという板を設け、吸入される空気によってメジャーリングプレートが押されて動くことを利用して、吸入された空気の量(体積)を計測します。 ホットワイヤー式:吸気通路に合金線や基板上に作られた半導体などで、温度により抵抗値の変化するホットワイヤーと呼ばれるセンサーを設置します。ホットワイヤに一定の電圧を掛けて加熱すると温度に応じた電流が流れますが、ホットワイヤー周囲の空気に流れがある場合、空気によって冷却された分だけ抵抗値が下がり電流が大きくなります。この性質を利用して空気の流量を計測します。 カルマン渦式:吸気通路にカルマン渦を発生する障害物を設け、カルマン渦の発生する部分を挟んで音波発生器と受信機を設置します。単位時間あたりのカルマン渦の数は空気の流速に比例するので、それを検出することで空気の流速を計測します。 これらの方式では、吸気通路内に何らかの測定装置を置くことになり、それは吸気抵抗の増加の要因になります。また、いずれの方式でも空気の体積を検出することになり、温度による密度の変化などの補正が必要です。 エアフローメータを使用しない方式としては、インテークマニホールドの内圧とスロットル開度・エンジン回転数・吸気温度などから、吸気した空気の質量を計算する方式が一般的で現在では、市販車にも多数用いられています。たとえばホンダのPGM-FIなどです。 ラムダセンサーとはO2(酸素)センサーの別名です。こちらは排気ガス中に残存する酸素の濃度を検出するために用いられます。排気ガス中の酸素の濃度から空燃比が理想的に調整されているかどうかを計算し、燃料噴射量の計算にフィードバックし、触媒装置などの動作を効率よく行わせるために用いられます。しかし、このセンサーも排気管内部に取り付ける必要があるため、排気抵抗を増加させることは避けられません。ご質問の車種の詳細は不明なのでO2センサーを廃止したことによるデメリットをどのような方策で回避しているかは不明です。 以上、ごく一般的な概略だけですが、参考になれば幸いです。

noname#4342
質問者

お礼

素晴らしい!!!実に専門的なご回答、大変有難うございます。こうした計測/制御装置がない分、効率/経済性や環境性(というのでしょうか)を度外視すれば設計/セッティングによっては趣味性の強いレーシングカー指向の車にとって、よりダイレクトなエンジンフィールが得られるということなのでしょうね。動画がないのでその秀逸な雰囲気はあまり伝わってはきませんが、TVRジャパンのHpもありました。http://www.hideho.co.jp/tvrjapan/

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