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厄年は日本だけのもの?
今までの質問やレスで厄年の由来等はわかりましたが、厄年は日本だけというか日本人だけのものでしょうか? それに加え宗教(信教)によるものでしょうか? 聞きたいポイントは 1.日本の厄年と言われる年齢(女性:33歳、男性:42歳の数え年)は世界的又は人種によって同じような伝承があるのか? 2.宗教や信教によっては厄年を忌み嫌う年齢としていないと言う事はないのか?(逆に良いことが起きる歳とか) 3.他の宗教・信教又は、国(人種)によって日本では関知していない年齢に日本で言うところの厄年にあたるものがあるのか? 以上3点、1点ずつでも良いので教えていただけませんか?
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日本の厄年の概念と計算方法は中国の陰陽五行説から作られたものです。従って原型となるものは中国にもありますが、あちらは儒教と道教の影響が濃く、日本とはまったく違っています。 ・中国 自分の生れた干支年に悪い事が起こるといわれている。 男女ともに魔除けの意味で赤色や金(色)を身に付ける。 ・イギリス 男性は4のつく年、女性は7のつく年が厄年にあたる。 木の実を厄年の数だけ集め、それを3日3晩外気にさらしたあと、近所の庭先で焼く。これをひとりでも多くの人が見に来てくれたほうが効果が高い。 ・スペイン 女性は14歳と34歳、男性は24歳と44歳が厄年にあたる。 馬の肉片を自分の年齢の数だけ親戚や友人の見守る中で食べる。そしてそのあとは一昼夜もの長い間、歌い踊り明かす。 ・エジプト 男女とも4歳から4年ごとに厄年がやってきて50代まで続く。隣近所の老人を訪ねて布地を継ぎ足して身につけるものをつくる。この衣装が厄祓いになる。 ・トルコ 女性13歳、33歳、53歳、男性は23歳、43歳、63歳とされる。 親戚や友人が集まって等身大の泥人形をつくり、原色の衣装を着せたあとに水に流す。水に流しに行くとき、本人は必ず家にいなければいけない。 これら諸外国の数字を見るとわかりますが、要するに人間の体で異変が出やすい年齢を重要視しているようです。 体に異変が出る=悪魔や災いの神にみいられた、という発想ですね。 もちろん信仰と宗教は別のものなので、キリスト教国でも、イエス様とは関係ない古い民間信仰を元にした考えで厄払いを伝えている場合もあります。
お礼
有難うございます。世界各国人種が違えど考えていることや風習には類似点があるんですね。大変参考になりました。