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共産化されなかったのは、創価学会のおかげ?
スターリンの粛清、文化大革命という名の大虐殺…。自由主義陣営の国に生まれてきて本当に良かったと思います。 最近チラリと耳にはさんだ言葉が気になってしかたありません。戦後日本社会が共産化されなかったのは、創価学会のおかげもあるのでしょうか? おかかえメディアなどによる彼らの個人攻撃には凄まじいものがありますが、あのエネルギーの有効活用によって今日の我々の生活があるのだとしたら…?
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- sugietu
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それは日本の宗教的価値観が欧米のものと違うおかげではないでしょうか。その一部として創価学会ももともとは仏教外護の団体でしたので(今は違います。かなり危ない教団です。池田教です。) 思うに、欧米や共産主義に占領されなかったのは、日本独自の宗教観や文化が根付いているからではないでしょうか? アメリカに占領されなかったのも、天皇というあら人神を信じる日本人をキリスト教や聖書で教化できないということを知ったからという話もありますし、(かなり右翼的な発想) キリスト教や共産主義、イスラム教に染まらないのは独自の日本の宗教観(文化)が発達しているからだと思います。
- aotarou
- ベストアンサー率33% (51/154)
創価学会の“おかげ"ということは無いと思います。 強いていえば“米軍のおかげ”でしょう。 米軍占領下にあった日本は1947年2月1日に労働組合による大規模なゼネストが計画されました。しかしながらマッカーサーのスト中止指令がだされ、官公庁共闘の伊井弥四郎議長は米軍にピストルを突きつけられて、泣く泣くラジオ放送を通じてスト中止を指示したと言われています。 もし無期限ゼネストが成功してたら質問者さんのいう“共産化”がされていたかどうかは何ともいえませんが、共産党も加わった内閣ができたかもしれずその後の日本も大分変わったかもしれません。ただし1949年の共産党躍進に対してのレッドパージの事実をみても、この仮定の場合も米軍(GHQ)の介入は予想され左翼政権は崩壊していたと思います。 NO.3さんのいうこともうなずけますが、共産化を防いだというより、“共産党の伸張を阻んだ”ということでしょう。何故なら共産党と公明党・創価学会の勢力を数字的に合わせても過去も現在もとても共産化できる勢力になっていません。ましてや創価学会は戦後は微々たる勢力でした。
- fantasista1967
- ベストアンサー率59% (13/22)
創価学会員です。 日本の共産主義化が防げた理由を単一の事柄に帰着させるのは無理がありますよね。 勿論、国際政治の観点では、米国の庇護下にあったことが最大の理由であり、全体観からみてもこれが最大の理由でしょう。只、国内政治や社会学的な観点から見ると、創価学会の伸張も一定の役割を果たしたといえるとは思います。その役割が決定的なものであったかどうかは意見が分かれるでしょうけど。 一般に世界各国での共産主義運動は、エスタブリッシュメント出身の知的エリートに先導された低所得者層が実働部隊として爆発的な運動を繰り広げるというものでした。ところが、日本の共産主義運動というのは、一部の低所得労働者を巻き込みはしましたが、基本的には学生を含む一部知識人の間での思想運動の枠組みを大きく踏み出ることが無かったわけです。それは兎にも角にも、実働部隊として運動を実行する低所得者層が思ったほど付いてこなかったからです。その理由として、 1.混乱していたとはいえ経済復興を遂げつつあり、低所得者とは言っても、現行の資本主義体制(アメリカ庇護下)の下でも将来の生活に希望の持てる人たちが多かった。 2.敗戦後の戦前否定の動きがあったが、同時にそれは自由主義賛美の色彩を帯びるようになっていた。これは勿論、アメリカの占領政策が成功していたことによる。 といったことがあげられるでしょう。さて、創価学会の役割は主に上であげた理由1に関わります。創価学会は1957年までには会員75万世帯にまでなっていたわけですが、その大多数は低所得者層の人たちであったといわれています。創価学会が信奉する日蓮仏法(一般的には富士門流)の教義はその他の仏教に比べて極めて現世利益といわれることがあります。つまり、あの世での安穏を願うよりは、今生きてるこの世の中でどれだけ幸せになれるかが重要なのであって、そのための信仰であるべきだ、という考え方が創価学会の考えの基本をなしているともいえます。当然、この思想は共産主義運動に加わるであろう動機を相殺する方向に人間を向かわせしめます。共産主義運動に加わる主たる理由は、現状の資本主義体制下では不遇で低所得にあえぎ苦しむことになり、この不幸な状況を打開するには政治経済体制そのものを打ち崩さなければならない、という義憤と不満にあるわけですが、創価学会が人々に提供した思想下では、「そんなんで苦労するより、一生懸命信仰を行じて、一生懸命働いて、いっぱい功徳もらって幸せになったらええやん」という行動様式が生まれやすくなります。つまり、創価学会は、本来は共産主義運動に向かうはずであったであろう日本の低所得労働者のある一定部分を、確実に奪い取ったという見方が成り立ちます。この意味では、創価学会が共産主義化を防ぐのに貢献したとも言えるのです。 只、勿論、この貢献度合いを数量的に評価することはできないでしょうし、それは経済発展あっての事柄だ、という主張もあるでしょう。それは評者の価値判断にゆだねられるべきことだと思います。
お礼
fantasista1967様、ご回答有難うございます。 1. 一歩間違えば革命勢力となる低所得者層の受け皿として創価学会という選択肢があったということ。10年ほど前のムック本(別冊宝島)、2、3年前の文藝春秋(評論家の対談)、そしてこの質問のきっかけとなった野中発言などなど様々な機会に、この内容の指摘を私は目にしてきました。 2. 靖国神社参拝、歴史教科書について中国政府が日本に要求してきていること。これは中国共産党の歴史的正当性の追認です。私には文化大革命、チベットの宗教弾圧とぴたりと並んで見えます。それはあたかも悪魔の惑星直列であるかのようです。 学生時代に、大勢の学会員の方々に取り囲まれ折伏されたという恐怖体験を持つ私ですが、実は、1.については高い評価をしてもいいのではないかという気持ちがあります。しかし、2.について創価学会、公明党が示しているサインを勘案すると、どうもよくわからなくなってしまうのです。
- mio_design
- ベストアンサー率25% (372/1457)
東西冷戦の煽りで、アメリカの強力な庇護があったからだとおもいます。創価学会は関係ないのではないでしょうか? ↓この辺が参考になります。
- silpheed7
- ベストアンサー率15% (1086/6908)
そんな物はありません。 アメリカの政策による物です。
お礼
aotarou様、ご回答有難うございます。 ご指摘の通り進駐軍の統治は重要でした。これが無ければ、北日本と南日本の代理戦争というシナリオもありえたかもしれませんね。しかし、左翼勢力は、法曹界、新聞社、教職員、労働組合、平和運動を標榜する似非市民団体へと浸透し、我が国は今も尚、その呪縛から完全に解放されているとは言い切れない状態です。 アジアや欧州の共産主義・社会主義とは一切リンクせず、草の根で自身の勢力拡大に日々邁進した創価学会という日本オリジナルな集団の、日本国赤化阻止に果たした役割には無視できないものがあるのではないか、という気がしてならないのです。もちろん彼らの究極目的は共産主義撲滅そのものとは別だと思いますが。