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宗教法人は
なぜ税金を払わなくていいんですか?
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宗教法人は税金を払ってますよ。 fuku711さんの質問を正しく言い直すと、 「なぜ税金が減免されているんですか?」 となります。つまり営利企業よりも課せられる税率が低いということです。まず、本来の宗教活動そのものから得られた所得(いわゆるお布施など)には税金がかかりませんが、宗教法人が行う関連営利活動(出版・印刷・輸送・駐車場業など33種)からの所得は営利企業と比べて最大10%程度低い税率が課せられます。その他にもいくつか減免措置がありますが、細かいので省略。で、これには法的には大きく分けて二つの理由があるといわれています。 I.宗教法人の持つ「公益性」に対する代償 II.政教分離原則 Iは、宗教法人に限らず社団・財団など公益法人は政府に代わって公益性の高い活動を行っていることから、そのことに対する代償として税が減免されることになります。宗教法人の果たす公益性とは、国民の文化的生活の基盤となり、より豊かな精神性をもつ多文化共生社会の構築に貢献する活動ということです。「私は無宗教だ」と信じて疑わない人からすれば「宗教がなんの役に立つ!?」と感じるかも知れませんが、現実には国民の大部分が何らかの宗教団体に所属しており、所属しないまでも宗教施設に訪れる人たちが後を絶たないのがこの国の実情です。 IIは、宗教法人独自の理由です。一般に警察権と徴税権というのは国家の持つ二大強権なのですが、これをそのまま宗教法人にも適応することは宗教法人の本来の宗教活動までを国家権力の監視下におけることを意味しており、かつ国家権力側が裁量権を有する以上、宗教活動に対する圧迫となる、という論理です。これはわが国においてもかつて、軍部政府によって多くの宗教団体に弾圧が加えられた経験からも一定の説得力を持っています。 確かに世の中、わけのわからない宗教団体も数多くあります。やれ宇宙からの電波がどうのとか、足の裏での占いだの、常識から考えれば明らかにペテンの宗教は多い。しかし、もし、その「宗教」を本気で信じている人がいて精神的な支柱にしているひとがいたならば、それはそれで尊重されなければなりません。(勿論、「その教えは変だ」と指摘してあげるのも市民・友人の責務です。オウムの経験がそれを証明しています。) また、宗教を隠れ蓑に膨大な私腹を肥やしたり、違法な活動を行ったりする輩も出てきます。これには刑法や民法、消防法や破防法などで対応すべき課題で、現行法でも対応可能です。実際、これまで摘発されてきた宗教法人はこれらの法律を根拠に摘発されてきています。
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- ipa222
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下記のリンクにあるように、 財団法人、社団法人、宗教法人、学校法人も収益事業以外は税金を払っていません。 私立学校も税金を払ってないですし、官僚天下りの特殊法人も払っていません。 公共のためになることをしているからというのが、その理由でしょうけど、新興宗教団体では、マネーロンダリングまがいのことをやっている所もあるようですから、しっかりと法改正したいですが、難しい理由はご存知の通りです。 http://www.hi-ho.ne.jp/yokoyama-a/syukyohoujin.htm
お礼
ありがとうございました
お礼
勉強になりましたありがとうございました