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靖国について
今、日本とアジア諸国との間に靖国参拝問題があります。 小泉首相が参拝してきたときなんか国会や中国・韓国のメディアは大騒ぎでした。 中国の主張は「靖国参拝をするということは日本はまだ戦争中の日本軍の過ちを反省していない」といっています。 韓国も同じく。 果たしてそうですか? 僕は靖国参拝は反省しているからこそ存在するものだと思います。 国会で野党がアジア諸国との関係を考えると靖国参拝は止めるべきだと言っています。小泉首相は「靖国参拝は国のために散っていった人たちへの謝罪だ。」といっています。 そういっても納得しない中国。 なぜ彼らは納得しないのでしょうか? また、野党のいうとおりアジア諸国との関係を考え、自粛するべきなのでしょうか?
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中国や韓国に対して「因縁をつけている」では話が前へ進みませんし、それが気に入らないからといって国交を断絶したり戦争などできないわけですから、ここは相手の言い分を冷静に考えてみたいと思います。ただし国際法など法律論になると解釈によってさまざまな意見が出るので、あくまでも論理的な考察にとどめます。 中国や韓国は極東国際軍事裁判(東京裁判)でA級戦犯の判決を受けた25名のうち、14名が合祀されていることを理由に、総理大臣をはじめとする閣僚の靖国神社公式参拝を認めないと主張しています。A級戦犯は先の戦争において指導的な立場の人たちであり、それを参拝するということは戦争を反省せず美化する行為だというのが中国や韓国の考えです。 A級戦犯が本当に戦争指導者なのか、そもそも極東国際軍事裁判は正当な裁判なのかという疑問は先述したように法律論になるため触れません。また、神道における合祀と日本人の死生観についても今回は除外します。その理由については最後に触れますが、ここではむしろ中国や韓国の主張が正しいと「仮定」して話を進めます。 さてA級戦犯が重大な戦争犯罪人であり、その方々が祭られている靖国神社を参拝することが戦争を反省せず美化しているとするならば、つじつまの合わないことが二点あります。一つは毎年8月15日に日本武道館で営まれる「全国戦没者追悼式」の対象にA級戦犯も含まれ、歴代の首相は主催者として参列しているにも関わらず、中国や韓国はこの式典に異議を唱えないことです。 そして二つめ。絞首刑になった7名以外のA級戦犯は、「戦争受刑者の即時釈放要請に関する決議」(1955年)とサンフランシスコ講和条約第11条の手続きに基づき、極東国際軍事裁判を行った連合国11ヶ国の同意を得て、1956年に釈放されています。そして重光葵元は鳩山内閣の副総理兼外務大臣となり、賀屋興宣は池田内閣の法務大臣を務めています。重大な戦争犯罪人であるA級戦犯が閣僚になったときに中国や韓国はまったく抗議しませんでした。 以上の二点を見ても、中国や韓国が主張する「A級戦犯として処刑された14名が合祀されている靖国神社公式の参拝は戦争を反省せず美化する行為だ」というのは、一貫性が全くないものだと言えるでしょう。このような一貫性がない主張を行うということは、主張そのものの真剣さを疑われますし、背後に何か別の目的があるのではないかと思われてもしかたありません。 このように考えると、ご質問にある「なぜ彼らは納得しないのでしょうか」の答えは、「先の大戦やA級戦犯をまったく理解しておらず、その主張には別の目的が存在するから」となります。そして「自粛するべきなのでしょうか」という質問に対しては「このような一貫性のない主張には従えない」と言えるでしょうか。もっとも、それ以前に明らかな内政干渉なわけですが。 なお神道における合祀と日本人の死生観について触れなかったのは、「いかなる犯罪を犯しても死者はすべて神になる」と主張しながら西郷隆盛のように賊軍は祭られないという矛盾があったり、境内に鎮霊社を設けて本殿に祀られていない方々を祭るなど、日本の側に妙なご都合主義があるからです。もちろん宗教においてどういった基準を設けるかは自由ですが、他国と論争するときにこういったご都合主義を持ち出すのは得策ではないと思い、あえて論理的な矛盾に絞ってみました。
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- men-environment
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先の大戦は「戦犯」とされた人の命令にいやいやしたがわされたのではなく、国民の多くが率先して戦争を行ないました。ですから、戦犯以外は裁かれることなく(東京裁判があっても、日本人が日本人に社会的制裁を加えるという裁きもできるはずです)のうのうと生き、第三世界のものを収奪して豊かな暮らしをしてきました。反省していないといわれても当然です。 それから、靖国には台湾人も祭られていて分祀してほしいともめたことがあったはずです。
- tkr1977
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こんにちわ。 >そういっても納得しない中国。なぜ彼らは納得しないのでしょうか? 死者に対する弔いの仕方があちらとは違います。 日本では死者を平等に祭るのですが、あちらの文化では生前に悪行を行った場合、その死体を暴いて死体にムチを打ってでも憎み通す。 死んだからと言ってその罪を決して許さない文化です。 その違いを理解しようとしない点が問題ですね。 >また、野党のいうとおりアジア諸国との関係を考え、 >自粛するべきなのでしょうか? 自粛はその場しのぎな行為ですね。 現在の外交問題を考えれば、自粛も已む無しでしょう。 しかし、本当に必要なのは自粛ではなく、日本の文化を理解してもらうコトでしょうね。
- senchi
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形式の問題でお話します。 周知の通り、靖国神社は戦犯を祀っています。彼らは犯罪者です。戦争について責任を負う人物たちです。靖国神社は彼らを“神”としています。そして靖国神社を参拝するということは、彼らを“神”として崇め敬意を表するということを意味します。それは間接的に彼らの生前の行為を正当と認め、敬意を表するということです。ヒトラーに同じことが出来るかといえば、この問題を客観的に見られるでしょうか。確かにA級戦犯とヒトラーは別人ですが、大まかにやってたことは似たようなもんです。 いくら小泉首相がいかにも正しく、高尚な理由を掲げようとも関係ありません。靖国神社の存在・その参拝という行為が意味するところは、個人の感情やら思想やら意識で柔軟に変わるものじゃないですから。どんなに本人が喧嘩を売りたくても、握手は友好の証。どんなに愛を伝えたくても、中指立てればファッ○・ユー。でしょ? 個人的には、東京裁判が正当であろうとなかろうと、A級戦犯に戦争責任があることに揺ぎ無いと思ってます。だから、この問題に東京裁判は関係ありません。 総括すると、主張の筋が通っているのは中国・韓国の方ですな。 ま、中国・韓国が聞く耳を持たないのも確か、小泉首相も同じ言葉の繰り返し。ガキっぽいやり取りだなあと感じます。 最後に、私は自粛するべきだと思いますよ。しても得ないし。
- yamanekotama
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靖国神社には多くの戦争犠牲者が祭られています。中国、韓国は、この中にA級戦犯(東京裁判で絞首刑)も含まれているからだ!と反対の理由を言ってます。日本人の多くは先祖を敬う気持ちを持っているようにこれと同じ事で、国の為命を落とした人に感謝の気持ちを表す意味なのです。一国の首相として当たり前の行為なのです。しかしこれを止めても現状では日本批判は止まらないでしょう。歴史問題が多くありすぎます。この問題解決にはマダマダ時間が必要で、歴史認識問題の解決抜きには難しい事なのです。~自粛する事で全て上手くいくならともかく、現状ではとても考えられません~ 追記;東京裁判に付いての参考書は”世界がさばく東京裁判”明成社出版がお薦めです。
何でもいいからケチつけて謝罪しろ賠償しろですから。 靖国が無くなったらそのうち日の丸や富士山にも物言いしてきますよ。 こんなことをグダグダ言っているのは例の3カ国(1つは国のようなもの)だけですので、 アジア諸国が~と言われると「また例の反日国家かよ」と思います。
お礼
そうですよね。 靖国問題を譲ったら、例の3カ国はもっとつけこんでくると思います。 結局、彼らは日本より優位に立ちたいんでしょうね。 中華思想というものが根付いていますしね。 質問に答えていただきありがとうございました。
補足
では、当時の大日本帝国軍軍人は全員裁かれるべきだということですか?