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日本映画のハリウッド映画化の著作権使用料
最近「シャルウイダンス?」「リング」「呪恩」 「アストロボーイ 鉄腕アトム」「ドラゴンボール」 「ゴジラ」等々、日本映画の ハリウッド映画化が行われていますが、 この場合の著作権の使用料の業界の相場とか、 計算の仕方をご存知ですか? 例えば、映画製作者の収入の5%とか? よろしくお願いいたします。
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No2です。 ややこしいかき方をしたので、くだけた感じにしてまた書き込みます。 一部想像で申し訳ないのですが、ハリウッドのやり方を見るに、権利関係はまとめてグロスで買い叩いてるのではないかと思います。 実はこういった方々と仕事で一緒をしたことがありまして、もうむちゃくちゃでした。 有名企業へ出向くと、「お前のところの商品の○○を、私が作る映画の中で使うから、宣伝になるだろう。だから1億円出せ!」 と、こんな感じなんです。 大物のタレントが出演契約を交わすときに、ギャランティーの他に、配給上映の収益の○パーセントを受け取ることが出来るように、別途に契約するとか、よく新聞なんかで話題になってますよね。 前項にも書きましたが、それと同じで映画が完成するといろいろな権利が生じるので、そのひとつひとつの権利に関してクリアにしていくのは大変です。 対人に関して言えば、監督や脚本家、プロデューサーやカメラマン等々のスタッフに著作権及び著作隣接権が生じます。 著作隣接権というのは”著作物の創作者ではないがその著作物の伝達に重要な役割を果たす関係者に生じる権利” ということで平たく言えば監督や脚本家を除くメインスタッフを指します。 他国でのリメイクといっても、こういった諸処の権利は厳密には存在するでしょうから、 「ぜ~んぶまとめて権利はこの金額でどう?」 ってな感じで買い叩いてしまうのではないでしょうか? 「ゴジラ」のような映画史に名を残すキャラクターになると、権利がある側からの要求ももっと出来るんでしょうけど。 そういえば米版ゴジラに関しては、東宝へエメリッヒ監督とプロデューサーらが説明に来て、「こんな感じのモンスターで」とあの恐竜もどきみたいな新ゴジラのミニチュアで説明をし始めたときには、関係者はあまりの違いように驚いたそうです。 それでもOKしちゃうのが、日本人らしいですよネ。 エンターテイメントロイヤーに関しては内藤 篤さんが有名です。 「エンターテイメントロイヤー」なる言葉を定着させたのもこの方です。 下記関連書籍の案内です。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785711701/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-8120699-6779541 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785711965/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-8120699-6779541
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- isoiso0423
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映画に於ける著作権ビジネスは、まちまちです。 一本の映画からは配給上映権の他、ビデオグラム化権、テレビ放送権などなど二次的使用の権利が多く派生します。 配給上映だけでも国内、北米、ヨーロッパなど細かに別れています。 テレビ放送でも地上波、衛星波にCS、地方局もいれればかなりの数になります。 近年になってエンターテイメントロイヤーの存在が不可欠になっていますが、およそ10数年ほど前にはこういった部門の法律の専門家は皆無に近いものでした。 現在でも国内にはエンターテイメントロイヤーは数えるほどしかいません。 それくらい国内の映画著作ビジネスはおろそかにされてきたといっていいと思います。 また著作のあるもの映画化と、既存する映画のリメイク化ではケースが違いますし、一概に言える計算法といったものは存在しません。 近年のリメイク化では監督を同じにしたり、元の作品のプロデューサーに協力してもらうなどすることで、費用を抑えているような気もします。 著作権ビジネスの書籍が近年こぞって発売されてるので読んでみてはどうでしょうか?
お礼
ありがとうございました! 書籍を探してみます。
- rightegg
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こんばんは。 全てに於いてケースバイケースです。 計算方法等ありません。 既定の使用料が定められているのはJASRAC管轄である作詞/作曲の部類ですが、音楽をそのまま使用するケースは少ないのであまり関係ないでしょう。 また、場合によっては映画会社すら関係なくなる可能性だってあります。例えば「ドラゴンボール」はアニメが存在しますが、原作がアニメではなく漫画であった場合、権利が関係するのはほぼ鳥山さんだけとなるでしょうし。(集英社が多少権利を握っている可能性もあります) 要は映画化するにあたって、誰がどの権利を握っているかでクリアしなければいけない作業が変わってくる訳です。リングや呪怨に関しては多分「リメイク権」として制作会社が権利を取りまとめていたと思いますが、日本映画は実はこういったことにあまり熱心でなかったので、それほど契約が整備されておらず制作時にリメイクについての条項が無かったりする様です。 余談ですが、あるインタビューによればリメイク権は数百万円から数億円までかなり幅がある様です。 *興行収入からの歩合制は基本的に無いみたいですね。
お礼
ありがとうございます。 リングが歩合制という噂は聞いたことがあるのですが、 いずれにしても参考になりました!
お礼
ありがとうございました! ゴジラのお話、面白いですね。 URLと書籍を拝見します。深謝!