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アメリカの2大政党の基盤について
アメリカ大統領選挙の制度について調べているのですが、以下のホームページを見た時に、一つ疑問を持ったことがあります。 http://www.tv-asahi.co.jp/ann/special/USvote2004/index.html 前の大統領選挙の結果を見ると、勝利したブッシュ大統領が南部を完全に押さえていること、敗れた民主党のケリー大統領候補は北部の大半を押さえていることに気付きました。このことは、共和党は主に南部に基盤を持ち、民主党は主に北部に基盤を持っていると理解してもよいのでしょうか。それとも、ブッシュ大統領が南部出身だから、本来共和党は北部に基盤を持っているのに、「ねじれ現象」が起こってしまったと理解すべきことなのでしょうか。どなたかお教えいただければ有り難いです。
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政党を支持する地域的な基盤も時代とともに変化しています。 昔(ニューディール以降)は南部は圧倒的に民主党支持でした。しかし、今は南部は共和党の牙城となっています。このことに対しては色々な説明がなされていますが一般的には以下のように理解されます。 *政治の争点が経済からイデオロギーに変わった あるいは *階級に基づく政党の構成からイデオロギーに基づく政党の構成へと変わった ニューディール政策で南部は民主党の基盤になった。これは福祉政策を実施したため、南部の農村地域(綿は主に南部で作られている)にはありがたい政策だからです。 しかし、南部の人たちは同時にラディカルな考え方をします。ラディカルで保守的な考え方をする人たちは道徳を重んじる共和党を支持します。 ですから、道徳が重んじられるこの時代では南部は共和党の基盤といってもいいです。だから「共和党は南部で強い」という評価はこの時代においては正しい評価だと思います。 ただ、民主党が特に北部で強いという評価はなんともいえませんが(実際民主党は票を北部で集めている事実はありますが、このことを持って民主党の基盤は北部であると評価して良いかは疑問があるから)。 今では議会の構成員もおおよそ南部では共和党が多かった記憶があります。 ちなみに、政党を支持する人種も時代によって異なります。黒人を例に取れば、 リンカーン大統領(共和党)以降は黒人は共和党支持になり、フランクリンルーズベルト(民主党)以降は民主党支持になっています。
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- Watch_AFR_JP
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ん?ユダヤ系は共和党では? また小さい政府と言われる共和党でも、 軍事費の増大や地方の予算のカットなどで最近は微妙です。 民主党は黒人など貧困層に強い一方で、医師、弁護士などのハイ・ササイアティ、高い教育を受けた都市部のインテリ層などにも強いです。
- ipa222
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元々は、南北戦争にもつながる対立がアメリカにはあるのです。 黒人奴隷を使って農業をしていた南部のプロテスタントの白人は共和党 北部に住むマイノリティは民主党(黒人、カソリック、ユダヤ、労働組合、マイノリティで稼ぐ弁護士等々) という力関係ですね。
- you19994
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よく選挙人の数字をみていただくと分かるんですが 選挙人の多い州は民主党が獲っていて 選挙人の少ない州は共和党が獲っていることがわかります。 選挙人は人口の数で比例配分されます。 つまり 民主党は都市部に強く 共和党は田舎に強いというのが読み取れます。 日本で言うと 都市部で強い民主党と 田舎で滅法強い自民党の関係みたいなもんでしょうか。 民主党は都市部の低所得者層に対する福祉政策が強いことから 都市部が強いといわれます。 対して共和党は規制緩和・減税政策・州への分権などの小さい政府主義から 地方に強いといわれます。