「分籍」のことでしょうか?
分籍とは、文字通り戸籍を分けることで、筆頭者とその配偶者以外の20歳以上の人なら今までの戸籍から分かれて、1人で新しい戸籍を作ることができます。自分1人だけの戸籍なので、筆頭者はその人本人になります。新本籍地も転籍と同じように日本全国好きなところを選べます。
分籍しても、それは単に戸籍を分けるだけですので、氏が変わるとか、親との縁が切れるということはありませんし、親から独立したということにもなりませんし、自立したことにもなりません。戸籍法上の両親との関係は全然希薄にはなりません。「自立」と「分籍」はまったく関係ありません。大人になったということでもありません。兄弟と縁を切ることにもなりません。親兄弟(祖父母などもすべて)との関係は、分籍してもしなくてもそのまま何も変わりません。
また、相続権を失うわけでもありません。相続と分籍は全く関係がないので、分籍によって相続の関係に変化が生じることは一切ないのです。身分関係すべてにわたってまったく影響がないです。本当に何も変わらないのです。変わるのは、分籍した本人の「本籍」と「筆頭者」だけです。分籍すると、本人が筆頭者になるわけですが、筆頭者になったからといって何か他に影響することは、通常あり得ません。
補足
回答ありがとうございました。という事は「分籍」というのは、特に意味ないのでしょうか?あと他に例えば家族間で法律上「絶縁」することはなんらかの手続きで可能なものなのでしょうか?