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ワイヤレスでのセキュリティ管理に関し!

出張先(海外・中国)のホテルでワイヤレス(無線)でインターネットをしています。 パソコンは持参した自分のノートブックのPCです。 そこで質問なのですが、ワイヤレスで、 インターネットバンキングなどをすることに関し 暗号など盗まれる危険性は、 自宅でするより危険性があるのでしょうか。 対象は 自分の番号、暗証番号を入力することによる・・・ 銀行の残高、振込みなど クレジットカードなどの使用明細チェック などです。 もし危険性があれば、どう対応すればいいのでしょうか。 ケーブル(有線)のほうが、暗証番号などを盗まれる危険性は少なくなるのでしょうか。 この状況下におけるワイヤレスの状況、 またセキュリティ管理の対策など教えて頂けますか。 それらの情報により 今後の出張先でのセキュリティ管理を行なっていきたいと思います。

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回答No.1

まず、一番大事なことは、通信相手との間にSSLによる通信チャネルが張れているかどうか、です。SSLは、通信経路全体を暗号化することを目的に、個人情報や重要な情報(クレジットカード番号や銀行の暗証番号など)を送る際に用いられる通信方式で、SSLに対応しているサイトへのアクセスにおいては、インターネットエクスプローラの右下に鍵のかかった黄色い南京錠のアイコンが登場します。 SSLで暗号化されている場合、基本的にはそのサイト宛ての通信については傍受されることはありません。もちろんセキュリティに絶対はありませんが、まず大丈夫でしょう。よって、SSLで暗号化されているサイトへの通信は、例えそれが中国のホテルであってもセキュリティ上のリスクは低いと評価できます。 次に、非SSLのサイトへの通信(あるいはPOP over SSLなどを利用しないメール送受信など)についてのリスク評価です。実際にどういう経路を通過してデータが渡っていくかを考えると、以下のようになります(例として日本にあるサーバと通信するケースを考えます)。 ノートPC→ホテルの無線LANアクセスポイント→ホテルのルータ→中国のプロバイダ→日本のプロバイダ→該当サービスのサーバ よって、この途中経路の全てについてセキュリティを検証する必要があります。 まず、ノートPC→ホテルの無線LANアクセスポイントについては、他の宿泊客などに電波を傍受されるリスクがあります。これを避けるにはよく行われる対策としてはWEPによるデータの暗号が挙げられます。しかし、他の宿泊客も同じWEPキーを利用している場合、同じ暗号キーで暗号化をしている訳ですから、原理的に言えば暗号を解読される(セキュリティを守れない)可能性があります。もちろんWEPキーを知っていれば誰でもWEP暗号化の解読が可能な訳ではありませんが、それでも悪意のある専門家であれば解読自体は可能であり、セキュリティは保てるとは言えません。 なお、ホテルの部屋に有線のポートが存在する場合、そちらを利用することで、この項目については一定のセキュリティを保てるものと思われます。 次に、無線LANアクセスポイント→ルータの区間について考えると、この区間は通常、有線による接続ですから、ホテルの他の宿泊客などにデータを盗聴される危険は少ないでしょう。ここの区間において問題になるのが従業員です。ネットワーク設備の設置された区画に入れる従業員に悪意と専門的な知識があれば、有線を流れるデータをキャプチャーして解析することは容易です。よって、ホテルの従業員が信頼できない場合、情報のセキュリティは低いと評価せざるを得ません。 なお、ホテルの部屋に有線のポートがあり、無線を利用しないでネットを利用できるとしても、ここの区間を通じて外部と(日本と)データをやりとりすることにかわりはありませんから、ここの区間については無線有線問わず問題だ、ということになります。 ルータ→中国のプロバイダ、の区間における問題は、もっぱら中国政府による盗聴の可能性です。中国政府はネットを通じて言論統制を試みていることがよく知られており、中国の体制批判や、中国で違法扱いされている団体についてのデータ通信などが盗聴されると、官憲による捜査の対象となる可能性があります。インターネットバンキングのパスワードなどに興味を示すことは少ないでしょうから、それほど心配することはないかもしれませんが、一定のセキュリティ上の問題があるという評価をするのが妥当だろうと思います。 このリスクについてもホテルの部屋で有線・無線どちらを利用しようが発生しうるリスクです。 最後に中国→日本の区間ですが、ここから先は日本にいるデータ通信環境と同じと言うことになり、セキュリティについての評価も日本と同じレベルであると言えます。 このように考えると、Webアクセスについては基本的にはSSLを経由した通信以外は信じてはならず、メールについては、そのメールアドレスを質問者さんに提供しているプロバイダがPOP over SSL、SMTP over SSLなどのアクセスに対応している場合はその手段を用い、対応していない場合は対応しているサービスに乗り換えるか、あるいはPGPなどを利用して個人レベルで(送受信者双方にて)暗号化すべきという結論になります。

その他の回答 (1)

回答No.2

https (SSL)であれば、実際上の通信に関しては問題ないでしょう。 http://www.secomtrust.net/secword/ssl.html キーロガー、ウイルス、物理的にノートPCが盗まれるほうが心配かと思います。

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