今話題のタワー投資顧問などがやっている投資手法が「現金バリュー、投資バリュー」と言われていますね。
四季報などでタワーが投資している銘柄を分析すると以下のことが分かります。要は割安銘柄(バリュー銘柄)を見つける基準を「現金バリュー」と「投資バリュー」においているようです。
(現金バリュー)
とにかく現金をいっぱい持っている会社への投資です。株式価値(株式時価)が会社の清算価値を下回っている会社に投資するものです。ベンジャミン・グレアムのネット・ネット株に近いですね。
概して業績はパッとしないところが多い。
(収益バリュー)
株価の収益率の判断で普通、PERとかPCFRなど使っていると思います。大型株の高PER、高PBR株より中小株の低PER低PBR株のほうが値上がり率が大きいということは洋の東西を問わず言われていることです。
タワーの場合、低PERのあっと驚くような中小銘柄に投資することも多いです。通常の機関投資家が相手にしないような「市場から見放された」割安株で利益を上げているようです。
ベンジャミン・グレアムはその著書「賢明なる投資家(下)」で低PER低PBRの割安株に投資しなさいと言っています。その際の基準としてはPER×PBR<22.5としています。(大半のタワーの投資銘柄はこの条件に当てはまっています)
投資で成功されている人には確固たる投資基準があるようです。見習いたいものです。