- ベストアンサー
高校の底辺校についてどう思いますか
以前に、高校のランクの存在が良いことか悪いことかをお尋ねして、ランクは必要というご意見を多くいただきました。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1494069 さて、ランクがあるなら頂点と底辺があるわけですが、ここでお尋ねしたいのは底辺校のことです。つぎの6点です。どれか1つでもよいので、ご意見をお願いします。 (1)高校の底辺校をどう思いますか。 (2)底辺校に通う人をどのように励ましますか。 (3)底辺校に通う人の親をどのように励ましますか。 (4)底辺校に勤務する教職員をどう思いますか。 (5)教育行政として底辺校にできることは何でしょうか。 (6)実際に在学されている方および保護者の方、勤めておられる方はどのように感じられていますか。 ※底辺校という表現に抵抗のある方があるのは知っていますが、教育問題について考える意図であり、その意味するところはご理解いただけるものと思います。「課題集中校」など言い換えたい方は言い換えてくださってかまいません。
- みんなの回答 (9)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんばんは。県内で一番県警にマークされている学校に通ってました。参考になれば幸いです。 (1)最初から高校を卒業したら就職する為に勉強に励み、勤怠を気をつける生徒・ただ普通に通う生徒・バイトと女の子をコマす事しか頭に無い生徒・顔も見たこと無い生徒・・・色々な生徒が居て、とりあえず私は楽しく高校生活を送れました。 (2)何を目的として、何の為に励ますのかによると思います。大学進学後、教育実習で母校に戻った時は、(工業高校でしたが、母校に5教科の教生で行ったのは私が初めてでしたので、進学に至った経験談を学校側に話してほしいと依頼されました。)普通に、教育内容が簡単過ぎて、馬鹿にしているのか?と思い、一念発起して大学への進学を決意しました。このまま終わりたくないという思いからでした・・・とお話しました。 (3)どちらかというと、先生方と仲が良かったので、苦労されている感を受けました。両親に問題があったり、離婚されていて苦労されている家庭もあったようです。(うちもそうでした。)正直、進学校よりも、事細かにそれぞれの事例について対応を繊細に行うべきだと思いますし、幸運な事に、カリキュラムが緩いですから、そこを意識すれば、大分ご家庭での考え方を変えて頂く機会を持てると思います。(両者の熱意がある前提ですが。) (4)生徒だった時の立場と、教生で行った時に見た感じではあまり大差が無かったのですが、裏側は見えた気がします。 工業高校では、専門科目の先生は熱意があり熱心でした。(居残りで課題を手伝ってくれたり。納得行くまで教えてくれたり。)5教科の先生は、温度差がかなりはっきりしていました。(熱心な先生と、時間をつぶしている先生にはっきり分かれていました。) 教生になって思ったのは、どうした意識で学力の高くない生徒をみて、指導方針を考えているのかによります。恩師の現国の先生は、私が居た頃から、馬鹿でも熱中するような面白い授業を行っていて、概ね他の生徒も楽しく授業に参加していたと思います。ある数学の先生は、生徒からの問いかけを無視して、ただ授業を進めてました。(耳が少し不自由だったようでもありますが、意欲的ではないようでした。ただ先生なりに、生徒に適応していました。) (5)どのレベルの教育行政かによりますが、文部科学省での話しなら、義務教育の中学生を終えたら、それこそ専門的に勉強したい子だけ高校・大学に進学するようにして、後は、それぞれの職業について専門的に学ぶ方向(マイスター制度)をもう少し強めにした方が、良い人材を輩出しやすいと思います。また、教育に対して、ティーンエイジ(20代遅くても後半位まで)と決め付けないで、勉強の必要性を感じたら誰でも勉強出来るような環境(少しづつ、大学や大学院の社会人への開放が進んでいるようですが、まだハードルが高いと思います。)が必要です。少子高齢化では、より人材が重要になってきます。人が居ないですから、居る人に頼るしか無いですから。 (6)現役から15年過ぎましたが、当時の感覚で宜しければ。 周囲の友人が比較的進学校に通っていたので、教科書を比べて、焦りを覚えました。大学に進学しても、こんな自分がやっていけるか、とてもとても不安でした。でも、1年生終了時の評価は、優と良が半分ずつ、可は1科目だけ、1年間で50単位取れました。 人は環境で変わるんだと思います。置かれている環境や待遇が変われば、やる気が出たり、目標が出たりします。 若い有り余ったパワーを有益に、そしてお子さんの望むように発揮させる事が、周囲の大人の務めだと思います。そして、それは進学校のように、勉強第一の学校より、より多く底辺高でしたっけ?そうした学校は与えられるのではないかと思います。 感想としては、在学中も、教生時も、生徒と先生の意識のベクトルが外れている為、無駄な労力と時間が流れている気がしました。(進学校から赴任してきた先生に相談を受けた事があります。卒業生である私に、”何故この子達はこんなに勉強しないんでしょう?”と。同じ先生について生徒から相談を受けました。”先生、あのオヤジ俺たちの事生ゴミ呼ばわりするんだよ!”といいます。聞いている私は無いも答えようがありませんでした。) 生徒中心で考えない限り、正しい教育、あるべき姿だけを追っているのなら、生徒に学校が取り残されていきます。でも単位は学校が握っているので、仕方なく学校に通っているだけ・・・という図式になります。 進学したいなら、どうすればいいのか。すぐ就職したいなら、どんな武器をこの子達に持たせるか?私の資格は政経でしたが、どうしたらこの子達が今現状に起きている社会情勢に興味を持つか、どうしたら、自分の足と目と頭で情報を吟味出来るかを、その重要性と一緒に、たった2週間でしたが、一生懸命教えたつもりです。 何を目的に授業をしているのか、教科を教える事が目的になっていないか?そう感じる先生も居たことは事実です。(他のクラスの授業中に通りかかった所、教室を出て走り回っている生徒が居ました。怒鳴って戻らせて、暫く観察していましたが、先生はずっと黒板に向かって、気づいているのかどうか・・・。職員室に行った時この話をしたら、照れ笑いで誤魔化されてしまいました。軽くめまいがしたのを思い出します。) 最後に、もう10年も前の事なのであまり参考にならないかもしれませんが、先生方がとても忙しすぎました。その上週5日制・なんの脈略も無くいきなりゆとり教育等、大変現場は混乱、苦難を極めているかと思います。 また、教員をされている方々自体、お子様だと感じる事も多くありました。教育研修より企業研修を重点的に行い、勉学よりも、職業や生活について、普通の認識を持てるようにカリキュラムを考えたほうがいいのではないかと思いました。 尊敬する素晴らしい先生も多数いました。でも、その方達は、恐らく元から素晴らしい人物だったのではないかと思います。 教員を志す人が、しっかり勉強すれば誰でも、しっかりした教員になれるように、多角的な側面のあるカリキュラムの導入が必要かと思いました。 なんだか先生批判になっているようですが、裏を返せば、先生への要求、負担があまりにも多すぎると思います。家庭がするべき事、個人が成長する事まで学校のせいにされている気がしてなりません。 考えれば考える程難しいのですが、私のレベルではこのあたりで限界です。 本日はこの辺で。
その他の回答 (8)
- yourvoice
- ベストアンサー率14% (36/244)
皆さん良識ある方々で、すばらしいですが、私の悪魔の目で答えたいと思います。 (1)何を考えて入ったのだろう。親が行けっていったのかな。世間体とか、高校は卒業させるべきだろうとか。それもあるけど、高校へ行って人との付き合い方とか友達とか、勉強だけではない経験は少なからずあるだろう。だから、底辺校であれそこで頑張ってほしい。でも、そういう所へ行く人はどういう人なのだろうか。。 (2)人生は山あり谷ありだ。自分が何を考えて行動するかが大事だ。今からどう生きていくか考えて、学校生活を送ってください。 (3)温かく見守ってください。そして、時にはぶつかり、様々な愛情をもって接してください。 (4)(5)その学校の方向性、社会においてどういう役割を担うか考え、それに応じた実践的な教育を行ってほしい。社会に出て役に立つような授業を集中的に進めるべきだと思う。 一大学生からでした。それほど悪魔でないかな。。 でも、底辺校の実態がよく分かりません(それなのに回答してしまいましたが。。)ヤンキーの巣窟なのでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 1)職業にもよるが高校を出ないと極めて不利というのが社会の現実でしょう。勉強だけが学校で学ぶことでないというのはその通りで、よい指摘をいただきました。 2)確かに、入学してどうするかが大事ですね。 3)予算が許せば実学重視はいい方向でしょう(そのためのいい教員が確保できるかどうかが成功の鍵という気がします)。 >ヤンキーの巣窟 ヤンキーは若者の流行としては下火と思います(上下関係とか掟とかが嫌なのでは?)。他に問題はないが勉強だけは苦手な人たち、毎日だらだら遊んでいる人たち、生活習慣が定まらずきちんと学校に行かない人たち、大人に意見されるのだけは大嫌いな人たち、真面目だが不器用で何かにつけ他人に遅れをとる人たち、家庭事情で落ち着けないとかアルバイトで食べている人たち、精神的に不調な人たち、その他…さまざまな事情とタイプの人間のごった煮なのではないでしょうか。
前質問に続き、回答させていただきます。 >1)高校の底辺校をどう思いますか →どうも思わない。でも自分の子供には行かせたくない。 >2)底辺校に通う人をどのように励ましますか。 >3)底辺校に通う人の親をどのように励ましますか。 →励まそうとは思わない。自分で選んだわけですから。 >4)底辺校に勤務する教職員をどう思いますか。 →すごく大変だと思う。 >5)教育行政として底辺校にできることは何でしょうか →やはり教育水準の底上げでしょう。最低限基礎的な学力は付けて卒業させないと。義務教育水準です。 >6)実際に在学されている方および保護者の方、勤めておられる方はどのように感じられていますか →該当ではありません。 --------------------------------------------- 私は日本の教育制度ならびに教育水準は高レベルをキープしなくてはならないと考えています。よく言われます通り、わが国は高い教育水準から生み出された「人財」と勤勉さで今の地位を築いたわけです。 受験競争とか生徒を偏差値で輪切りにすることの善し悪しの論議とは別の次元です。 よく「学歴が全てではない」といわれます。実際そうでしょう。ただ現実には高学歴を持っているほうが選択肢は増えますし、経済的にも高い水準の生活が送れる確率が高いことは事実です。 多くの選択肢を次代を担う子供たちに提供するという観点で教育カリキュラムの改善が急務ではないでしょうか。私は半ば詰め込み教育でもいいとさえ考えています。 「知らない」ということは大変な損失です。詰め込みであれ勉強することで、知らなかったことに興味を持ち、それを伸ばすことで才能を磨けるチャンスが生まれることもあるでしょうから。「何をしたいかわからない」などといって、いい年をしてまともに職に就かない人間は減るはずです。 「円周率=3」の教育では日本の将来は?大変憂慮すべき事態です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >自分で選んだわけですから。 不本意入学はおそらく底辺校の当面の大問題で、中退・不登校の発生にもつながりますし、選んだというより「学力が足りなかったからしかたがないでしょう」に近いと思います。中学校時代不登校で(学力はあっても調査書の点が足りないので)やむを得ず、というケースも多いと思います。 >やはり教育水準の底上げでしょう >教育カリキュラムの改善が急務ではないでしょうか。 >私は半ば詰め込み教育でもいいとさえ考えています。 その通りですね。賛成です。問題は実際どうするかなのですが。やる気の無さとか自信喪失状態、基礎学習がそもそもできていない人たちをどうするかです。だから「どのように励ますか」という質問も入れているわけです。
- may-may-jp
- ベストアンサー率26% (324/1203)
1)学力は低くても、さまざまな技能を持った人は必要だと思います。 2)何を励ませばよいのか分かりません。底辺校であっても公立に入れる子は、それなり以上の子ばかりです。勉強する子は勝手に勉強してるし。 3)これも、励ましてどうにかなる問題ではないと思います。自分がシャネルのバッグを買いたいから、子供の学費を滞納している親もいます。こんな親に何を言っても右から左だと思います。 4)なんとも思いませんが、比較的熱血な人が多いような気がします(特に専門の学科がある場合)。卒業後就職できるレベルに指導しないといけないからでしょうか。 5)別に今のままでいいのでは?あえて言うなら、東京都のように高校生に分数や小数の計算から教えることでしょうか。そもそも小学校や中学校の先生は何をしているんだ? 6)該当でないので分かりません。
お礼
ご回答ありがとうございます。社会で必要な人材の条件は学力だけではないということですね。 2)公立の地位が高い地域も多いと思います。 3)こういう、子供の教育のことを軽く考えている人はけっこう、いそうです。 5)現実を直視した政策は歓迎です。世論は冷淡・無関心な気がします。
- mujinkun
- ベストアンサー率16% (336/1986)
留学制度、大学推薦などを上手に利用すれば、超ラッキーなことにもなり得ます。 これらの制度を利用するには校内で相対的に良い成績をとらなければならないので、高レベルの高校に入ってしまうと難関です。 私の知人は学力がなく、いい高校に入れませんでしたが、低偏差値の学校に入って成績がトップクラスになり、のちに有名大学に学校推薦で入りました。 トップクラスになったことで、自然とやる気も出て、実は本当の学力も上がっていきました。 なので大学に入ったあとは困るようなことはありませんでした。 高校の先生は、あまり勉強のできない生徒の中にやる気を持って先生にあたってくる子がいたら、親身になって対応してくれると思いますよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。相対的に良い成績を取れること、それによって自信をつけれられること、さらにはトップクラスの成績をとることで推薦入試を狙えるというメリットがあるということですね。 また、学習指導が親身ということも利点ということですね。
- chocoport
- ベストアンサー率25% (31/120)
(2)底辺校に通う人をどのように励ましますか。 (3)底辺校に通う人の親をどのように励ましますか。 そもそも「励ます」という発想にビックリです。 この場合の「励まし」とは「哀れみ」や「見下し」と同義語ではないですか? そもそも何を「哀れんで」「励ましたい」と思われたのかが不思議です。 勉強以外の特技があるのかもしれませんし、はなはだ失礼な話です。
お礼
ご回答ありがとうございます。この質問は「きれいごと」でない部分にスポットを当てようとする意図があります。したがって、失礼と感じられたご意見はそのまま受け止めます。 >何を「哀れんで」 哀れむという意図はありませんが、何を励ますのかは、ごまかしても無意味ですからはっきり書きます。「入試(調査書等も含む)で測定されるような学力が低いことに対して」です。
- 2531kbps
- ベストアンサー率13% (183/1333)
(1) ランキングなんて1つの切り口だけではなんとも言えない。 大学同期の連中で、底辺校卒業だったけど、やたら溶接が上手かったり短時間で綺麗な製図を書ける人を知ってます。 私はそんなのやったことなかったので下手でした。ペーパーテストでは分からないことがあるものだと思いました。 全体的な傾向としては、底辺校 → 荒っぽいということは言えそうです。 これはそれが悪いことではなく、先ほどの溶接できる人が社会に必要だと言うことです。
お礼
ご回答ありがとうございます。世の中に必要な能力としてはペーパーテストで測られる能力だけではなく、いろいろなタイプの技能が必要であるということですね。
1)まず単純にどう思うかでいうとどうも思いません。 というもの、どうしても人をテストの点ではかると、上から順位がついてしまいますから、そういう意味での一番下ってだけですよね。 もしくは学校が農業や林業に力を入れている(私の住んでる所にあります)学校だと、どうしても本業の学力ではレベルが下がります。そうなると底辺校って言われてしまいます 2、3)励ますことはしません。そもそも目的意識だと思いますから、満足していないのであれば入る前に励ましていると思います。 4)これも何とも思いません。教職員は自分で学校を選べないと言うこともあります。もしくはその特色した事を教えたいのかも知れません。 5)全てを一色に染めようとしすぎなので、もっと色んな授業を増やせばいいと思います。産業、農業、林業、漁業等々 6)どちらもないので分かりません^^; 別の質問の方を見させていただいて、私なりに偏差値いわいるテストの点数でのランク付けだという結論を持って、質問に答えさせていただきました。 もしこれが不良などの子が多い、いわゆる最初から問題のある学校のことを指しているならば、また別の回答になると思います
お礼
ご回答ありがとうございます。 頂点・底辺といっているのはおっしゃる通り入試のランクの意味です。生徒の問題行動が多いかどうかは学校次第だと思います。 5)自治体によっては力を入れているようですね。ただ、お金はすごくかかるみたいです(教員や設備)。
- Gungnir
- ベストアンサー率17% (110/612)
(1)高校の底辺校をどう思いますか。 どうも思わない。 強いて言うなら不良臭い奴が多そうなイメージはある。 (2)底辺校に通う人をどのように励ましますか。 励ますつもりはない。 むしろ失礼な気がする。 (3)底辺校に通う人の親をどのように励ましますか。 やはり励ますつもりはない。 同様に人によっては気を悪くするだろう。 (4)底辺校に勤務する教職員をどう思いますか。 苦労が絶えないだろうな。 (5)教育行政として底辺校にできることは何でしょうか。 通常の他校と同じ政策以外には何もない。 学校自体が自発的に改善しようとしない限り何も変わらないだろう。 (6)関係者ではないので無回答
お礼
ご回答ありがとうございます。かえって失礼になるから励まさないほうがよいというご意見ですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。ご経験に基づき詳細に回答してくださって感謝します。 (1)背景と状況がさまざまな人の集まりだという点はしっかり押さえておきたいと思います。 (2)学校にとって、回答者様を生徒が手本にしてほしいという気持ちがあったでしょう。「なぜやる気を出す人とそうでない人に分かれるのか。」が大問題になっているのだと思います。 (3)家庭によっては大変な例もあると思います。学校がどこまで家庭に踏み込めるのかという問題はありますが、繊細な対応が必要というのはまさにおっしゃる通りと思います。 (4)生徒にどう対応していくかで、二手に分かれてしまうということですね。 (5)職業に応じた教育や、あとで再び学べる制度が必要ということですね。具体的な提案ありがとうございます。 (6)学校のあり方(建前の部分)と生徒の方向がずれてしまっているということでしょうか。「生徒中心で考えない限り、正しい教育、あるべき姿だけを追っているのなら、生徒に学校が取り残されていきます。」明確なご指摘と思います。教員自身の社会性や、学校が負うべき仕事の問題も、重要な点と感じました。