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老人施設訪問ペットは無菌ですか?
ボランティアなどがペットを慰問目的で老人ホームなどに 連れていくことがあるそうですが、その時のペットは、 人に感染するパスツレラなどの菌はどうしていますか? 消毒してから連れていくんでしょうか? といっても、口腔内など殺菌は難しそうですが。 もしかして、出生時から無菌にコントロールされたペットが いるんでしょうか? それとも大して気にしていないとか・・・?
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こんにちは。 そうですね、SPFとか無菌というのは、しかるべき環境で飼育して始めて得られるものです。普通の空間にはそれこそあらゆる雑菌が存在しているわけですから、通常の空間にいるあらゆる生き物はそうした微生物に常に暴露されています。そうした意味では、私も、貴方の体にも、そして訪問を受ける方々の体にもそうした微生物は常に降り注いでいます。 また、一般家庭で良好な管理のもとに、清潔に飼育されているペットには、人間に感染して悪さをするような菌をもっていることはほとんどありません(ネコの口腔内のパスツレラは例外と言うべきでしょうか、咬傷さえ起こらなければ問題はありません)。ただし、抵抗力が弱っている方の場合、健康であれば何でもないような通常存在する雑菌が悪さをすることがあります。犬や猫の口腔内には、特別病原性が強くはなくても、そうした雑菌が多く棲んでいることは確かです。従って、いずれにしろ、しかるべき対応はなされるべきでしょう。 また、貴方のアイデアへの反論として、動物福祉の観点から言えば、訪問ボランティアのためだけに、無菌施設のような場所で、著しく生活空間を制限され、犬や猫としての幸せを取り上げられた状態で飼育される動物の苦痛というものを一切考慮していない点が挙げられます。人間本意でなく、こうしたことにも考えをいたすべきだというのが私の意見です。
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- narabow
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老人ホームへペットを連れて行くボランティアをしています。 私の所属しているところは、獣医さんにチェックしてもらった上で 毎月検便(半年に一回は検査機関に送っての詳細なもの)をし、 ボランティアの当日にシャンプーをして連れてゆきます。 なでてもらったりすることもありますが、顔を舐めさせるのは厳禁です。 また、受け入れる側の老人ホームでも、お年寄りがペットと触れ合える状態か よくチェックしていて、健康状態のよい人だけに出席してもらっています。 今のところ、感染したなどのトラブルはないそうですが、これからも 気をつけてボランティアをしていきたいと思っています。 無表情だった人がペットを見て笑顔を見せられたり、体が不自由なのに 撫でたい一心で手を伸ばしたりしている姿を見ると本当に嬉しいです。
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ご回答ありがとうございます。 「これで大丈夫」というような対策はなかなかないみたいですね。
こんにちは。獣医です。 無菌であるはずがありません。普通の動物よりは清潔に気を遣っているでしょうけれど、ごく普通の雑菌は保有しています。また、ネコであれば一般のネコと同じ比率で口腔内にパスツレラを保有しているでしょう。こうした動物は、多くの場合、一般家庭で飼育されているボランティアです。 実験動物などでは無菌環境で飼育されているものもあるでしょうが、一般空間の空気に触れた瞬間に、もうその動物は無菌ではありません。ですから、現実的に不可能です。 基本的には噛まれたりひっかかれたりしない限りは、通常通りの手洗いで十分でしょう。また、もし訪問を受ける側に免疫機能などの問題がある場合は、当然、動物に触れるようなことは避けるべきです。これは動物側の問題ではなく、患者、施設、病院、医師側の衛生管理の問題です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 実験動物や肉畜では、無菌やそれに近いSPFなどあるそうですが、やっぱり違うんですか。 無菌施設を出したとたん、人に感染する菌に汚染される可能性があるんでしょうか? そうした菌を持たないまま維持する事は無理ですか? 抵抗力の弱いお年寄りなどは、ペット訪問でも抱いたり撫でたり出来ないんですね。すごく残念だろうと思います。
お礼
再度のご回答ありがとうございます。 人間が他の動物をどこまで利用してよいのか? といった問題は、人により意見は大きく違うと思いますが、実際の現状では、人間の生活は動物のある程度の犠牲の上に成り立っています。 食用の家畜はもちろん、実験用に無菌飼育されている動物もゴマンといます。獣医さんであれば、勉強中にそういった実験動物にお世話になったこともあるのでは? 食用や研究・教育用、愛玩用等には動物の犠牲が許されても、老人福祉にはダメというのは、なかなか一般には受け入れられない主張でしょう。